INTERVIEWS
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Derrick May

ミックスに付随してゆく感受性、エモーションの全体像を最初に何となく表現したかったんだ。だから、別の惑星みたいな雰囲気で始めたかったのさ。

凄くピッタリなイントロになるような気がした。今後このミックスの全体像をどのように描きたいのかを表現出来るのかと思いこのイントロにした。 もちろん、俺は宇宙に関するものの大ファンだ。だから、俺にとってこんなコンセプトを使うのは心地良かったよ。宇宙のことはそれほど考えてなかったけどね。どちらかというと、何かクールで変わったものを想像してた。凄く心地良いサウンドが欲しかったんだ。 俺はこのミックスで"感情"を主題にし、それに焦点を合わせた。ダンスフロアだけでなく、歴史や未来について表現したかった。でも、俺はこんなことはあんまり考えない。多くの人が想像するほど力を入れたりはしないね。実はその瞬間プレイしている音楽から受けた印象をもとにミックスをアプローチしてるんだ。俺のレコードバッグに入っているレコードはとても重要だ。俺は自分のレコードセレクションに関してすごく注意を払ってる。自分が強く感じる音だけプレイしてるんだ。だから選曲には、すごく慎重でもある。セレクションで1番大事なのは"俺のレコードバッグには最高の音楽が入っている"ってことだ。俺自身を本当に表現できる、ズバ抜けてる、ある意味でタイムレスな、最も良質なレコードを常に求めている。 もちろんさ。 そんなものは普段から避けてるよ。俺自身がすごくエンジョイできる、時の試練に耐えうる、永遠の名作となるだろうと信じている音楽を常に注意深く、時間をかけて探しているよ。俺自身の制作した音楽だけでなく、Transmatから発表する音源は、他のアーティストの音源でも同じだ。自分がプレイする音源はこうでなければならないっていう基準がある。俺は慎重に選んでいるよ。俺はレコードを買う時は急がないようにしてる。レコードバッグに入れてるレコードを半年や1年かけ続けても全く構わない。発売2週間後には、そのレコードを全くかけないDJたちを知ってるが、俺はそんなことをやるような奴じゃない。自分がそのレコードを良いと思ってる間はプレイし続ける。何かの規定やDJルールなんかどうでもいい。自分がしたいことを自由奔放にやってるよ。 前作のミックスCDの待遇には凄く満足していた。AIRのオーナーの村田大造氏は俺の友達なんだ。彼はいい奴だし、彼ともっと仕事をし続けたかった。最初のプロジェクトの待遇も良かったし素晴らしいと思ったから、やり続けたいって思って2枚目もやることにしたんだよ。 いや、俺はヨーロッパでこういったものは発表しない。気付いているのかどうか解らないが、このミックスCDは日本のマーケットのためだけのものだよ。その方が俺にとってもいいんだ。なぜかって言うと日本人は俺の作品や努力に対して、世界中のどこよりもはるかに感謝の気持ちを持ってくれてる。だから、日本のみでこの製品がリリースされてることに満足してる。日本のレコード会社からしか出さないって言う選択は俺自身が選んだことでもある。他からは入手できないと知ってたし。このミックスCDの契約には、このプロジェクトが他からリリースされることはないと明確に記載されてるよ。 興味ないね。俺は日本人と日本のマーケットにすごく満足してる。日本だけでリリースすることに、いかなる文句も気になることも心配も後悔もないね。日本でしか出さないってのはグレートだ! 俺にとって日本は唯一のマーケットだってことを断言できる。 実はBPMの好みは全くないね。皆を旅に連れて行きたい。ひょっとして135~138BPMから始まり、110まで下げ、3時間後に138~140BPMにまで戻すかもしれない。特にそんなことは気にしてないんだ。BPMには気を遣わないね。俺はどんな音楽をプレイしているかってのをもっと気にしてる。