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RAHA’s thoughts - vol.5:『3年ぶりのヨーロッパ』


 


みんな元気かな?
僕の方は2月ぐらいからようやくちょいちょい小さ目なパーティーに出始めるようになりました。とは言え、大きなところへはまだそんな行ってなくて、4月のZERO TOKYOの初日のレセプションに行ったぐらいに留めてます。人それぞれの心地よいペースがあるので、まあ少しずつやっていきます。

日本ではそんな感じなのですが、もうそこをすっ飛ばして、4月から5月にかけて海外に行って来ようと去年から決めてました。前の回でも書いたように、ヨーロッパではほとんどの友達は遅くとも昨年の春~夏にはパーティーに戻っていたようで、僕はその1年(もしくは2年)遅れでの復帰。その1年はもう織り込み済みだったから自分の中ではたいした問題では既になかったんだけれども、この夏にも行かないという事になると、さすがにそれはもうデッドラインを超えていると判断していたので、何があっても今年の春から、僕らしく海外から自分の元の生活を再開させようと決めていました。

この3年ずっと決めていた事。パーティーに行く事のできなかった長い時間の後に自分が最初に戻るその時の音は、[a:rpia:r]で。そう、春のSunwavesの2日目の夜、彼らの時間に自分の3年ぶりのパーティーを再開すると、おととしぐらいからずっと決めていた。

フライト、耳にしていたようにコロナ前の倍した。自分の場合はラッキーな事に最後の1席だけTurkishの図抜けて安いのが確保できたからよかったけどそれでも1.5倍、それ買いそびれてたらもう2倍の金額ですら買える席はなかった。前のようには気楽に海外旅行に簡単に行ける時代でなくなってしまっているという事か。。

4/23、いよいよ出発の日。海外旅行行くのにやや緊張してる自分がいた。コロナ入る前のここ10年ぐらいは1年で計4ヶ月は向こうに行ってたのが、3年ぶりにやる事で、例えばweb check-inとかもえ~とみたいな感じでやってた。packin’の時点から、以前だったらたいして考えなくてもルーティンで体でできてた準備とかが簡単な事とかもうっかり忘れそうになったりしてて危なっかしかった。

まずもって電車に乗る事自体が3年ぶりで、池袋で羽田に向かうリムジンバスを待ってる間、まるで夢の中の出来事かのように感じられ、ずっとフワフワした不思議な気持ちだった。あんな心情は生まれて初めてに近かった。


いよいよflight。実に感慨深い。


乗り換えのIstanbulに降りた途端、マスクしてる人が既に本当に居なさ過ぎてまず驚いた。乗り継ぎの時間が8時間半もあったのも大変だったけど、その中でこのイスタンブール空港で自分含めて多分10人ぐらいしか見なかった。



そしてついにBucharest。他の人はどうあれ東京でこの3年マスク外した事ない生活をしてたけど、こっち着いたらヨーロッパいる間は飛行機列車を除きもう完全にしないと決めていたのでそのように。

いつものこの部屋に戻って来れて嬉しい。


着いてすぐにAlexandra, Pirvuと新しく出来た評判のミートボール専門のレストランへ。久々のFriendsとの時間は楽しい。一緒に撮った写真を彼らがインスタに上げてたので、みんなが俺が来た事これではっきり伝わってよかった。


ブカレスト、クラブシーンはまだ本調子じゃないものの新しいクラブがいっぱいできてて、ここもその一つ。今違うジャンルのも入れて全部で7つクラブがあるって。


翌日は、Sunwaves主催のSunriseのofficeと共に、皆に惜しまれる中2020年に移転したブカレストのワンエンドオンリー、新しいGuesthouseへ。パンデミック前の最後の2020年1月末にこのGuesthouseの、前の場所での本っ当にamazingだったpartyに行けた事、返す返すも本当にラッキーだった。


