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ARTO LINDSAY BAND 『Encyclopedia of Arto』 Japan tour 2014

アヴァンギャルドでありながらポップ、破壊的でありながら官能的...今なおワン&オンリーの音楽性に磨きをかけ続ける異才ギタリスト「アート・リンゼイ」がキャリア初となるソロ・ベストアルバム『Encyclopedia of Arto Lindsay』(アート・リンゼイ百科事典)を引提げ、10年振りとなるバンド編成で来日!

NYが一番前衛的で尖った時代であった[NO WAVE]ムーブメントを代表するバンド「DNA」、そのシーンの象徴であるブライアン・イーノがプロデュースした伝説作『No New York』で鮮烈に登場したARTO LINDSAY。ノ−チュ−ニング・ギターをかき鳴らし、様々な実験的サウンドを生み出し、そのインパクトから多くのフォロワ−を生み出した。80年代を通して、マンハッタンのダウンタウンで重要人物となった彼はジョン・ルーリー率いる「ラウンジ・リザ−ズ」への参加、ローリー・アンダーソン、デビット・バーンのプロデュ−ス、ジョン・ゾーンとのコラボレートとNY一派のアーティストの中心的役割を果たし、また「Ambitious Lovers」では自身のルーツでもあるブラジル音楽の要素を取り入れ始め、80年代後半からはブラジルの至宝カエターノ・ヴェローゾや、ガル・コスタ、トム・ゼなどトロピカリアを代表するアーティストのプロデュースも手掛け、また日本においても坂本龍一、コーネリアス、テイ・トウワ、近年では相対性理論らとコラボレート。90年代に入ってからは計6枚のオリジナル・ソロアルバムを発表、サンバやボサノバといったブラジリアン・ミュージックをベースに、彼本来の先進性、実験性が高次元に融合された、儚くも奇跡的に美しい作品として、ここ日本でもヒットセールスを記録した。更にはサウンド・アートの分野でも活躍し、インスタレーション・アーティストでもある彼は、NY現代アートシーンの生き証人としてジャン=ミシェル・バスキア主演の映画「Downtown 81」への出演を始め、現在に至るまでデヴィッド・バーン、マシュー・バーニー、ローリー・アンダーソン、ヴィト・アコンチ、アニマルコレクティブなど数多くのアーティストとのコラボレーション、ダンス/シアター作品の楽曲制作など、その創造の源泉は尽きる事は無い。

NYの先鋭性と、ブラジルの郷愁[サウダージ]を自在に行き来し、その毒性でもって聴く者の胸の奥を静かに掻き乱すする唯一無二なアート・リンゼイの音世界。今回は「ARTO LINDSAY BAND」として、彼本来のアバンギャルドでエクスペリメンタルでエロティックなLIVEパフォーマンスとなる。意識を覚醒させ、変容させ、 高揚させ、拡張させる、最高峰のサウンド=アートが未知の体験に誘います!