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Tiga

カナダ・モントリオール出身のシンガー/プロデューサー/アーティスト。90年初期にカナダにアシッドハウスのサウンドを持ち込み、モントリオールで初の野外レイブ、世界に名高いクラブSONAのプロデュースを経て、初のダンスミュージックオンリーのレコードショップDNAをオープンさせ、'98年に今をときめく自身のレーベルTURBO RECORDINGSを設立。その後、トーマス・アンダーソンの"Washing Up"、シザーシスターズ'の"Comfortably Numb" そして、フェリックス・ダ・ハウスキャットの "Madame Hollywood"などのREMIX作品のBUZZを通じて次第に世界中に名前を広めていく。そして、同じオントリオール出身のシンガー、コリーハートのカバー曲"Sunglasses at Night"を当時ダミアン・ラザラスがA&RをつとめていたCITY ROCKERSからリリースし、遂にブレイク。2001年のことである。2003年には数々の大御所アーティストが名を連ねるMix CDシリーズDJ Kicksシリーズに名を刻み、Richard Xのデビューアルバムに彼のボーカルがフィーチャーされたり、Alex Kidd、Neon Judgement、Pink Floyd (Scissor Sisterカバー)、Junior Jackのリミックスのリリースなど常に話題には事欠かなかった。SOULWAXのデゥワエル兄弟やジャスパー・ダルバックとの共作の多さでも知られ、 2009年にリリースされたセカンドアルバム『Ciao!』は SOULWAX全面プロデュースの作品となった。ファッションにコンシャスで、類い稀な分筆の才能 (ほとんどの作品では本人自らライナーを書いている)を持ち合わせるTIGA。このセカンドアルバムが世界でチャートの上位に入るようになり、持ち前のインテリジェンスと物怖じしないキャラクターが評判となり、連日、各国のテレビや新聞などのメディアをにぎわし、そのマルチタレントぶりを証明した。

国内では、フジロック、エレクトラグライドなどの大型フェスから、WOMB、UNIT、LOOPなどクオリティの高いクラブショーをもこなす。ダンスミュージックの次なる章を担うアーティストとしては勿論、音楽業界のみならず、ユースカルチャーのアイコンとして今世紀に君臨しているスターである。