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Ibiza Through RAHA’s Eyes - vol.80:最後はRomaniaでFes2連発。まずはWAHA Festival

 

7/19 (水)

みなさんお久しぶりです。これを実際にアップしようとしている今は9/22。1週間居たイタリア・Sardiniaの休暇からイビサに再び戻って来たところです。Sardinia本当に夢のような毎日でした。これはまた後ほど順を追って。


さて、7月のレポートの続きに行く前に、既にここでも告知しておりました11/10(金)の『PRASLESH Japan Tour 2017 produced by Beat In Me』の本フライヤーが完成し、Praslesh以外の全出演者を始めとするイベント概要が発表されましたので、改めてお知らせさせて頂きます。イベントページへの参加ボタンでのみなさんのサポートを頂けると大変嬉しいです。みなさんどうぞ宜しくお願い致します!

 











PRASLESH Japan Tour 2017 produced by Beat In Me

10th November 2017 (Fri) @UNIT

ー UNIT ー
PRASLESH (Raresh & Praslea / [a:rpia:r])
RAHA (Beat In Me)

ー SALOON ー
TARO
EJIMAA (NF/KEIICHI EJIMA b2b MAA)
P-yan (ARTEMIS)
Ryokei (How High)


OPEN/START 23:00

Door:¥4,000
Adv:¥3,500

Supported by Cocalero




近年の世界のアンダーグラウンドミュージックシーンを席巻するルーマニアの至宝、[a:rpia:r] (Rhadoo, Petre Inspirescu, Raresh)。その[a:rpia:r]3人の中でも、Ricardo Villalobosに幾度となくB2Bのパートナーとして招かれるなど、既に世界レベルでスターの地位を確立しつつ、他の2人に比べ日本国内では未だにベールに包まれた部分の多いRareshと、彼ら[a:rpia:r]に最も迫るDJでありルーマニアの数ある才能の中でも頭一つ抜きん出た存在として誰もが認める若き天才Praslea。この2人によるスーパープロジェクト「Praslesh」のファン待望の初来日が、この秋ついに実現する! 世界のかのシーンにおいて、複人数によるユニットとして、前述の[a:rpia:r] (RPR SOUNDSUSTEM) に次ぐ存在にまで既に上り詰めている彼らPrasleshが、いよいよ日本のファンの前でそのベールを脱ぐ。

Unitでは今パーティー主催でBeat In MeレジデントのRAHAがPrasleshのオープンを務め、階下のSaloonには高いレベルで安定したプレイのTaro、サカナクション主催のNFより、KEIICHI EJIMAとMAAのb2bユニットEJIMAA、Beat In Meが多大な信頼を寄せるARTEMISのP-yan、自身のパーティーHow Highなどで活躍の場を広げているRyokeiという実力派が顔を揃え、上下階とも一晩を通して最後の瞬間まで最高のグルーブが生み出される素晴らしい夜になる事を約束する。

[a:rpia:r]がスタートした2007年から10年が経過したこの2017年。彼らから生み出されて行く最前線のムーブメントをこの日Unitで体験して欲しい。既に始まっている新たな歴史の核心部分を、自分の目で、耳で、五感で、感じ取りに来てもらいたい。迷ってる人が居たら主催側等の立場など度外視して言いたい。この日来なかったらRPR SOUNDSYSTEMのように後で必ず後悔すると思います。今回のこれもそういうヤツです。インターネットからは “情報” 以外は得る事は難しいと思う。知識が武装されるだけ。本当に細胞が吸収する部分のほとんどはとにかくその時間にその “現場” に居て直接自分の体で実際に感じる場数をその人自身がどれだけ多く踏んできたかによってこそ生成されていくと私たちは考えています。この日、必ずamazingな1日になります。Trust me. See you on the dance floor.



