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StarFes.2013

都市型野外フェスティバル「StarFes.2013」が、3月23日(土)に東扇島東公園特設会場(神奈川県川崎市)にて開催された。

国内外のダンスミュージックアクトや、ヒップホップユニット、ロックバンドまで多彩なラインナップが集結し、メインステージの「Star Stage」、セカンドステージの「Star Floor」、テント型の「Star JAM」の3つのステージに分かれて、オープンからラストまで熱いパフォーマンスが繰り広げられた。

「Star Stage」は、昨年同様に大掛かりなステージが設営されており、まさにメインステージといった見栄え。そんな「Star Stage」には、日本のミクスチャーバンドの代表格BACK DROP BOMBや、SUGIZOといったロック系アウトが開演早々からフロアを沸かせていた。
中盤には、ジャズ、クロスオーバーシーンの最高峰ともいえるJAZZANOVAがDJセットを披露。なんとも心地よいクロスオーバーなサウンドは野外ならではの気持ちよさを倍増させてくれた。
その後も、スチャダラパー、電気グルーヴ、THE ORBといった本日のメインアクトが立て続けに登場し、観客は大興奮。さすがにこの時間帯はほとんどの来場者が「Star Stage」に押し寄せ、彼らのパフォーマンスに熱狂していた。

一方、ダンスミュージック寄りのDJが集結していた「Star Floor」では、国内外を代表するDJが次々と登場しオープンからラストまでノンストップでダンスミュージックが楽しめた。とくに、中盤から後半にかけてのOCTAVE ONE、Mark Farina、Theo Parrishの並びはさすがに盛り上がった。デトロイトテクノ、西海岸ハウス、そして漆黒のグルーヴをブレンドしたディスコ、ハウスなどこの日は久しぶりにUSサウンドが存分に堪能できた。

「Star JAM」では、DEXPISTOLS、80KIDZ、川辺ヒロシ、HIFANA、AFRAといった日本を代表する豪華面々が出演するとあって、入場制限がかかる場面も見られた。ライブアクトが中心だったがDJでもパフォーマンス色が強く、見ているだけで盛り上がってしまう。そして、雰囲気もよく野外のフロアとはひと味違った一体感が出ていた。

その他、充実したフードコートや、DJプレイが楽しめる喫煙所の「Star Lounge」、喫煙しながらメインステージのパフォーマンスを楽しめる「Smoking Hills」などが設置されており、ステージ以外にも楽しめる工夫が沢山見られた。
昨年同様に今年も大成功をおさめた「StarFes.2013」。今年は動員7000人という規模にもかかわらず、会場スペースが広かったためストレスなく楽しめた。来年の開催にも期待したい。