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Ibiza Through RAHA’s Eyes - vol.75:上海Elevator - micro/waveでのギグ


6/2(金)

みなさんお元気ですか?僕は先々週からヨーロッパに来ています。Sonar、そして今はIbizaに滞在しています。去年は4, 5月はBerlin, Romania, Moscowと色々動いたけど、2、3回目の6, 7、そして9, 10月はもうずっと島に住んでいたい気分でここイビサに2回合計してちょうど3ヶ月居て他に動かなかったので、今年は逆にイビサをいつもよりもグッと短くして他のところを旅行したいなと考えています。今年は去年9月のあの耳のケガがまだ治り切っていなかったので、春先の4, 5月の旅は自重して行かなかったのもあるし。4年続いてたSunwavesも今年は行けなかったしな。。と言っても今回のイビサにも2週間半は居るけど、今回は20回目近くになるイビサで今までで2番目の短さですw ここではほぼ毎日色んなところのビーチに行く生活です。パーティーには、先週は結局4回も行かざるを得なかったけど、少し遠ざかってリラックスしたい気分で時間があるので、今この合間を縫ってこのページの更新を一気にしておきたいと思います。

clubberiaも今月リニューアルしましたね。僕は今現在、ここまで3つの取り上げたいトピックがあるので、今回はそれぞれを手短に簡潔にまとめて一つずつアップしていきたいと思います。だからいつもみたいに長くないので安心して読んで下さいw



6月の2~4日に上海に行って来ました。2004年に、当時渋谷のLa Fabriqueでやってた『Boogie Nights』という自分のパーティーを、レジデントDJ全員&ダンサーと、7人ほど丸ごとInviteしてもらって香港に行った事はあったけど、中国本土と言うかそれ以外に行った事はなかったので、中国これがほぼ初めてに近いようなもの。

今回は、上海のElevatorと言う、まあ僕らのような音では一番ぐらいにいいのではと思われるClubに呼んで頂きDJして来ました。僕も大変仲のいいSedeeのSebastianやDavid Nicolasの仲間の一人が、ドイツのマンハイムから上海に移り住み現地で始めた『micro/wave』というパーティーで、音的にもとてもしっかりしている人たちです。こんな感じ。

「Micro Wave is a quite new concept and we wanna introduce micro sound and romanian stuff to music lovers out there.」

11月にはこの日本からTakashi Himeokaが、そして4月には今ヨーロッパのシーンでこのわずか1, 2年にして一気に台頭したSedeeがゲストとして招かれて共に非常にいいパーティーとなったようです。
実は去年の11月から、もう1月にはbookしたいってオファーをもらってたんだけど、ご存知のようにまだ僕自身の耳の具合が全く良くなかったので待っていてもらっていました。そして春の旅行は断念したけど、自分の体調とも相談し大丈夫だと判断し6月からはいずれにしてももうヨーロッパに行こうと決めていたので、今回そのヨーロッパ行きの前のこのタイミングでの上海行きを決断しました。彼らのパーティースケジュールともうまく噛み合ってよかった。

と言うわけで、2泊3日での上海です。




行く前に、エクスクルーシブで彼らのウェブサイトに新しいMixを提供しました。是非聞いてみて下さい。

micro/wave 004 - RAHA
https://soundcloud.com/


が、ここで行く前に、ElevatorでのこのパーティーではミキサーはRANEのロータリーが常設というのが耳に入り、ひと思案。これまでMP2016とかでDJしっかりやる機会がほぼなかったので、これはちゃんと準備して行こうと。海外で当たり前にギャラもらって呼んでもらうのに、使用機材の面でも、そこでいつものプレイをできる自分の中での可能な準備もろくにしていかないのは自分的には当たり前だけど有り得ない。そういう人もいるようだけれども。そこで自分でこれをレンタルし、可能な限りいじり倒して行こうという事になった。さらにそこで、2年間『welcometomyroom』をやってきているEN-SOFが、自分のやる日の火曜(今この日になってます)のみならず空いていた前日の月曜も店を開放して好きにやらせてくれるとの実にありがたい申し出を頂き、2日間じっくり準備する事ができた。月曜日セッティング後朝まで8時間、火曜日5時間の計13時間。これは本当に大きかった。EN-SOFには本当に感謝です。