中、バックルームまで全部見せてもらった。どことなく所々に昔の名残が残ってていい。早くパーティーに来たいし回したい。
パンデミックの間の事話してくれた。本当に困難だったと。彼ら2020年の6月にビル自体の取り壊しによる場所の最終引き渡しで、最後1ヶ月ぐらいに亘って特別なパーティーを毎週企画していた。最終週のClosing Partyには僕もBerlinから駆け付ける予定をしていた。それがロックダウン。パーティーは全てストップされ、最後お別れのパーティーをする事もできないままにあの素晴らしいvenueの終わりを迎えた。言葉にならない。
新しい今の場所が開始された後も当然のように苦しい状況は続いていたらしく、昨年夏からヨーロッパのパーティーはほぼ全てが再開され、そこから1年近くが経ち現在ではほぼ全てが正常に機能しているものだと思っていた。シーンも。でも聞くとそうではなかった。アンダーグラウンドのシーンは。
ブカレストのクラブシーンもまだ戻っていないようだ。コロナを境に世代が変わって、みんなクラブに居る時間が短くなった。多くのお客さんが3時間ぐらいで帰ってしまう事が多く、朝8時とか9時にはもう人が居ないって。ここルーマニアのお客さんなのに?彼らがどれだけ長い時間遊び続けてたか、クラブに滞在し続けていたかよく分かっている。どこも同じなのかな。。

東京のクラブで自分も出ていなかったけど、若い層がすごく増えて人が相当入れ替わったという話しはよく耳にしていた。実際に自分で見てないから本当のところはどのくらいどうなのかは判断できないけど。だけどこっちでもそうなんだ。今はまだコロナ禍からの回復途中だと言う。あと1年ぐらいかかるのではないかと。更にこっちではやはり戦争の影響が非常に大きいとの事だった。それはそうだ。。


Bucharest
ルーマニア夜は日によってはまだまだ寒い。




SUNWAVES Festival ::: SW30



さあいよいよパーティーの時間だ。夕方まで15時間寝て体調も万全。金曜夜2時半In。既に通算8回目となるSWだが、今回はなんか言葉にできない不思議な心持ちだ。


着いてすぐロシアARMAの仲間が見つけてくれて、こっちだ、とRhadooの元へと直行。3時のプレイ前で端っこにみんな集まってた。Rhadoo, Pedro, Raresh,,,, 懐かしい仲間達みんな居た。Sonjaは、私がどんなに嬉しいか分かる?なんて泣かせる事を言ってくる。みんなと久しぶりに会ったら涙さえ出るかもと思ってもいたけど、会った瞬間にお互いに一瞬で時間が巻き戻って、もう全然昨日まで一緒に居た感覚になってた。3年間会ってなかったのをもう全く感じなくて、これまでの全てが嘘のように思えた。
何よりも嬉しかったのは、彼ら3人が何一つ変わってなかった事だった。このパンデミックの3年間の中で、結構色んな事が変わってしまったのを知ってる。それはお店や街の状況だけでなく、人個人に対しても言える。なんか少し変わってしまった(その人のよかったところ・好きだったところが)人、少なからず居るのではと思う。日本でも海外でも。だけど彼ら、何にも変わってなかった。それが本当に嬉しかった。自分も、彼らに久しぶりに会った時に、俺はこの3年間で何も変わってないからね、と伝えたいとずっと思っていた。進化する事いい風にアップデートされていくのはもちろんよい事。でも、それまでのすごくよかった点がずれちゃったり無くなっちゃう必要は全くないのだ。そういうようなバイブスや性格的な事でなくて振る舞いであっても、例えば昔はパーティーでほとんどの時間ずっと踊ってたような人が、数年ぶりに会ったら「いやあ今はもうそんなには踊らないよ」なんて言われてcoolにしてたらなんか少し寂しくなってしまうよ。少ししたらもうすぐに昨日振りに会ったみたいなお互いになってた。



やっと帰って来るべきところに戻って来れた。


そして何よりも、ルーマニアのみんなすごく歓迎してくれて本当に嬉しかった。会う友達全員がものすごく暖かく手厚く迎えてくれた。ルーマニアに帰って来たなあ、とSunwaves始め全てのものに感謝した。


黒海。この先の方にはクリミア半島があるわけだ。




1週間通して、BucharestのMisbits Recordsがテントで出店していた。今年で10周年。考えたらMisbitsできたその年に初めてRomaniaに来たんだもんなあ。お互い10年経つのか。感慨深かった。

Margaret Dygas
いつものごとく、この日のプレイも鬼のようにかっこよく渋かった。Festivalを通して彼女がトップクラスによかった。音楽のみならず、彼女の振る舞い仕草がたまらなく好きだ。


