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REBOOT 18th ANNIVERSARY

 “これ程までに多くのオーディエンスが、この「再起動」を待ち望んでいたのか”
 5月27日(金)、代官山AIR跡地に新しくオープンしたSankeys TYOで「REBOOT 18th ANNIVERSARY」が開催された。日本屈指のテクノアーティストQ'HEYが主宰するテクノパーティー「REBOOT」は、伝説のクラブ「Maniac Love」にて1988年からスタート。いくつものクラブをわたり歩いた後、AIRの閉店とともにフリーズ。半年間の沈黙の後、Sankeys TYOのオープンに伴い再び“REBOOT(再起動)”することとなった。

Photo by Ichiro Hiura
 
 クラシックモダンテクノを提供し続ける本パーティー。レジデントDJを務めるQ'HEY、MAYURI、TAKAMI、KOMATSUの4名が各自のスタイルを常にアップデートし、鮮度を保ち続けていることが根強いファンからの支持に繋がっている。18周年というメモリアルな開催において、DrumcodeやIntec、Soma Recordsなど名門テクノレーベルからリリースを重ねるMark Reeveを招聘し、開催前から高い注目を集めていた。
 
 
 当日のリードオフマンKOMATSUによる、シカゴ系のトラックを絡ませたプレイでフロアの雰囲気はでき上がり、MAYURIは緩急のある選曲でフロアのテンションをキープし、キャリアを裏付けるセットを披露。そしてMark Reeveの登場でクラウドの集中力も一気に高まり、クールな選曲から徐々にビルドアップしていくセットで、フロアの熱量も最高潮に達していた。
 
 
 パーティー後半に差し掛かったところでQ'HEYが登場し、会場を即座にQ'HEYカラーに染めた。そしてストーリー性を感じる選曲で巧みにフロアをコントロール。積み上げてきた「REBOOT」
の18年の重みと、それを楽しむフロアの雰囲気が素晴らしい一体感を産んだ瞬間だった。
 
 
 ラストのTAKAMIはアンセムによることのない最新のトラックを中心に選曲。パーティー終盤のクラウドも足を止めることなかった。そして恒例のレジデントDJ陣によるバックトゥバックで、多幸感に包まれたまま終演となった。「REBOOT」は、引き続きSankeys TYOでの開催を宣言しており、次開催は8月27日(土)、ゲストにLoco & Jamを招聘する。

 
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