またこの2日間、店と共にミキサーをなんとか僕がやり易いように色々工夫して設置してくれた音響の松田クンにも本当に感謝します。彼はこの翌週Sankeyでの『Beat In Me feat. Dubtil』でもPAを担当してもらいました。




さて、そんなふうに仲間達のサポートも受けた後に、金曜日上海に出発です。


が、成田でのチェックイン時になんと一つ大問題が。フライトチケットの名前が、苗字・名前が逆になっていた。。これはあっちのミスだけど、自分も初歩的過ぎるミス。自分がアーティスト呼ぶ時はこう言ったミスはした事ないけど、逆に自分のチケットの名前の確認が不十分だった。カウンターのお姉さん、中国まで乗ってもらう事はできるけど、向こうに着いてからもしかしたら入国させてもらえないかもしれない、と。それかさらに入る事はうまくできても、帰国のチェックインの際はもっとハードルが高くなって、新たにチケットを買わされる可能性がありますよ、と。結構ここの名前の上下が逆になっちゃってる人が中国便に関しては多いらしく、時々ホントにこのチケットでは入国できないもしくは出国の際乗せてもらえないという事が起きてるらしい。なので、向こうに連絡してできたらチケットの名前を変更する手続き取ってみて下さい、と言われる。
これはまずい。。向こうのオーガナイザーチームに連絡取って対応聞く。しばらくして返事で、朝だったので時間ギリギリまで待って旅行代理店に電話して確認したけど、なんと、「まず大丈夫ですよ、そのまま来ちゃって下さい」って。結局名前の変更もせずにそのままのチケットで機内へ。大丈夫なのだろうか?w

今回もちろん初めて乗ったこの「中国東方航空/China Eastern」、思いの外すごくよかった。変なヨーロッパ便なんかよりもよっぽどよい。


上海までは4時間のフライトだった。耳のケガ後、帰国便を除いては初めての飛行機だったのでどうかなと思ったが、意外にも全く問題なくて嬉しかった。
入国、全然大丈夫だった。全く。よかった。レコードも無事出て来てバッチリ。空港には今回自分を招待してくれたThomasが迎えに来てくれててタクシーでホテルへ。
市内までは1時間弱。上海こんなに大きな都市だとは知らなかった。すごい。今まで、東京よりも大きく広範囲なメトロポリスはそうないものだと思っていたが、この上海も範囲がメチャクチャ広い。そして人口も。上海の人口は2,400万人だって。東京よりも1,000万人以上多い。市内エリア?に入ると段々様子が変わって来た。マンションの感じとかすごいな。ものすごい数の人が住んでるのを実感させられる。


ニュースなんかでよく聞いてた大気の汚染は、今回のこの現在の上海においてはあまり感じられなかった。

ホテル入ってここ中国ではFB, TWなどができないの知る。ホテルは部屋、すごくよかった。いい感じ。


一人になり少し付近をチェック。中国のコンビニ。


でもダントツに多いのはFamily Mart


品揃えは


ここらへんは日本とそんな変わらない。


夜はパーティーの別のレジデントのLeon C.がバイクで迎えに来てくれ街に連れ出してくれた。電動バイク。電気みんな点けてない。信号無視当たり前で警察居ても関係ない。でも意外と安全。韓国みたくも運転粗くない。上海はすごい大都市だ。東京よりも多い人口、広い地域、すごい。


上海全部がどうなのか分からないが、俺が連れて行かれるところは当然きれいなところでヨーロッパ人もすごく多い。中国人の人達もお洒落な人達が目に付く。


これは夜になると青くなる高速道路


雰囲気のいい道とかもあった。こういう道はむしろヨーロッパぽさも感じる。


道には屋台が出てたりもする。


今回プレイするElevatorの一角。超中心で、非常に人が交わっているポイント。


近くのcafeでお茶して、シーンの事いっぱい話した。話しは尽きなかった。
Elevatorへ行ってみる。いいハコだ。造りや内装が、BucharestのEdenの中に感じ似てる。細長いところとか赤い感じとか。造りもライトもすごくいい。ソファの感じとか、なんと言うか大昔のカッコ良かった時代の六本木のディスコみたいな雰囲気があってなんかすごく良かった。造りの空間的に女の子をナンパしやすい感じと言うかww
やってたDJの人も悪くなかった。テクノかけてた。途中から女の子に。客層も悪くない。女の子とかすごくいい感じ。いっぱい踊ってる。明日が楽しみだ。オーナーのSam紹介される。共同オーナーも。いっぱい話した。彼が2000年に東京で新宿リキッドで初めて回したとき、相手がIshino Takkyuで、Grandmaster Flashを超速くかけてたって。他に日本人のここでパーティーやってる人声かけてきてくれた。
1時くらいに出て帰る。