それが大事なんだ。 いや、参ったな、鋭い質問だね。その特定の瞬間にどのように感じているかによるよ。あるレコードを2~3分プレイすることは特に計画してやってる訳でもないんだ。ただ成り行きに任せてる。自分がかけたトラックから何を感じてるか、ダンスフロアからどんな反応があるか、それによってそのレコードをプレイし続けたいのか他の曲をかけるかの決断をしてる。 うん、そうだね。 俺は、自分が気に入っている間はそのレコードをレコードボックスに入れておく。俺はいつもレコードショップに通っている。四六時中買い物に行くのも問題ない。レコードの魔法が薄れるまで、マジックが感じ取れる間は継続的にプレイし続けるよ。そのレコードがどのくらい古いのかなんて気にならない。気に入ってたら俺は好き勝手にプレイし続けるよ。でもそれと同時にいつも買い物に行って特別なものを探そうともしてるんだ。 うん、そうだね。実はCDもプレイしてるよ。でも俺のハートはヴァイナルにある。 そうだね、多くのラップトップでプレイしているDJはそれが"進化"だと思ってる。ヴァイナルの伝統とかレコードを運ぶ不便さから解放されたとか、他にもやつらはいろいろ信じ込んでる。この変化で何が起こったかっていうと、デジタルのスタイルでプレイするDJたちは、デジタルジュークボックス化を加速させたんだと思う。ほとんどの奴らは真のDJじゃないね。(ヴァイナルを長年使ってスキルを網羅してから)移行しようとしている奴らもいる。彼らが本当のDJだ。移行しようとしている多くのDJは以前からも良質なDJだったし。でも、デジタルDJ(の技術革新)によって、本当のDJなんかじゃないやつらにも扉を開き、クラブでプレイするチャンスを与えたんだ。彼らは全く才能がない。それに彼らはごまかしてDJに成りきるチャンスを与えられただけなんだ。今世界中で起こってる悲しい事実だと思うよ。なぜかっていうと、多くの能力ある良質なDJたちのチャンスを奪ってるから。彼らにはキャリアを継続させてダンスミュージックシーンに貢献してもらえるようになってほしい。彼らによって良質な音楽をかけさせてクラウドを教育させたいね。しかし、現時点では新人が出てきてるから、彼らは脇に退けられてる。新人のほとんどはDJなんかじゃない。彼らは音楽をプレイできるテクノロジーへのアクセスは持ってるけど、かけている音楽が好きなわけでもないし、本当に何をプレイしているかも理解できてないし、また音楽をどのように探すのかも全く知らないんだ。それが主な違いさ。 「Lil' Louis / French Kiss」は1つだね。「The Dominatrix / When They Beat Them In」をプレイするのが大好きだよ。あと、他にも4、5枚あるよ。

すごい!ちょっと考えなくちゃならないな。なぜかっていうと、これらのレコードは、今回のミックスに使わなかったから。「French Kiss」は使ったかも。。いや、「French Kiss」もそういえばこのミックスには収録しなかったな。

常に好んでプレイはレギュラーズだよ。そうだな、時にはトランズマットから出した代表曲ばっかり使ってTransmatミックスをやったりしてるよ。それもやるのも好きだ。これらは定期的にプレイするものなんだ。 うん、もちろん。間違いなく時の試練に耐え抜いたと思うね。素晴らしい。 アリガトウ! それは素晴らしいと思うね。日本は簡単に主導権を握ってると思う。エレクトロニックミュージックのシーンで、ドイツで起こっていることや日本で起こっていることを見ると、世界の他の国々はこれらのシーンの活躍ぶりをただ観察しているだけじゃなくて現時点で彼らもこのシーンの一部でもあるんだ。だから、世界中のあらゆる国々の音楽の発展を見守るのはとても刺激的だよ。レバノン、イスラエル、フィリピンといった国々や、ほかの国々からも、もし多くのやつらが音楽を制作し続けたら多大な貢献を及ぼすんじゃないかと思う。それを想像するとすごく刺激を受けるね。