Prâslesh (Raresh & Praslea)

近年のアンダーグラウンドミュージックにおけるエポックメイキングな存在であり、ルーマニアン・シーンの不動のトップとして君臨し続ける[a:rpia:r]を主催するRaresh。そして[a:rpia:r]以降のルーマニアの数ある才能の中でも頭一つ抜きん出た若き天才Praslea。この二人によるスペシャルなプロジェクトがPrâsleshだ。

Rareshは07年に盟友のRhadoo, Petre Inspirescuと共にレーベル[a:rpia:r]を設立。自らの周縁のアーティストを中心とした限定的なリリースにもかかわらず、サウンド・デザインの圧倒的なクオリティによって00年代以降のミニマルハウス・テクノシーンを牽引。世界のアンダーグラウンドシーンにおいてルーマニアをジャンルとして知らしめるほどの影響力を持たせた主たる一人である。DJとしての実力も非常に高く評価されており、14年まで所属したCocoonをはじめとしたワールドワイドな活躍と、なにより本人の抜きんでたスキルとセンスによって、[a:rpia:r]の3人の中でも特にメジャーシーンにおける支持を確立している。特にRicardo Villalobosからは 06年にルーマニアの首都ブカレストで競演して以来、抜きんでた才能とある種Ricardoと共通した感性を認められており、現在に至るまで幾度となくB2Bのパートナーとして指名されるなど、深い関係を築いている。

Prasleaは[a:rpia:r]初期のコンピレーションEPやルーマニアのCezar, Kozoと共に運営するレーベルUnderstandでの活動で頭角を現した。特にUnderstandからはPrâslesh名義での現段階における唯一の作品“Out Of Time EP”をリリース。ルーマニアンミニマルの方向性を決定付けた傑作として風化しない魅力を放っている。しかし楽曲制作もさることながら、彼が何より本領を発揮するのはそのDJプレイにおいてである。現在は欧州各国にて[a:rpia:r]の3人に迫る勢いでギグをこなす日々を送っている。国内でもその影響力は伝わっており、2013年にClubberiaに提供されたMixは6万再生を記録、300前後にのぼるClubberia podcast seriesでアクセス数、「いいね」ともにトップを記録し今なお継続中。一際アンダーグラウンドでありながらも[a:rpia:r]の3人に匹敵する高い実力によって確かな評価を得ている存在だ。

今やPrâsleshは[a:rpia:r]クルーに迫る勢いを持ったスペシャルなユニットとして、世界各国のフェスティバルやパーティーにて絶大な人気を誇る存在となった。二人のB2Bによって紡がれるサウンドは、ルーマニア勢特有の長いタームで創られる陶酔感と、モダンなミニマルハウスのスムースさを併せ持つ。圧倒的な完成度とフレッシュな勢いを感じさせる、類稀なる体験を約束してくれるだろう。



UNIT
za HOUSE Bldg. 1-34-17 Ebisu-Nishi, Shibuya-Ku, Tokyo 150-0021 Japan
TEL: 03-5459-8630
http://www.unit-tokyo.com/

20歳未満入場禁止/要写真付身分証(英文可)

TICKET OUTLETS : PIA (P:345-970), LAWSON (L:70082), e+, Clubberia, RA, DISK UNION 渋谷CLUB MUSIC SHOP, DISK UNION 新宿CLUB MUSIC SHOP, DISK UNION 下北沢CLUB MUSIC SHOP, DISK UNION 吉祥寺, JET SET TOKYO, TECHNIQUE

 



さあ、6/13から始まった旅もいよいよあと2週間。今回の旅は、Beat In MeのパーティーをやったBarcelonaから始まり、Ibizaに2週間半、そしてBerlinに2週間。そしてこのRomaniaでの最後の2週間。こんなに動く6, 7月は初めてだ。だけど、4, 5月に今年はヨーロッパ来れなかった分、色々動かないとだ。春のSunwaves来れなかったから、今年これが初めてのRomaniaになる!