Ion Ludwig Live
彼の音楽だけでなく、人間性がすごく好きだ。


Time Table見て最初の印象は、Berlin勢が例年よりもかなりまとまって配置されてる傾向が強いなという事だった。後で聞いたらやはり今回はその色を一つ狙いとして出していこうとプランしたらしい。

前回SWに来たのは2019だから実はもう4年も経っている。心配だったのは、4年ぶりにここに来て、ここの特別な苛烈なスケジュールに久しぶりの体力が付いていくかだった。何せ日本でもずっとパーティー行ってなかったのが、数年ぶりの再開のパーティーがこの連日の寝ないでのSWだというのは実際のところ無茶な話しだった。なので今回のSWは、まずは以前のようにあまり無茶をし過ぎないでまずはしっかり完走する事を考えた。そのため、かなり見たいものも泣く泣く我慢した。

なんとか睡眠と食事をmanageして翌日土曜の深夜からはRicardo。今回はLucianoとのB2B。
二人のB2B、昔のイビサで何度も聴いていると思うけど、Ricardoのいつもとは少し違う選曲とmix styleになるけどこの日2人ともすごくカッコよかったな。踊れる曲達だった。特にLucianoがmixしてる時間は、曲もmixもすっごくIbiza styleを感じた。ちょっとamnesiaに来てるみたいだった。


この日は自分的にず~っと完璧だった。ずっと笑顔で楽しかったな。ほぼずっと踊り続けてた。どうやら3年パーティーに行ってなくても踊りは全く大丈夫なようだ。
この日の成績。4万歩は上出来だった。さすが彼らの音だった。恒例のSWでの足の爪も後日剥がれた。


裏で朝10時に始まってたPrikuのset、少し見に行ったけどすごくカッコよかった。それを後でFranco Cinelliと話し、Raha分かってるな~と同意し合った。軽い音じゃなく、昔の彼を感じた。

少し長く寝過ごしてしまって、予定時間より少しばかり早く終わったZIPをなんと見逃す失態も。。

でもその分しっかり休憩を取れたので、バッチリな状態でこのピークの時間を迎える事ができた。


先生


至福の時間が訪れる。自分の中でこれ以上の時間はない。彼の後ろで5時間半踊り続けた。周りのみんなも本当によくしてくれ変わらぬ愛を感じる。3年経ってどうなっちゃってるかなと少し心配もしたけど、何一つ変わっちゃいなかった。ここでの全てが昨日のようだった。やっぱここがホームだと心から感じた。最初の場所をSWにして本当によかった。




そして昼間のPedro


終わって2人で30分ぐらい歩いてホテルに戻って来て、かれこれ都合2時間ぐらい色んな事話してた。
ビーチ沿いの目の前のアパートが建設されまくってるとの話。ルーマニアじゅうが開発されてる。世界の経済状況から、そしてルーマニアは物価が70%上がったって。1年ぐらい前から。気付かなかったがブカレストでも全てのスーパー、レストランが値上がりしてるって。たしかに今やあの安かったはずのルーマニアが、ベルリンよりも色んな物が高くなってるかも。そして、今年のSunwavesはピークの頃に比べるとまだ人少ないけど、去年よりも全然良くなってると。去年はもうみんな戻って来てたのかと思ってたけど実はルーマニア以外の他の国でも実は全てがそうというわけでもなくて、これは他の色んな国の人に聞いても同じ答えだった。実際に今回2019以来なのは俺ぐらいなのかなと思ってたら、私も4年ぶりよと言う、毎年ヨーロッパ中のパーティーどこにでも来てたようなinternationalの面々で同じ事言う人意外に多かったな。今後の我々の展望とかも大いに話せて有意義な時間だった。


ようやくよく寝た。熟睡。東京のレストランでパーティーが始まってゲストの海外DJが回してる上からカレー粉がレコードに落ちてきてその彼が怒ってるところで目が覚めた。

Prasleaはいつものようにさすがだった。

眠かったけどZyaを応援しに行った。今回が初めてのSWプレイ。DJ初めて見たけど、思ってたよりもずっと上手くてプレイも曲もすごく良くてビックリした。すごく応援した。横で1時間踊ってた。

