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ANOTHER TOKYO

近未来"NEO TOKYO"を描いたAKIRAが初出版された1982年から今年で34年。2020年の東京オリンピックを既に予言していたこのストーリーと重なるような混沌とした現在の社会において、果たしてぼくらはどんなTOKYOの未来像を描けるのだろう。テクノロジーの先端を行き、文化的にもアジアをリードし、平和を謳歌してきた日本は、この先も果たして同じようにこの世界の先頭に立っていけるだろうか?先の大戦の後、親から子へ、子から孫へと繋いできた日本の姿は今大きく変わろうとしているのかもしれない。元々島国であった日本に現在では2000万人を越す外国人が訪れようとしており、2020年のオリンピックに向けてその数はさらに増え続けていくだろう。政府もこれからの日本は観光立国を目指すと宣言している。ではそのような状況下の日本の中で僕らが暮らすTOKYOにどのような可能性が秘められているのか?今改めて、僕らは過去を見直し、足下を見つめて、そして未来を見据える。そうすることで世界の中にある“もうひとつのTOKYO”の姿を再び浮かび上がらせるのだ。

『ANOTHER TOKYO』は、最も海外に向けて影響力のある”TOKYO”というブランドをクラブミュージック、テクノロジー、メディアアート、インターラクティブ・コミュニケーションなどを通じて様々な角度から表現し、日本人クリエーターたちに新しいTOKYOのイメージを創造させ、海外にTOKYO発信での”未来の日本”を別の視座から表現し伝えていく。そして今回の『ANOTHER TOKYO』はそのプロジェクトのスタートを見据えたベータ版として開催される。

今後『ANOTHER TOKYO』では、東京の各地でインテレクチャルでカルチュラルなイベントを展開していく予定だ。主となる『ANOTHER TOKYO』のパーティー以外にも、出演アーティストが主催するディナーや映画のスクリーニング、対談、パネリング、レクチャーなどクリエイティブに溢れる催し物が多数開催され、AFTER PARTYに至るまで『ANOTHER TOKYO』を中心として、前後に様々なイベントを複合的に開催することで、都市型インテレクチュアル・カルチュラル・ミュージカルウィークエンドを創造し、東京のクリエイティブを刺激し世界に発信していくだろう。

既に先日2月6日にageHaで行われた「Dark Energy presents AFTER DARK」も、『ANOTHER TOKYO』と軌を一にするプロジェクトのひとつとしてローンチし“もうひとつの東京”の姿を浮かび上がらせることに成功している。そして今後も、世界の中の日本、もうひとつの東京をコンセプトにした『ANOTHER TOKYO』が描く“未来”をぜひ一緒に体験して欲しい。

ANOTHER TOKYOオフィシャルサイト
http://anothertokyo.com/