1時間ほどdelayしたが、無事到着。1年2ヶ月ぶりのBucharest だ。去年はケガもあり、6月以降はずっとイビサに居たから、これもまた間隔が少し空いてた。まず着いて最初にした事は、前号で書いたようにうっかり預けの荷物の中に入れてしまったパソコンのチェック。なくなる事なく無事に出て来てまずはよかったものの、さっそく開いて見てみると、なんと、、パッドの部分が動きが極端に反応しなくなってしまっていた。これは明らかにヤバい。。

とりあえずタクシーでアパートへ。オーナーの男性、超しっかりしていた。アパートも相当万全。文句無しだ。




部屋のセッティングもし、色々やってたら、Macがなんか焦げてる匂いがする?マジで本当に心配。。これダメなヤツだろう。




この夜は、何かに襲われてる夢をずっと見てた。明日から行くWAHAの事ずっと心配もしてたからだろうな。テントもがまだ解決してないのはホントでかい。夢はホントその時の現実の精神状態が現れるといつも感じる。
ここで、WAHAの事知らない人が9割以上だろうから簡単に説明しておくと、ルーマニアの友達みんなに、最高のFesだから一回行ってみた方がいいよ、と一昨年ぐらいから言われていたヤツだ。数年前にサイケのFesとして始まったこのWaha。3年前からOurownが担当するstageがスタートし、今やそっちがメインぐらいになっている。木曜から火曜の朝まで、音は止まらない。彼らのオーガナイズするこのDeep Stageは、言ってみればSunwavesと同じように、うちらの聞いている音楽しか流れないステージと言う事だ。2年前にルーマニアの友達の誰かが言ってた。どんないいFesでも名前が大きくなって有名になるにつれ残念ながらその初期の良さは失われていく。良くも悪くもより広い一般の層の人(そしてマナーの解釈の違う人)も集まるようになり、必然的に始めの頃のDeepな感じが薄まっていくようになるから(これは至極当然の事。国内でも国外でも)。Wahaはその点まだ全然大丈夫。だけど数年経ったらそれは分からない。変わってしまう前のすっごくいいうちに是非行ってみてくれ、と。あ~、たしかに言う通りだなあ、と思ったものだった。ステージはいくつかあって、色んな人が居て色んな音がかかってるらしい。でも携帯のシグナルの入らないその全てのエリアを通して、素晴らしいバイブスが流れてるって。そして、先週のBerlinで去年かに行った人の話しを聞くと、Fes会場内の道に牛が歩いていたりするなんて話しを聞いてたから、日本の近郊のFesではまた体験できないような別物の感じがあるんだろうな、と行く前からとっても楽しみにしていた。
http://wahafestival.ro/





何人かの友達に、テントにスペースないか聞いてみる。別の友達にも聞いてみてくれるって。一人の友達はもう向かってるところで、この後大型店に寄るからテント買っちゃえば?と。50ユーロぐらい。建てるの手伝ってあげるから買っておこうか?と。後から考えたらこれはナイスプランだった。が、そうこうしているうちに、今日は故障の疑いの出たPCをブカレスト唯一の専門店に持って行かなくちゃいけないその閉店時間が迫っていたから決断できず。仕方ない。


さてMac。持ち込んだ店は超ちゃんとしているところ。去年かにも何かでお世話になった。店員さんもものすごく親切だ。結果、パッドの部分の故障か。いつも指でやってるのを、マウス買ってしまうっていう方法もあると言われたけど。考えた末パッド部分を発注。週明けの火曜に届くらしいから、とにかくWaha帰って来てからだ。火曜日持って行って1日預けなくちゃならないらしく、24時間後の水曜日午後にpickだって。100ユーロ超えるけどこれはもう仕方ない。来週はまた別のFesに行く。そしてそこで金曜夜にDJ。新しい曲も聴き込んでUSBも同期させなくてはならない。大丈夫か不安だなあ。データのバックアップもこの1ヶ月取ってないし。でも実際動きがものすごく悪いしこのままではいずれにせよどうにもダメだ。ああ、代償は大きかったなあ。失敗した。範囲指定がものすごくできなくなってる。

