蔵元 健一

ウルトラ・ヴァイヴ コンテンツ事業部 副部長

国内外のインディー・レーベル流通を行っているディストリビューターです。

http://www.ultra-vybe.co.jp/

今年もイロイロありましたねぇ

 海外の取引先もほとんどホリデイシーズンを迎え、落ち着いた状況で2016年を振り返ると、今年は取り扱いの物量もすごく増えてタフな年だったなーと思います。CD、デジタル、アナログやカセット(!)まで、ここ数年海外のレーベルやディストリビューターの人たちから音楽の売れ方が大きく変わったと言われていたのですが、今年ようやくその実感がここ日本でも得られた感触です。今年Spotifyも日本で本格稼動したので、今後更に変化は加速していくのかなーと思います。

 クラブミュージックでは日本人アーティストの活躍が目覚しく、TRANSMATからアルバムをリリース、自身のレーベルも今年ローンチしたベテランのHIROSHI WATANABE、PRINS THOMASのレーベルRett I FlettaやCRUELからアルバムをリリースしたKEITA SANOらをはじめ、WONKやyahyelなどの海外のベースミュージックとシンクロする新世代の日本人アーティストも素晴らしい作品を発表したと思います。あとBorn Freeからシングルをリリースしている日本人女性アーティストのPowderは個人的にアルバム期待してます。

 日本人作品と言えば2016年は海外のレーベルから日本の70年代や80年代の作品に注目が集まっていたようで、ライセンスや権利元を探してほしいと問い合わせをたくさん貰ったり手伝ったりしたのも印象に残ってます。2017年も更に日本の音楽が海外で注目されたり、日本の音楽が海外のジャンルと並列に聞かれるようになるとイイなと思ってます。>

 2017年もよろしくお願いします!