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ESCAPE presents AME JAPAN TOUR 2013

 2005年に発表された「REJ」の世界的ヒットによって、ここ日本でも人気となったAMEの片割れKristian Beyerの来日公演が4月5日(金)にPioneerのサポートのもと西麻布"eleven"で行われたので行ってきました。

この日は、Kristian Beyer(AME)の他にも、メインはSatoshi Otsukiがフロントマンを担当。ラウンジは、5月5日に晴海埠頭で開催が予定されているRAINBOW DISCO CLUBがプロデュースしFORCE OF NATURE、CHIDA(ene)、WALKERS(Kon/Sin/Kiccho)の3組みがラインナップされており、メイン、ラウンジとも音楽的にじっくり楽しめる面々が揃っていました。

メインフロアーでは、特別にブース内に定点カメラが設置され、ミキサーやCDJとDJの手元がばっちり写され、横のバーに投影されてました。それを見ながら、KristianはUSBを使ってるんだとか、あまりエフェクトは使わないんだとか、ミックスする時のEQのバランスだったりとか、DJの心得がある人であれば、ついつい見入ってしまう嬉しい仕掛けでした。また、バーにはPioneerの鏡面仕上げのPlatinum Editionセットが展示されており、これを全部揃えたら車買えちゃうなとドキドキしてました(笑)。

夜が深まるにつれ、メインフロアーに人が集まりだしてくるのですが、さすが現場経験豊富なSatoshi Otsuki。オーディエンスのテンションを上げるか上げないかの際どいラインでキープし、主役のKristianにバトンパス。ちょうど時間的にもピークタイムということもあり、序盤はテッキーな質感で印象的なメロディーのトラックをどんどん重ねてきます。おそらくKristianは、音色で遊ぶタイプなんじゃないかと思いました。途中インディーロックなども経由するなど、その飽きない選曲センスで楽しませてくれました。

今回は、Kristian Beyerでしたが、4月27日には、AIRにAMEの片割れFrank Wiedemannが登場しました。そして5月5日にRainbow Disco Clubには、"INNERVISIONS"のレーベルメイトであるDixon登場と、 春風のようにAme/INNERVISIONSのサウンドが、ここ日本を吹き抜けます。こちらもお楽しみに!


Text : yanma (clubberia)