帰りタクシー呼んでもらう。日本人に見えないと言われたが、では何人に見えたのだろう?メーターで6,ちょっとで、普通は10渡してもうそのままなんだけど、この日はちょうどなく手持ちの7払ったら、ちょっと待って、と言ってお釣りくれた。ブカレスト内のタクシーでこんな細かいのを自分からお釣りくれる人なんてあんまり居た事ないからすごく新鮮に感じた。

夜、Old Cityで通りの真ん中でガチの殴り合いに遭った。普段はわりと平穏だけど、気を許し過ぎていてはいけない。ここは海外だ。




帰ってエージェンシーからメールが来ていて、どうやら本当にテントが見つからないみたいだ。彼らが見つからないと言ってるんだから、これはもうムリだろう。自分でも動かないといけない事態になった。海外で明日出発という4, 5日のfesの前日だと言うのに、これはちょっと有り得なかった。
仕方ないのでFBにHelpのメッセージ出す。と、すごくいっぱいメッセージ来た。ありがたい事に、僕のテントにスペース余裕であるから全然寝てもらって大丈夫だよ、ともいくつか。ありがたい。とこれは、ぜいたく言わなければ寝るスペースはどうにでもなりそう。でも、やはり少しでも気楽で快適な方が。海外の旅行にも100%一人で行ってるのを見て分かるように、人に気を使うのは慣れていないし、正直あまり得意ではない。
と、今年は今別の国に来てて行けないんだけど毎年Wahaでもスタッフやってる仲の良い女の子が、テント買っちゃいなさい、と。たしかにそれが逆に楽なのかもだ。まあいずれにしても少なくともSleeping Bagは最低自分が入る分持って行かないとマズそうだ。下に敷くマットと枕も。マネージャーも言ってた量販店Decathlonを指示され、もう明日朝いずれにしても寝袋必要だから買いに行く事に決定。ネットで見たらそこまで遠くなかった。よし、行こう!

一つ良かったのは、家帰って来てずっと触ってたら、パソコンの調子が戻って来た感じ。これ、出すの止めよう。今日行ってマウスパッドの交換修理の部品の申し込みしたiSTYLEにキャンセルのメールする。気が付いたら、焦げる匂いはしなくなってる。




朝まで用意とか他にも色々やる事あって、でもこういう時に限ってやっと寝付くとメールで起こされたりなどなどでまた眠れなくなり。。昼前に起きるまで、結局全く寝れなかった。大丈夫なのか、今日。今日の夜から海外でのFesだぞ。ブカレストから車で5時間離れた超山の中での。まあ仕方ない。

Decathlonへ。すごく大きなショッピングモールだった。その中にあった。すごいでかい。


親切なスタッフがすごくよく対応してくれ、完璧だった。全部買った。1時間半ぐらいかかり、460。オッケーだ。生まれて初めてテントとかを買った。


右からSleeping Bag, Tent, 寝袋, 枕, ランタン, カッパ


それにしても、SWは別物として、ルーマニアの初めて行く山の中のFesで、これまた初めて自分でテント建てて4, 5日過ごそうとしているこの感じ。大丈夫なのだろうか、本当に。。心配と楽しさを抱えながらRhadooを待つ。



9時半、出発!WAHAへ! 場所はコバスナ。
行きはRhadooが乗っけてってくれた。道中は3人で快調だった。彼の運転、初めて乗った。ものすごい飛ばすんだな。高速で200km/hオーバーに乗ったのは、もう30年ぶりぐらいの事だったよ。速くて運転がnot comfortableだったら言ってね、そしたらゆっくり走るから、と優しかったが、運転自体は超上手いので怖さは全くない。あんま寝れなかったけどさすがにうとうとしてたし。


結局5時間かかると言われていたところを3時間半。早かった。すごく山の中に。やっと着いた。
会場へ。まっすぐブースへ。人いっぱいで楽しい。友達たくさん居た。


みんなで会場を少し回る。夜だから真っ暗だ。久々行ったサイケのフロアーも楽しかった。
少ししてRhadooがDJスタート。3時半~8時半。


もっのすごくよかった。前の人が少しボチボチ気味だったので、変わったすぐから少しダンサブルな跳ねる感じの、でもお洒落で少し軽快な曲で入ってった。みんな踊る感じになった。徐々にDeepに。mixがやはりすごい。amazingなプレイだった。間違いなく今回の一番。すごく楽しかった。いっぱい踊った。