色々な国から出てきてる音楽はかなり注目してるよ。 うん、新曲ではあるが、実はKevin SaundersonがプロデュースしてKenny Larkinがリミックスしたものだよ。もちろん、100%新作だ。Kevinは、ケニーが満足できるリミックスが仕上がるまでずっと待ってたんだ。俺に言わせれば、Kennyは絶対に自分のミックスに満足しないと思うから、Kennyは待たずに出せば良いと思うけどね。KevinはKennyからのOKをずっと待っているんだよ。Kennyはこの件に関してやたらと時間をかけてるんだ。去年から俺とKevinしかプレイしていない曲なんだ。もちろん、Inner Cityの新作だよ。 それはわからないな。恐らく彼はその1曲しか今のところ作ってないと思う。1年以上前に制作して、Kennyが手がけたリミックスのリリース許可を待っているんだ。だから、俺とKevinだけがプレイしてるのがおかしくてしようがないよ。俺たちがクラブでプレイする以外ではこのミックスCDが初披露だね。ってことは、このミックスCDの真のエクスクルーシヴトラックだ。未だにいつ発表されるか予定がないし。 まっ、彼は1年前にプロデュースしたんだけどね。 エクスクルーシヴではあるが、まだ正式には発表されてない。なぜかって言うと、Kennyが未だに違う新たなミックスを制作し続けてるからなんだ。それでまだどのミックスを出そうか、彼らは迷っているところだよ。だから、まだ未発表のまま。あなたがこのミックスCDで聴いてるヴァージョンはエクスクルーシヴだよ。俺とKevinがクラブでプレイしている以外では初めてみんなが聴くものだ。いかなるフォーマットでも発表されてない。 恐らくHiroshi Watanabe。このミックスCDに収録したKuniyukiは恐らく、全世界で最も気に入っているアーティストかもね。もちろん、Carl Craigはいつも大好きだし、Lucianoの大ファンでもある。 恐らく十分に成し遂げたので、レーベルを休止にさせたのだ。また、レーベルをさらなる次元に向上させるような音源と出会うことができていなかったからでもある。僕はレーベルから良くないレコードを出したくなかった。Transmatからは良くないレコードを1度も出したことがなかった。レーベルを継続するためだけに、悪質なレコードを出したくはなかった。そんなことをするのはバカらしく思い、とても危険で時間の無駄でもある。なので、レーベルの新鮮さを常に保ち、(新たな)試みを循環させ、Transmatに所属するのが興味を持つアーティストを探し出し発育させ、継続的に発展させるのがとても重要なのだ。 現時点ではすぐに発表する予定はない。俺達は最近Greg GowとDVS1のZak Khutoretskyの作品を発表した。俺は、これらの作品を出してかなり満足してるよ。来月に他の作品をリリースする予定だったが中止した。なぜかっていうと、サウンドとプロダクションに満足してなかったからさ。俺たちは今2、3枚の作品を発表する予定で、ひょっとしたら年末までにもう1枚出すかもしれない。名前を教えれないので、聞かないでくれ。 うん、もちろんこれらの作品のいくつかは再発する予定だよ。多くの人は、Tony Drakeのアルバムのことを訊いてくるね。このレコード会社と恐らく日本で近いうちに必ずリリースすると思う。お互いに素晴らしい関係を構築できたし、日本で良きパートナーを探していたからさ。恐らく素晴らしい関係を共に築くことができる気がするし、以前Transmatから発表された作品は、先駆的なものが多いから、再発するのにはいい機会だし、そうなればいいね。 その通りだ、多くの作品は廃盤になってる。 レーベル運営業務を続けていくことや常に(スタッフや所属アーティストに)自分自身が向かおうとする方向性を見せ、教えるように努力すること。正しい方向に集中し、自分の使命を理解すること。実は、俺のレーベルには任務がある。