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Terra Incognita feat. Bruce and DjRUM

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『ブロークンビーツと重低音による近未来サウンド』

Terra Incognitaが未開の領域を目指して再び旅に出るときがやってきた。今回も世界から選りすぐりの精鋭たちがサウンド探訪に臨む。
まずはBruce。イギリスの人気レーベル”Livity Sound”と”Hessle Audio”からリリースした初期作品でにわかに話題となったプロデューサーだ。さまざまな実験的要素を取り入れて刺激的なサウンドシステム・ミュージックの新潮流を巻き起こしている新世代の代表格。作品同様に先進的なDJセットでは、轟く重低音、いびつなマシンリズム、けたたましいドローン、冷ややかなサウンドデザインといった多数な要素がしなやかに飛び交う。大胆に展開するセットでありながら、そこには一貫したストーリー性があり、予測不可能でありながら、強く惹きこまれる魅力がある。
ブリストルを拠点にするBruceに対し、ロンドンで独自のダブステップ/ガラージサウンドを展開してきたのがDjRUMだ。2010年のデビュー以来、ブレることのない完成されたサウンドを武器に突出した存在感を示してきた。ドラム&ベースからダウンテンポにいたるまで幅広いテンポで紡がれるトラックには、複雑に絡み合うリズムと瞑想的な雰囲気によって幻想世界を描き出し、洗練された知的な印象を携えていながら、ここ一番で強烈な重低音を聞かせてくれる技巧派だ。
そのふたりの前にStudio Xフロアで旅の準備を整えるのは、Akiram Enだ。国内はもとより、ドイツのNachtdigitalやオランダのRed Light Radioへの出演でも自身の腕前を証明してきた目下注目株のDJには、持ち前のジャンル横断型の多様な選曲で、ディープなサウンド探訪の一夜に相応しい空間を演出してくれることに期待したい。
Contactフロアをナビゲートするのは、ハウスフリークスを公言するCYKだ。都内で熱量の高いパーティーを仕掛けてきたDJコレクティヴが今回フィーチャーするのはNikolajevとLinda LazarovによるB2Bセット。密室的なアシッド作品で知られるエストニア人DJのNikolajevと、モダンに解釈したニューウェーブ・スタイルでDJセットを構築するLinda Lazarovのふたりがどんな化学反応を起こすのか気になるところだ。