山の明け方はやはり素晴らしい。


続いてAndrei Ciubuc


結局宿は、前からの仲良しのマンハイムのSedee達のところにお世話になる事にした。彼らだったら気を使わないで済むしよく遊んでる仲だし、何より楽しそう! やっぱり今この状況で初めてのテントを建てるのとか、どう考えても気が進まなかった。一回SedeeのDavidと荷物置きに行く。テントの場所、難しいな。そもそもまだこの会場内の場所の位置関係、どこがどこだか全く分かっていないし。大丈夫だろうか。

午後まで遊んでいた。超楽しい。ここ、すごく好きだ。人もいい。
午後1時、一人になりもうテントへ。Sedee達も居ない。が、ここからが一大事で、彼らのテントが見つからない。本当に分からずで、頭で覚えていたさっきの景色と、絶対ここだからと連れてかれたArtist Tent Areaの景色が違う。みんな探すの手伝ってくれたが分からずで、よし、スタートからまた始めてみるよ、とDeep Stageとの間を何度も往復。外は真夏の炎天下。ルーマニアの夏は40度すら超えるときもザラにある。意識は薄れかけていた。最後フロアーでDavid見つけて、場所を再確認して一件落着。が、一緒に行ってあげるよ、という彼のありがたい申し出を辞退しなければよかった、それからまたなおも見つからず延々と。結局都合3時間かかった。15年以上前までは一時よく行ってたサイケのパーティーなどなどでよくこういった事が起きてたなあ、と非常に懐かしい気持ちになった。後から考えると、朝の景色と今の景色は違って当然だと言われた。後から来てそこの隙き間に新たなテント建てた人が何人も居たんだから。

うちらの家。ありがとう、Sedee!


俺の寝床。とりあえずここに金~火の5日間。マットと寝袋をケチって最安のにしないでよかった。意外と全然快適だった。


もうここからいつ寝ていつ起きたか。森の中での生活が始まった。絶対に見落としてはいけないのをTime Tableで抑えながらそれに合わせて何とか生活する日々だった。



会場内はこんな感じ。

本当に牛達が!


Shower




馬も!




Kids Area




朝3時半かに目覚ましで起床。8時間ほど寝て結構オッケー!今日は朝からSedeeだからそれに合わせてフロアーへ。


少しして彼ら始まった。少しTT押してるみたいでちょうどよかった。

Sedee


昼間も楽しい。


Sedeeの後のPiticu、なんか貫禄出て来たな。


日曜の夕方からはPedro。道が混んでたらしく、到着少し遅れたようだ。空港から来て一瞬家に荷物だけ取って、ここ終わったらまた空港へ、らしい。そのため、プレイ、4時間弱と少し短くなったようだ。前半はボチボチ、そして中盤のMixはマジamazing。あれはヤバかった。完全にゾーンに入ってたな。

そうこうしているうちにDubtilが来た。つい先月の日本での事をはじめ、この日は色んな話しをいっぱいしたな。
マネージャーもやっと会えた。と、問題が発生。月曜の夕方かに彼の車で一緒に帰るはずが、なんか連絡ミスでちょっと難しそうかもと。ここからがまた大変だった。車探し。まあ何とかなるだろうけど。結局数時間後、仲良しのCiubucが乗せてってくれる事になり一安心。まだ日曜の夜中の12時過ぎで、彼は明日の午後2時ぐらいに出るとの事。まだまだ遊べる。ともあれこれで一安心だ。

PheekのLiveを挟み、Dubtil2時半からプレイ。これが、、、ものすごくよかった。ビックリした。今まで生で聴いて来た中ではダントツに一番よかった。Mixも素晴らしい。選曲が、本当にDeep。マジカッコ良かった。まさにイメージの中のルーマニアで、やりたいRomanianの感じだった。う~ん。彼のこの時のプレイは、今回のWahaでのBest 3に入る。素晴らしかった。


