REPORTS
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20-24 JUNE 2001: TOKOTO REPORT

トコトより:レポートを始める前に、まずは僕の生い立ちについて触れておきたいと思います。フランスのもっとも有名なプロデューサー、監督の父PIERRE GRIMBLATの息子として、育った僕は、常に偉大な父と比べられ時としてそのプレッシャーにふさぎ込む事もありました。なぜなら、父は多くの男が憧れる全ての夢を実現させていたから…。6年近く父の元を離れ、日本で過ごす事を選択した僕は、今回久々に父のいる映画界、そしてジェットセットの人々の中に再び足を踏み入れた訳です。父の1968年の映画『SLOGAN』はカルト的な人気を誇り、ドラマやテレビなどのプロデュースで活躍した後、今回の作品『LISA』を26年ぶりに監督しました。今回のフランス映画祭横浜2001で上映された『LISA』や父ににまつわる人々、僕がこの映画祭で出会った人達を、僕の目から見た視点でレポートしてみました。来年は、更に充実したレポートが出来る事でしょう。そして、父のファンでもあり今回の写真提供に協力して頂いたMAKOTO OHARAさんに感謝の意を表したいと思います。有難うございました。