ただのレコードレーベルなんかじゃなく、単にレコードを発表する会社でもない。俺自身が本当に信じている大切な何かなんだ。レーベルを運営する面倒さに関しては、発表する音楽は、再度言うが、時の試練に耐え抜かなければならない。そして、アーティストは、Transmatのアーティストの一員になるってことを俺が真剣に考えてるってことを理解しなければならない。例えば、Transmatから1枚の作品を発表して2週間後には他の5つのレーベルからレコードをリリースするようなアーティストは絶対に受け入れない。 期待。うん、そう信じたいね。俺もしょせん生身の人間にすぎないから、時の試練を耐え抜くTransmatを象徴する音楽を自分で頑張って探すしかない。こんなことを理解し、信じ、俺の哲学を支援するアーティストを探すために懸命に働いてるよ。そして多くの奴らは理解できないから、これは、たやすいことではないんだ。多くのやつらは、俺のレーベルに所属することが忠誠を誓うことだって理解できないんだ。ただレコードをレーベルから発表することなんかじゃないんだ。 未だに高品質の音楽は存在していると思う。しかしダンスミュージック業界の問題は、ほぼ無に等しいほど縮小したことだと思う。そして、それは音楽の品質とは無関係だ。ダンスミュージック業界の支援のレベルが問題なんだ。いつの間にか消えたような気がする。ラップ、ポップ、ロックの音楽業界はそれほど深く影響を受けていないような気がするけど、これらのジャンルと比べて、最新テクノロジーによってダンスミュージックほど悪影響を受けているジャンルはないんじゃないかと思うよ。DJたちに責任を負わせなければならないんじゃないかと思う。彼ら自身が取った行動とその責任が重大だと思う。

団結したレベルで真実を探りながら何かを開発せず、フォーマットを無造作に移行し、その行動が実に無責任だと思う。皆は貪欲に突っ走って、音楽をプレイする新たな方法を探してる。そしてプロモーターは本当のところ何が起きているのか深く理解してから追いつくことができず、あっという間にダンスミュージック業界中に矛盾が生じたんだ。細分化されたんだ。不必要なほどの多くのジャンルが出現した。ハッピーハウス、サッドハウス、テクノ、テックハウス、テック何チャラカンチャラ、解るだろう、過剰なんだ。ハウス、ハンドバッグハウスといった無数のジャンルで細分化が過剰になっていった。あまりにも酷く多く分裂され過ぎて、ダンスミュージックはぶっ壊れたんだ。結束されず、骨無しされたんだ。なぜかって言うと骨格が1000回も壊されたからだよ。

そして人々は混乱するようになった。消費者は何を買うのか、何を信頼していいのか解らなくなった。だから、興味をなくして、他へ移って行ったんだ。
音楽が止まった訳じゃない。高品質の音楽も止まらなかった。DJたちもプレイし続けた。人々はクラブで踊り続けた。しかし、何が起きたのかというと、人々は基本的にすべてがダンスミュージックにもかかわらず、違う音楽のフォーマットから欲しいものを探すのにうんざりして、途方に暮れ、興味を失ったんだ。消費者はとても賢いから、騙されたことはすぐに感じ取れると思う。そんなことが起きたと思う。フォーマットが変わり始めた時、レコードショップが閉店し出して、多くの人たちはレコードを探すためにbeatportには行かなかった。彼らは「もうそんなことはどうでもいい!俺は興味を失ったんだ」とか言い出したんだ。そんなことが起きたんだ。多くの違う論点を探すことはできる。多くの人たちは、俺が言っていることに対して反論するかもしれないが、現実には俺がいったことが原因だと思うね。テクノロジーが人々の目の前にあって100万曲もダウンロード可能にもかかわらず、彼らは実行していないし、全く興味が薄れたからダンスミュージックがこれほど素早く急速に衰退したんだと思う。 人々は単に疲れ果てたのさ。彼らは呆れて、興味を失ったんだ。 そうかもしれないが、気付いてるかどうか解らないけど今レコードを買ってる人達は減ってるんだ。