翌日土曜日。
ここ中国では政府の規制でFacebook, Twitterなどが見れないようになっている。でも、それをかいくぐって見れるようにできるアプリはあると言うので、それ入れてもらって見ていた。パーティーに来る中でも感度の高い人達はそういったアプリ使ってFBとか見てるけど、普通の人は使ってない。代わりに若者全員が使ってるのがWeChatと言うSNS。これで彼らの世の中が回っている。でも考えると、これは完全に中国の中でだけの世界。これで逆に成立してしまっていて、みんな幸せにできているのだから、国の操作ってホント怖いなあ、とつくづく見てて思った。ちなみにこのFBとかが見れるアプリ入れてもらってからか分からないけど、日本帰って来てからFB, PayPalがアカウント乗っ取られ、共に勝手に支払いとかされていて大きな被害に遭いかけた(連絡して払い無効にしてもらえた)ので、みんなにも一言注意しておきます。このアプリを上海でダウンロードした以外には他に原因は全くないので。ちなみにその後全アカウントのパスワード等変えたので、以後は多分大丈夫。でもこれが今回の渡欧の超直前だったので、特にカード関係はホント大変だった。


オープン前にElevatorへ。サウンドチェック。やり易い。いい店だ。ブースの中も。RANEミキサーもモニターボタンが付いてて更にやり易い。
3人で軽めのdinnerを済ませ、さあ、いよいよパーティーへ。

店の入口。今夜のパーティーのポスターが貼ってある。


なんと12時前の早い時間には、フロアーの邪魔にならないように卓球台が置いてある。


人ずっと全く居ない。ダメなのか。。12時半過ぎてもガラガラでちょっと外の空気吸いに出る。出ると、何組かのカップル声かけられる。Soundcloud聞いて来てくれた人もいる。頑張ろう。
1時過ぎ中に戻ると、この20分の間に急にフロアー半分以上埋まってた。いきなりもう全然いい感じでこれでももう大丈夫なぐらいになっててよかった。いい感じ。ナイスバイブス。

ブースから


2時交代。前のLeon C.が結構上げてたが、最後は落としてくれた。deepに落ち着いて入ったがみんな付いてきて踊ってくれた。いいお客さんだった。途中から、なんかものすごくいいリアクションになった。オーナーのSamが何度もブースに最高だと言いに来てくれた。かなり反応はよかったようだ。5時までしっかりロックできた。Leonがb2bやっていいかと聞いてきて、そこからは交代でやる。RANEのミキサーもなんとか大丈夫だった。SamもDJ達もすごく喜んでくれてよかった。大きな責任を果たした。これでヨーロッパのSedeeらにもいい報告ができる。


後半、Rainbow Disco Club主宰で現在はこの上海に住んでいるCarlosも来てくれた。嬉しい。


6時終了。いいツアーだった。しっかりロックできて一安心。
無事終わって外のお好み焼きみたいなの買って食べながら帰る。




翌日。帰りはゆっくりして夕方の便。チェックイン、無事に大丈夫だった。やっぱpriorityってのもあってスムースだ。このGold Card、本当に手放せない。Loungeでの食事が今まで一番ぐらいに充実してたな。でもネットがでもここでもあんまダメ。中国ネットは使えないなあ。
VIP Loungeの受付で自分のフライトが20分delayと聞く。余裕でやってたが、念のため早く向かう。そしてGate着いたら、、なんとno delay。危なかった。全く。。

今回、上海すごくいいところだったけど、泊まったホテルの裏にはこんな風景もあった。陽の当たらない裏の方に行ったらまた全然違うんだろうな、と思う。貧困の差がすごく大きそう。また上海は特別なんだろうし。他の普通の都市とかは全く違う感じなんだろうなと思う。また中国来る機会があったら、時間があったらいいところだけじゃなくて色んな部分を見てみたいなと思った。


今回、自分を呼んでくれたこのmicro/waveクルー、本当にありがとう。すごく楽しいギグでした。上海のシーンが更に発展しますように!また会いましょう!

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