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Robert de Boron

違いはたくさんあります。が、1stアルバム「Diaspora」では無かったものが、意識的に加わりましたね。やはり1stから得たリスナーのレスポンスは大きかった。ただの哀愁や刹那ではなく、日本人ならではの哀愁や刹那、愛、優しさを「Mellow Candle」には含めれたと思います。 1stであった複雑なメロディのレイヤーは影を潜めています。ヒップホップのトラック的美学は削ぎ落としもある。今回、僕なりのイメージで、削ぎ落としができたと思っています。それと、ビートもかなりイメージチェンジした曲が多いいですね。ビートの土臭さは、僕なりに追求した暖かい音の形が出せたと思っています。 特に?みな特にです。切ないトラックを哀愁深く味わいあるように聞いてもらうには、暖かいボーカルが常に必要とされました。温度で言うと、「切ない曲」は、12度くらい。そこに乗るボーカルが暖かく28度くらいだと、1番いい哀愁感が出るんですよ。
いろんなエピソードはありますが、そういう全体を見る力、加えたアーティストによって変化する曲のイメージ。それらを養えたことが今回1番の印象です。 PVは、1番イメージを付けやすいものです。土臭さ、暖かさ、刹那を一瞬にして出せる、Lomokinoはピッタリでした。ノスタルジーな風合いはとても気に入っています。サポートしてくれたLomographyには感謝です。
印象的なエピソードは、PVで起用した男性がスウェーデン人だったんですけど、日本語ペラペラでまだ20台前半の白人。撮影を続ける中で仲良くなり、年下ってこともあって、先輩後輩みたいなのりになっていったんです。終始敬語な彼を撮影終了後に渋谷から上野まで送り届け、彼が車から降りた瞬間「またなー!」って言われたことが1番印象的でした。ビックリでしたよ本当(笑)。 インスピレーションはいろんな所から拾い続けているので、これだ!って限定するのはむずかしいかな。 いません、あっ、クラブ系のDJとかは結構います。DJ Swing、DJ T、DJ Shandy、DJ Chika、DJ Dask、DJ Simbaなどなど現場の酒飲み連中は皆テキーラで共鳴しています(笑)。 個人的意見で言いますが、あれは俺の知ってるNujabesさんのサウンドじゃないなと。一貫してやってきたNujabesビートもまったく違うものになっているという印象を受けました。ある一定の、彼でしか測れないNujabesバランスで成り立っているのが彼のサウンドであり、彼のグルーヴだったと思うのですが。。。イチ大ファンとして、疑問を多々感じた作品でしたが、彼の残した色褪せない音はこの先も残り続けるので、本当の彼の音を聞いて感じるのが1番素敵なことだと思います。 R.I.P. 安らかに。 音楽も人間性もみなバラバラ。しかし、会えば仲いいですよ。音に対しては貪欲だし、相談しあったり飲みいったり。もう長いこと見てきているので印象は空気のようです。Re:plusの色もHidetakeの色も好きですよ。 最近は、ブラジルっぽいのが好きですね、でもガッツリヘビーに聞いてしまうとダメなんです。自分の音に反映しまくるので、、、なんでもかんでもバランス良く適度に聞いています。 内緒。なんか、違う形を提示したいのですがなかなか。イメージできません。DJがいて、パフォーマーがいて、ライブしてもいいのだけど、違う形の何かを模索中です。現場に出て行くというよりは、作っていきたいですね。頑張ります!