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今年こそは参加したい! 見逃せない初夏のインターナショナルフェスティバル(6月編)

 日本国内でも野外イベントが徐々に開催され、いよいよ本格的な夏フェスシーズンが到来! 今回は6月に海外で行われるテクノ/ハウス系の海外フェスをセレクト、ぜひ参考にしてみてください。
 
 
Sonar 2018(バルセロナ・スペイン)

6月14日〜16日
https://sonar.es/en/2018

 地中海性気候に属し、一年を通して温暖なバルセロナの太陽を浴びながら、最先端のエレクトロニックミュージック、クリエイティブなテクノロジーとアートを体験出来る都市型フェスSonar Festival。
 25周年を迎える今年は、ドイツを代表するエレクトロニカのアーティストAlva Noteと、 教授ことRyuichi Sakamotoのユニット"Two"がトリを飾るほか、Thom Yorke、Gorillaz、Diplo、LCD Soundsystem、Bonobo、Laurent Garnier、Ben Klock & Dj Nobuを筆頭に錚々たるメンツが登場。その中には日本からもCorneliusやKōji MorimotoにYuzo Koshiro x Motohiro Kawashimaが名を連ねている。プログラムは日中に開催されるSónar Dayと、夜に行われるSónar Nightに分かれている。
 また、日中には「クリエイティヴィティ、テクノロジー、ビジネス」をコンセプトにしたクリエイター注目のカンファレンスや展示ブースが好評のSónar+Dも見逃せない。そして今年も3人のミシュランスターシェフの料理が、Gastronomic エリアで楽しめるようだ。Sonar期間中はアンオフィシャルのイベントも目白押しなので、ヨーロッパ有数のこの都市で踊り尽くしみてはどうであろうか。

 
Secret Solstice(レイキャヴィーク・アイスランド)

6月21日〜24日
http://secretsolstice.is/

 ビョーク、オーロラ、温泉で有名なアイスランドの首都レイキャヴィークで2014年からスタートし、白夜の中で行われるフェスティバルSecret Solstice。
 この世界最北に位置する首都で行われるフェスのラインナップには、世界的なスラッシュメタルバンドSlayerを始め、UKを代表するグライムMCのStormzy、UKエレクトロニックポップグループClean Bandit、EDMシーンの人気アクトSteve Aoki、アメリカ・デトロイトのテクノ/ハウスシーンで育ったグループVisionquestからRyan Crosson、Shaun Reeves、そして世界中を虜にするルーマニアのミニマルシーンからは、レーベル [a:rpia:r] の3人Rhadoo、Petre Inspirescu、Rareshが揃い踏みと幅広いジャンルの中からセレクトされている。もちろん地元アイスランドからもKOMPAKTからのリリースでおなじみGus Gusを始め多数のアーティストが登場する。
 また、レイキャヴィークの温泉や観光名所も楽しめるパッケージチケットも用意されているので、梅雨の蒸し暑い日本を離れたい方にはオススメです!
 
 
 

Strange Sounds From Beyond(アムステルダム・オランダ)

6月23日〜24日
http://strangesoundsfrombeyond.com/festival/

  2016年にスタートしたフェスティバル。会場はアムステルダムのパーティーメッカである造船所跡地の「NDSM」。
 この「Strange Sounds From Beyond」はフェスティバル開催のみならず、ウェブマガジン、ラジオ番組、レーベルなどと幅広い活動を行っている音楽プラットフォームの名前だ。名前に含まれる「Strange Sounds(奇妙な音)」には「ある人にとっては奇妙に感じられるかもしれないが、聴く人が聴けばそんなことはない音楽」という意図がこめられており、新しいサウンド、もっと評価されてしかるべきアーティストを取り上げるというコンセプトを持っている。
 ラインナップには、アムステルダムのレコードショップ/レーベルのRush Hourのアーティストが多数出演。レーベルオーナーのAntalを始め、世界を飛び回るHuneeやYoung Marcoらも登場する。そのほかの出演者には、ジャズアルトサックス奏者Cannonball Adderleyに見出された南アフリカを代表する女性ジャズシンガーLetta Mbulu、ディスコ/ソウルの巨人Leroy Burgess、前衛的な音を聴かせるジャマイカのダンスホールデュオEquiknoxx、アフリカン・ミュージックを取り入れた独自のゲットーサウンドを進化させてきたポルトガルのDJ Marfox、Morphosis名義で日本のLabyrinthなどにも出演してきたレバノン出身のRabih Beaini、デトロイトのエレクトロユニットDopplereffekt、スペインの女性インダストリアル/EBMプロデューサーJASSSなど。
 新しい音楽を紹介することに力を入れているフェスティバルだけに、これまで知らなかったアーティストを聴いてみるのも面白いだろう。