それにしてもやはりUberは安い。夜タクシーだと50取られるところを9で行った。

古い仲間のVがDJと俺の間に少しだけど居て、それがものすごく心地よかった。近くに居るその人の持つバイブスの好き嫌いが以前にも増して本当に激しくなってる。彼のあの不必要に喋らず目で話せる感じがイビサ的でとても好きだ。彼とももう10年になる。最初に俺の事ブカレストで世話してくれた古い大切な友人だ。

最後、Mihigh, Herodotと聴いて切り上げる。
ありがとうSunwaves、ここに戻って来れて本当によかった!




翌日Maherと一緒の車でBucharestに戻って来る。土曜のRicardo B2B Lucianoの前をオープンから5時間務めてた仲間だ。この3年の間の色んな事を報告し合った。パンデミック時の事も聞いた。一昨年までは確かに再始動したのはごく一部で多くの人はまだだった。Barcelonaに居た彼もそうだったらしい。彼はちょうど1年前から同じようにでき始めたらしい。去年はヨーロッパどこのパーティーfesもinsaneだったという一方で、俺がみんなよりも1年多く去年もmissしたと言ったら、去年の1年はあまりmissではないと思うとも。戦争そしてそれ以上にコロナをやはりまだ多くの人は恐れていてあんまり通常の感じじゃまだなかったと。今年からはもうすごいのが戻ったと。そうなんだ。

ドライバーの人、かなり飛ばしてた。日本ではなかなか見ない速度が出てた。時々携帯触って手離す瞬間もあってちょっと怖い時もあったが運転は非常に上手かった。高速に警察いないの?と聞くと、なんと彼自身が本物の警官で、警察手帳を見せてニヤリと笑った。


Sunwavesでの1週間は素晴らしい時間だった。
この2日後にルーマニアに別れを告げ、さあもう一つのDestinationへ。Berlin!


しかし、、その前日から事態は急変。なんといきなりの熱。海外に一人で来てて39℃台はキツい。


夜中にambulanceに往診に来てもらってなんとか翌日のflightに乗れた。抗原検査は彼らのも含め2度やっていずれも陰性。


飛行機、両耳にかなり圧がかかった。日本から来るロングフライトでは全く平気だったのに。左耳、またやってしまった。(1ヶ月ぐらいしたらだいぶ良くなってきた)

初めてのブランデンベルグ空港。


部屋、4Fで、具合悪い中最後の荷物上げがメチャクチャ堪えた。コロナ前の直近2, 3年エレベーター付きのアパート泊まってたからすっかり忘れてたけど、ああBerlinこれがあるんだったと思い出した。


着いた日の夜、Berlin外は冬の寒さだった(東京人レベルでの冬)。ビーチも寒かったけどそれ以上。やはりヨーロッパを舐めてはいけないのを思い出した。

これが2,000円というのに驚愕した。海外でのこの手の話し聞いてたけどこれは買えないだろ。


昔からこっちでの一番好きなお菓子


熱が出たのは2日間だけでそれ以後はもう36℃台になったのに具合はまだ半分ぐらい悪いのが続いた。HoppetosseのMargaret Dygasといった週末の予定や約束も全てキャンセルして独りぼっちで静かに過ごしてたが、週が明けてもうそろそろ治ってくれてもいいんじゃないのという頃にようやく近くで受診できるクリニックが見つかった。日本語医療通訳と共に。


診察してもらって、危険な事は何もない、肺はきれい、免疫落ちて弱ってる、あと2,3日ぐらいかしらね、と。
が、、最初必要ないでしょ、という感じだったのを最後に強くPCR検査を頼んでやってもらったらなんと、、、

見事にコロナ陽性に。。

めちゃくちゃショックだった。ここまであれだけ警戒して罹患せずにきたのに、海外来て一発でかかるとは。さすが幸運も不運もどちらも引きの強さは衰えてなかった。
今日行くはずだった仕事のミーティングも陰性出るまで延期。Berlinでさらに独りぼっちが続いた。まあThat’s life.

