EVENTS
>

Hirake Goma

『脱力感と高揚感が同居するダウンテンポの応酬、空想に浮かぶ広大な砂漠とシルクロードへの浪漫飛行』

カナダの一大都市、モントリオールのワールドミュージックレーベル〈Cosmovision Records〉よりDon Mescal、Caterina Infinity、ドイツの〈Urban Cosmonaut Radio〉よりBurnTaleが初来日。ダウンテンポ、スローテクノ、チルレイヴ、インディーダンスを中心にリリースを続けるインディペンデントレーベル〈Cosmovision Records〉が2022年にリリースしたコンピレーションアルバム「Animals of The Earth vol.2」には、共演する〈SABI〉主宰、〈HOLE AND HOLLAND〉に所属する国内有数のプロデューサーMamazuも参加している。共通する関心事であるラテン音楽やトライバルミュージックは、ノスタルジアを惹起させる遥か遠くの記憶をわずかに残しながらも、彼らの手によってモダンに仕上げられ、懐かしさと新鮮味が共存するスタイリッシュな音楽へと生まれ変わる。〈Cosmovision Records〉からは、フォークトロニカ、ラバダブ、ジャングル、トライバルなど、無数の要素が織りなす、多ジャンルにまたがるレイヤリングで多文化主義的なグルーヴを紡ぐDon Mescalと、インディー・ダンス、プログレッシブ・ハウス、ダウンテンポと、進歩と淀みが並行する独特なプレイスタイルで場所や規模を限定することなく数々の人をダンスの渦に巻き込んできたCaterina Infinityに加えて、オーガニックリズムレーベル〈Urban Cosmonaut Radio〉より、色鮮やかなパーカッシブサウンドとエスニックサウンドをシームレスに融合させるBurnTaleが参加し、次回開催の可能性はほぼゼロに等しい奇跡のラインナップを、Mamazuと〈Seeds And Ground〉主宰のKaoru Inoueがサポートする。Chari Chari名義でのダンサブルなリリースや、ポルトガルの〈Groovement〉からのエレクトロニック~アンビエントなリリースなど数々のダンスチューンを生み出してきたKaoru Inoueと、数々の著名アーティストにプレイされる楽曲制作力と有機的なプレイで国内にもファンが多く点在するMamazuの2人による強力なサポート無しでは、今回の幻想的な空間の実現はできなかっただろう。
脱力感と高揚感が同居するダウンテンポの応酬。異文化や芸術や宇宙。彼らが重要視する可視化できない超現実が生み出す音楽と、芳醇なラテンミュージックとワールドミュージックが織り重なる壮大で散文的なミュージックリラクサーは、空想に浮かぶ広大な砂漠とシルクロードを想起させ、我々をたちまち浪漫飛行へと誘う。

Open 10PM
¥2000 Door