と、最高潮のところでちょうどブース後ろに居たら、なんと自分の曲が。これには感動した。踊っていて目の前で急にかかるのは2年前に前の曲をRhadooがかけてくれたのに続いて2回目の事。これはあがった。しかも超いい感じで鳴ってた。一瞬飯とか食いに行ったりしてないでよかったw


次のCezarがLondonからの直行でなかなか到着せず、彼は結局4時間近くかやってた。
Cezar。回してる時の貫禄すごい。やはりすごくよい。


朝方にCiubucがルーマニアの歴史をすごく真剣に話してくれた。2000年前はここは大森林しかなかったって。ローマ帝国が入って来て木を切ってそこに街を作っていったって。昔のルーマニア語と今使われている言葉は、発音が少し違うって。そして、自分はBucharest生まれでBucharestに住んでるって言葉が誇りを感じた。



テントに居ると、なぜか動物が寄って来る。こいつは、いつの間にかテントの中に入って普通に馴染んでいた。


テントに戻ると3人とも寝ていて、それでなんと俺の寝袋が酔っぱらったSedeeのでっかい友達に使われていた。彼は今回のWahaで多分身長が一番高い人物だった。その彼が俺の175cm用の寝袋にムリヤリ入ってるもんだから、端から見てると完全におかしい。今から思うと、なんであの写真こそ撮っておかなかったのか、非常に悔やまれるあれは出来映えだった。
それはともかく、朝でまだすごく寒かった。寝袋無しで、厚着してバスタオルかけてなんとか寝た。何とか凌げた。




Ciubucが何時に帰るのか分からないので困った。それで俺も寝ていた。2時と言ってたので、何度か彼のテントを覗く。が、寝てた。それで俺もまた寝る。彼はいつになっても呼びに来ず、夜8時半になりテント見に行ったらまだ寝てる。周りに聞いたら、彼は多分今日帰らないだろうと。明日火曜日だと思うよ、と。エッ?マジか?でももうこれは仕方ない。ルーマニアタイムに突入している。もうどうしようもないし、1日余分にスケジュールもまだ余裕があったので、では俺も残るかと迷う。この週末に入ってるDJの準備が旅の途中により不十分だったので、しっかり準備をしたいなと、リカバーの日も含め余分に取っていたけど、でもやっぱり月曜じゅうに帰れたら帰りたい。一応周りに誰か帰る人居ないか聞こうと思って、そして2つある携帯が共に充電ゼロになってきたので昨日もやったパブリックの場所で充電しようと行く。スペインのiPHONEを、そこにあった他の人のケーブルを借りて充電。


そのままDeep Stageも行って遊ぶ。そしたら少しして、なんとSpecial GuestでDubtilが登場してた。ナイス!
少し食べようと思って、Food Areaに行ってスープ食べる。すごくいい人達だった。迷ってたら、食べてみて好きじゃなかったらお金払わなくていいから、なんて普通に言う。美味しかった。ここの人達ホントみんなすごくいい。優しい。WAHAは特別だ。他の店は結構もう0時ぐらいまでで終わりで、ここは何時まで?って聞いたら、うちらはずっとやってるって。We are strong.と。

でも少し食べてたりして離れてたら、ちょうど戻ったらDubtil1時間半ぐらいで終わっちゃってた。失敗。彼、今日夕方に帰るはずが、結局が帰れなくなって残ったらしい。楽しかったんだろうな。すごく疲れてたがw

そして何と別の大問題発生。22:30ぐらいに2時間ほどして携帯取りに行ったらなんとケーブルごとない!持ち主が携帯ごと持って行ってしまったぽい。大失敗。スタッフ、超親身に探してくれたがない。朝もう一回来てくれ、と、今日は多分もうダメだからと。明日は朝9時からか開くって。少ししてここも閉まってしまった。