近所を散歩。Boxhagenerはやはり好きだ。


今回の住処は最高


中には入れず




ゴミ出しの分別の色思い出した。


いつも助けてくれるのはこいつ


3時半まだ外は暗いが鳥のさえずりが聞こえてきてすごくいい。クリニック受診した翌日から何故か具合は良くなった。諦めが付いて逆にスッキリしたのか?

具合悪いのすっかりなくなってから数日待って検査してみたら2日続けてnegativeに。どうやら終わったようで、それを待ってた人達が今から来いと言ってくれ、残り数日を残しここに来てようやくBerlinでの行動が始まった。


今回はRomaniaとBerlinに共に2週間弱ずつ、計3週間半の旅だった。出発前から、後半のBerlinではパーティーそんなに全部行かないでいいからわりとゆっくり過ごしたいと思っていた。特に平日は友達とたくさん食事したりいつも以上に街を歩こうと思っていた。
だけどその中でも、このBerlin滞在中に絶対にやらなくちゃいけないという事が3つ4つあって、それのためにも最終的にSWだけでなくここにも来る事にしたわけだが、それが果たしてできるのかかなり心配もしてたけど、最後にきて何とかようやく間に合った。


僕のオーガナイズしているパーティー”Beat In Me”は2020年に遂にレーベルを立ち上げ、その第一弾として“RAHA & K-Sobajima - AreYouSerious? EP”をリリースしましたが、サポートして頂いた皆さんのおかげで非常にいい結果を残す事ができました。そして、続くBIM002もその直後からずっと準備を続けていたのだけれど、コロナの影響を始めとした様々な紆余曲折がありなかなかリリースに辿り着けない状況が続いていましたが、昨年夏になんとか新しいディストリビュータも決まり、この6月に遂にリリースに漕ぎ付ける事ができました。今回リリースに当たり、ここまで本当に色々な事があり、感慨もひとしおです。多くの方々にアドバイスを頂き、誠にありがとうございました。

その新しいパートナーがここBerlinの”black.round.twelve”というレコードショップ&ディストリビュータの会社(お店)だった。
black.round.twelveは、ミニマルを中心にしたラインナップの良質なレコードショップで、地元Berlinやシーンでの信頼は非常に厚く、ディストリビュータとしてはルーマニアのourown.roとコラボレーションの関係にあり、2020年には彼らも自身のレーベルをスタートさせ、その001番でRicardo VillalobosのEPをリリースしています。
https://www.facebook.com/black.round.twelve/about_details
https://blackroundtwelve.com/

数日前に待ちに待ったpressingが終わり、ここの店舗にvinylが届いたという連絡が入っていた。今回ここを初めて訪問する事となり、また同時に3年間待った待望のNew Release盤が俺の来るのを待っていた。


Tomohiro Yano / Yuji Kobayashi - Sazae EP [Beat In Me/BIM002]


かけた時間が長かった分、手にした感動も大きかった。アーティストの2人、おめでとう!

ようやく会うことができた、新しい良きパートナーの2人と。


Berlin在住のYuji Kobayashiも駆け付け、BRTの後に2人で祝杯を上げた。


このEP、海外ではこのblack.round.twelve始め、deejay.deやJunoとかでも販売されていますが、国内では現在は

T.E.Q
https://teq-tokyo.com/products/27044949-5996

Disc Union
https://diskunion.net/clubt/ct/detail/1008682653

FREESTYLE RECORD
https://freestyleonline.net/detail.php?ITEM_ID=76099

などのお店で取り扱って頂いているので、よかったら是非聴いてみて手に取ってもらえたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

distribution – BRT Distribution
mastering – Manmade Mastering
pressing – My45


翌日は3年ぶりにようやく会えたBerlinのbest friendが、二人でまずdinnerしてから一緒にconcert行こうって連れてってくれた。ちょうどこの週BerlinではXJAZZ! FESTIVALが開催されてて、今日はこの教会跡地の会場ではBugge Wesseltoft & Henrik Schwarz Liveがあった。素晴らしい貴重な時間だった。
https://www.xjazz.net/



その後彼の店へ。何度ここに戻って来る夢を見た事か。


2019年の火災で消失してしまってた奥のピザエリアも復活していて泣けた。


ああ、本当に戻って来たなあと実感した。


翌日はPerfect Sundays::


