12月には一連の記念パーティー（CARL COX, TIMMY REGISFORD, LOLETTA HOLLOWAY, DANNY TENAGLIA）などが目白押しだが、その先頭を切って行われた。AGEHAの1年を振り返って思うに、最初の6ヶ月は先が見えない部分もあったが、徐々に「皆が一番行きたいと思うクラブ」という地位を固めて行った様に思う。DJのラインナップもワールドクラス・レベルだし、小さなディテール（エロティックなダンサーをバーに登場させたり、フード、カクテル、渋谷からの便利なシャトルバスなど）にも気を配っているのがよく分る。結局、AGEHAが嫌いな人を探す方が難しいだろうという程に人気のクラブとして確立されたのでは無いだろうか？
で、今回のHEXのプレイはと言うと、イビサハウスから始り、N.Yのダークなトライバルハウスへ、そして最後は派手なハウスとダンスクラシックセットで終了するという展開。まるでハウスミュージックの素晴らしさを全部丸ごと見せて貰った様な感じで、お客さんも大いに盛り上がっていた。やっぱりHEX HECTORが東京のクラブシーンで人気を誇る訳が分かる。
僕のDJダイアリー的には、この日は特別な夜だったと言える。それ迄、テント、プールサイド、ローズルームとプレイしたが、アリーナは今回初。正直言うと、かなり緊張の面持ちであった！DJブースから見ると、全てが小さく見えて、お客さんが楽しんでいるかどうなのかが見えないから不安なのだ。しかし、途中でGOLD FINGERチームやHEXもブース内にやって来て、踊り始めたので、緊張も解け、全ては順調に終わってホっと胸を撫で下ろす。次回のAGEHAのコンピレーションCDをミックスしたDJ 19もHEXに挨拶にやって来たり、女優の街田しおんちゃんもブースに来たりと楽しい雰囲気の中、HEXのプレイ中、クレイジーな迄に盛り上がるGOLD FINGERチームは特に凄かった（笑）！
来場は1500人で最高記録にはならなかったものの、お客さんが音楽を存分に楽しんでいる様子を思い起こすと、やはり個人的には今年のベストパーティーの一つとして、胸に残るパーティーだったと言えよう。多分、会場にいたお客さんからも同じ意見が聞けるのでは無いだろうか。