これは本当に大失敗だったな。Deepに戻ってマネージャーに言う。が、彼曰く、絶対に大丈夫。ここに来てるお客さんは盗むような人は誰も居ない、絶対に戻ってくるから、と。昨年、ある人が、財布じゃなくってお金ごとどこかに落としたんだって。そして翌日Lost & Foundの落とし物の所に来てみたら、なんと落とした現金がそのまま届いていたって。それはすごい。Wahaはそういうフェスだとの事だった。
結局携帯を明日確認しに行くから今夜帰るわけにはもういかず、腹を決めて残る。もうどうしようもない。

夜2時頃かに俺もテントに戻る。ちょうどSedeeらが戻って来て居て、寝る前に一緒にゆっくりテントで昔の話しとか、お互い色んな話しした。もっのすごく楽しく、ムチャクチャ笑った。昨日俺の寝袋に入って寝てた彼には、「King」と言う名前が付いた。4人でメチャメチャ笑って、その笑ったまんまみんないつしか寝てた。彼らのテントでよかったな、今回。




朝9時半か、目覚めて起きる。Sedeeらもフライトが夕方なので昼12時には出ないとだって。音、近くの一番聞こえてた別のステージのはまだ小さく聞こえてたが、Deepは9時頃に音止まったと。

昨日充電してた場所に電話見に行ったら、なんと。。。あった!! 持ち主が昨夜よく見ないで自分の携帯と思ってそのまま持って行って、朝取り替えに来たって。よかった、本当によかった。そして嬉しかった。Mishuの言う通りだった。

ステージ行ったらもう完全に撤収に入ってて客はゼロ。
昨日の店も終わってた。隣りでコーヒーを。


午後1時過ぎ出発。帰りの車もいいメンバーですごくナイスだった。やっぱ人だよ。
途中車に酔って気持ち悪くもなった。この5日間の有り得ない疲れと共に正直、かなり弱った。

道は途中、ず~っとほぼこんな感じ。


途中でブラショフの街を通過。ここは、Hollywoodみたく、山に街の看板がある。


ガススタでアイスをget。みんなが、これがルーマニアで一番美味しいアイスだとの事だ。


ほどなく、いつも寄ってるみたいなスナヤで食事。ここでは熊の肉が食べられるんだよ、と。いいホテルだった。スキーとかのシーズンのリゾート地らしい。


少しずつ車酔いが回復してきたが、でもまだだめで最初注文せず。でもスープ少しもらったら美味しくて頼む。美味しかったな、ここ。少し分けてくれたステーキもすごく美味しかった。


みんな本当に本当に優しくしてくれてありがたい。本当に友達の大切さを感じた。今回、心から本当にみんなに感謝だ。この心を持てた事、今回のここでの旅の本当に大きな収穫だと思う。

そこからさらに1時間半ちょっと。ここまでは、街を通った時以外は本当に民家も何もなく、ルーマニアの実情みたいなのを感じた。街以外は本当に本当に田舎どころじゃない田舎だ。Ciubucに聞いたのも頷ける。

なんとか車酔いももった。よかった。ブカレスト市内に入ってもこの日は渋滞もさほどなく、夜8時に無事に帰宅。長かった。無事帰って来れて良かったな。ホント友達に感謝だ。今回のWaha Festival、俺は金曜夜から最後の火曜昼までの参加だった。この5日間、ホント貴重な体験ができた素晴らしい日々だった。寝袋で5日間なんて、日本で毎週毎週ひと夏にそれこそ7コも8コもレイブ行ってた時でもそんな事してない。色んな意味でホントにピュアな部分を取り戻せた、色んな大事な事を思い出させてくれた毎日だった。来年もまた絶対に来ようと思っている。今回、街だけじゃなくてフェスに来てホントよかったな。こうしてまず1コ目のFesは終わった。この日は泥のように寝た。さあ、来週はいよいよ今回のヨーロッパの旅の最終編。もう一つの小さなFesのお話しだ!

 

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