最後の最後にこのパーティーを引くなんて、本当に引きが強いと思った。FlabbergastのLIVE、メチャかっこよかった。要はGuillaume & The Coutu Dumonts。東京で昔RDCのCarlosなんかとLegatoでNYEのパーティーやった時にゲストで来てたのが彼らで、そのパフォーマンスはそこで初めて見て以来海外でも何度か見ているが、彼らのライブはいつも本当に最高だ。

早い時間、前知ってた常連の知り合い達が全然居なかった。
ほどなくして、22時からCabanne始まる。これがやはりメチャメチャかっこいい。考えると、CDVで最後に行った2019年のPerfect Sundaysも夜このCabanneだった。あの時もメチャクチャよかったが今日もだった。本当に上手いしカッコイイ。フロアーの奥の定位置でずっと踊ってた。戻ってきたんだなあ。
モスクワの仲の良かった今は数年前からBerlinに住んでるハーフの子と久々に会いずっと話してた。前からうちらはメチャクチャ波長が合う。彼女の英語は90%分かる。何でなんだろう?彼女の意見で言うと、Berlin、ものすごく変わったと言う。朝になったらみんな帰ってるって。世界中の全ての場所で同じ事が起きてるんだ。(俺が言ってる/見て来たのはあくまでアンダーグラウンドのシーン。他のメジャーなシーンだったりコマーシャルなシーンが現実どのぐらいかは知らない)
0時前ぐらいから一気に常連も来出した。Berlinでも、前仲良くしてたみんなが同じようにすごく喜んで暖かく迎えてくれて、本当に嬉しかった。そういうのは何も変わっちゃいなかった。それが嬉しい。

最後3時半前出る。
CDVから徒歩3分。2020年4月から住むはずで家賃も4ヶ月空で払い続けてたアパート。あれでコロナが起きてなかったらどういう人生になっていたのだろう。


Schlesischesの駅まで歩いて来て、前によく泊まってたこの辺りの中の方少し入ってみたけど、歩く人の居ない道にあちらこちらに危なそうな黒人だらけで明らかに危険。すぐに引き返した。やっぱあの辺は治安前よりもっと悪くなってるように見えた。安心して住める感じじゃもうなさそうな雰囲気だな。


この3年、食事を完全に見直して、基本オーガニック素材や無添加の食事を摂るようにしてきた。それがまさかお腹空き過ぎてここでこのケバブを食べる事になるとは。。



帰国前日の最終日にはここには書かないが明らかな奇跡も起きた。あれは本当に奇跡としか言えない巡りだった。神様に感謝だ。これで、Berlinでの3つの重要なミッションの最後を、last minutesで果たす事ができた。途中コロナにも罹ってすごく大変だったしロスもしたけど、だけどこれで今回の旅はもう98%成功だ。いよいよ明日、日本に帰ろう。



これでこの4, 5月に行った3年ぶりの旅は終わり、最初のプランでは東京で1ヶ月弱色々と生活を整えた後、6月中旬からBarcelonaでのOFF SONARからまた戻って来ようと思ってた。この最初の旅を超えた後はもう例年と同じにしようと。
でもコロナに罹った事で少し予定を修正し、2ヶ月東京と山で体調を整える事に。そしてこの間に猛ダッシュでこの先のプランを整える事もできた(これがメチャクチャ大変だったが)。みんなには報告する事もある。

今、毎日ものすごい濃度の日々が過ぎていって、最後に駆け込みでこのclubberiaのレポートを仕上げている。そしてなんとか死ぬ気でやったおかげでこれも仕上がったっぽい。


7/12からまた行って来ます。今回は2ヶ月半。Berlinに6週間、そしてIbizaに1ヶ月。帰りは9月の終わりくらい。またたくさんの財産をインプットしてきて、この日本という国のアンダーグラウンドシーンにいいものを還元できるように、そんな風にまたやっていけたらと思っています。みなさん、またよろしくお願いします。ciao!



p.s. コロナ前まで5年間渋谷ENSOF-TOKYOでやり続けてた平日のDJの基本1人会、新たに7月から毎月第1水曜日に青山蜂で始めました。初回の7/5はすごく楽しかった。不在の8,9月を休んだ後の帰国後の10/4(水)、よかったら是非寄って下さい。

この前の初回
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