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果たして人は踊れるのか? BPM 10縛りのパーティーが開催

 コペンハーゲンでBPM 10縛りのパーティーが開催されようとしている。それに伴い、パーティーでかけるための音楽を公募している。公募をしているのは、コペンハーゲンのパーカッシブ・アンサンブルG-Bop Orchestraの作曲家であり、創立メンバーのGreta Eacott。
 
 彼のコンセプトはこうだ。
 “もし私が、BPM 10の速さの音楽がかかるダンスクラブを始めたら、誰か来る人はいるでしょうか? それはどのように聴こえるのか? その音楽で人々は踊ることができるのか? それを楽しむことはできるのか? と問いかけています。そして、その音楽を用いてコペンハーゲンのすべてのクラブでプレイすることも望んでいます”。
 
 BPMは、1分間あたりに刻む拍の数を示す単位。ハウスやテクノのようなダンスミュージックだと、ドンッ・ドンッ・ドンッ・ドンッとバスドラムが規則的に鳴っているので、それを数えるとわかりやすい。ハウス/テクノミュージックだと1分間に120〜130回。つまりBPM120や130となる。今回は、1分間に10回のビートということは、6秒に1回、ドンッ!っと鳴るような、非常に遅い音楽ばかりかかる。
 
 公募要項には、こう書かれている。
 “コペンハーゲンで、2017年9月末に開会する10 BPMダンスクラブに興味のある人と、10 BPMの音楽を制作してくれるアーティストを募集しています。トラックは完璧に仕上がっていなくても問題なく、特定の尺にする必要もありません。すべてのスタイルが歓迎され、ダンスフロアにて披露されます。ただし唯一の制限は、BPMは10に限定されていることです。提出期限は2017年9月25日です。”
 
 この面白い試みから、新しいシーンは生まれるのだろうか? 詳細については、下記URLをご覧いただきたい。なお、参考までにBPM120、90、10のメトロノーム動画も掲載しておく。これでどれだけBPM 10が遅いかが伝わるだろう。
 
■10BPM
https://tenbpm.tumblr.com/

■参照元

https://www.thewire.co.uk/news/48009/copenhagen-club-night-calls-for-new-music-made-at-10bpm




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