Masanori Naruse

フォトグラファー

邦楽から洋楽、クラブミュージックまで国内外数多くのミュージシャン撮影を手掛けるフォトグラファー。日本のスリーピースロックバンドHawaiian6のライヴ撮影をきっかけにカメラマンとしてキャリアをスタートする。今では「フジロック」、「サマソニ」、「WIRE」、「BIG BEACH FESTIVAL」、「Electraglide」、「CIRCO LOCO」、「SOLSTICE MUSIC FESTIVAL」や「ULTRA JAPAN」などのビッグフェスティバルでオフィシャル写真を手がけ、ageHa、CONTACT、VISIONなどのクラブでのオフィシャル写真、Billboard Live TOKYOのオフィシャル写真, EXILE, 三代目 J SOUL BROTHERSのライブ写真集など、さまざまなシーンで活躍中。

踊らない週末はなかった...2016

 去年と比べると今年は、より様々なパーティー・フェス・ライブを撮影させていただきました。なかでも特に印象的だったものを、いくつか書かせていただきたいと思います。
 まず、今年来日の多かったTrap系アーティスト。
 5/7 ageHaに来日したYellow Claw。登場前からフロアーは、まるでライブ ハウスに来たかのような熱気!プレイが始まるとフロアーに巨大サークルが でき、モッシュが起こり、ブレイクでは 「Yellow Mother F××in Claw」の大合唱までしちゃう観客たちに感動!!
 9/30 VISIONに来日したKing of TrapことRL GRIME。踊り狂うお客さんによってモッシュができ、破壊力抜群のセットで次々と上塗りされていくグルーヴ。まさに激アツ、汗ダクのパーティー。撮影できて幸せでした!! 次は東伊豆で行われた「Rainbow Disco Club」でのDJ NOBU・The Black Madonnaによるb2bセット。久々に感じるブースの緊張感と集中力。互いの グルーヴを確かめ合いながら昇華させていく姿を、間近で撮らせてもらえることはカメラマンの醍醐味であり、今年のハイライトの1つでもありました。
 次は「ULTRA JAPAN」、DJ SNAKEのプレイ中の出来事。
 DJ SNAKEを撮影していたところ、明らかに機嫌がよろしくない(-.-;)なんか すごく怒っている...という状況の中、ギリギリの距離感で撮影をしていました。するとSNAKEがMCで「get low!」。観客達をしゃがませようと英語で話すも全く通じず、全然しゃがんでくれないという事態に...すると近くで撮影をしていた僕に

S「オイ!日本語で get low はなんて言うんだ?」
N「座ってください(←なぜかカタコト日本語風w)」
S「??? ...お前が言え!!」
といきなりマイクを渡され...
N「みなさん、座ってくださーーーーい!」

何万人を前にMCをやらされた事にはビックリw
 و) ᐛ (今年1番の思い出です٩ もちろんSNAKEのプレイは、ヒット曲満載の激モリセット。最高だったのは言うまでもありません(╹◡╹)♡
 日本のダンスミュージックシーンはまだ決して大きくはありませんが、先日「Tokyo Dance Music Event」ような新しい試みも行われたり、音楽・パーティーをジャンルや世代を超えて楽しめたらいいなぁ~!と思いました。