それ以上の人数がクラブには来ているが。今皆はレコードを買ってないんだよ。多くの人達は幅広いジャンルの中から最新のビッグな曲を探すことにうんざりしてる。消費者は振り回され、疲れ果ててるんだ。音楽に対してはまだ興味はあるけど、探すのにうんざりしてるんだ。 そうだね、うん、そう思うよ。彼らはただうんざりして、興味が失せたんじゃないかと本当に思う。 いや。いつも希望はあると思うが、そういった国では現時点でマーケットは存在してないと思う。先ほど言ったとおり、ミニマルからテックハウスからハードハウスから何千のジャンルが存在してるから、どのマーケットも混乱して、音楽を探すのに消費者はうんざりしてる。皆を混乱させたのはDJとプロモーターたちだと信じてる。総じて言うと、マーケットには、音楽が過剰にあふれてて、困惑が蔓延していったんだ。マーケットを支援するために消費者が継続的に音楽を購入できるようこの変革に対し、ダンスミュージックシーンの業界人は、深く理解し、臨機応変にこの変化を受け入れ対策を練りながら、購買システムの簡素化をすべきだったにもかかわらず、その方向には行かずに罠にハマった。そして、一夜にしてダンスミュージックのアーティストはレコードを制作しなくなったんだ。デジタル配信が始まった。彼らはまだ音楽が好きだが、単にうんざりして、興味がなくなり、購買意欲が失せたんだ。 いや、そうは思わないね。10年前の出来事に遡ろう。時期尚早に全世界のレコード屋が閉店し始めた時から停滞が始まった。消費者がレコードを買うのを辞める前に、もう買わないと独断で判断されたんだ。例えば、東京のCISCOは閉店した。彼らが閉店したのはあまりにも早過ぎた。すごく誤った決断をしたと思う。日本のダンスミュージックシーン全体への悪影響が多大だったから。本当に酷い決断だった。馬鹿げていたよ。CISCOが完全に閉店する必要なんて全くなかった。数店舗を閉めればよかったんだ。商売を完全に閉鎖する必要はなかったはずだ。話にならないよ。そして世界中、多くのお店が同じ行動を取り出した。 まず、来日する1つの理由はいつも呼ばれているからだ。第2の理由は、俺は日本と親密的な関係を持ってると感じているからだ。俺にとって、第2の故郷なんだ。日本には、多くの親友もいる。日本では深くて良いコネクションを築いたんだよ。日本のクラブシーンとはすごく愛着を持っているし。俺は、海外から初めて来日したDJたちの1人なんだよ。俺の前には、Larry Levan、Francois K、Frankie Knucklesとその他の数人のDJたちがいたんだ。1992年に初来日した。だから、俺は、以前から日本に親密な関係があったんだと思う。東京、大阪、札幌といった主要都市だけではなく、名古屋、仙台、その他の地方都市から、千葉みたいなところまでDJしに行ってる。恐らくあなたより、たくさんの日本を俺は見たんじゃないかと思うよ。 そう。日本にいつも行けることは、俺に取って光栄なことなんだ。感動的で、素晴らしくて、啓発的で、学ぶことが多い。上手く説明できないが親密さとリスペクトを感じるとしか言えない。日本のファンから受ける反響は特別だ。 この地球上のどこでも比較できないほどさ。 恐らく、"津波地震"(東日本大震災)が起きた後に来日し、AIRでDJした時だと思うね。海外からは誰もが来日を避けていて、全国で俺が唯一来日したDJだった。俺は、海外から来た2人目のエンターテイナーとして入国していた。日本にはCyndi Lauperと俺しか来日していなかった。他は皆出国した。皆避難していったんだ。来日し歓迎され、観客とクラブのオーナーから感動と感謝の気持ちを受けて、AIRでプレイした反響は凄まじかった。電灯が消されていた、静かな、音楽が全く流されていない日本を感じることは。。。人々が停止しているエスカレーターを歩くのを見て。。。これほどの非常時に老婦人、赤ん坊を抱えている女性を見て、その瞬間に俺の心は動かされたよ。