Middle of NowHere

欧州を代表する女性DJをゲストに迎える“Middle of NowHere”

待ちかねたファンも多いのではないか。dj masda主宰のパーティ“Middle of NowHere”が、この夜約半年ぶりに開催される。ヘッドライナーにフィーチュアされたのは、欧州のハウスシーンを代表する女性DJの1人Veraだ。ベルリン在住の彼女は、PanoramabarやWatergateといった現地の名門クラブを拠点に、グローバルに活躍の幅を拡大。今では世界中のクラブ、フェスの常連といえる存在である。「DJプレイとは、ジャンルが問題なのではなく、ただ次々とヒット曲をかければいいというものでもない。それは、DJが創るストーリーとヴァイブスなんだ」。そう語る彼女が紡ぐ音楽に、思う存分酔いしれたい。


＜Vera＞
ドイツ・フランクフルト出身、ベルリン在住、ヨーロッパを代表する女性DJのひとり。現在は「Club Der Visionare」でのレジデントパーティ、故郷であるフランクフルト「Robert Johnson」でのレジデントを継続する他、「Panoramabar」や「Watergate」といったベルリンの主要クラブ、また東西ヨーロッパ、南北アメリカなど世界中のクラブ、フェスティバルの常連である。楽曲制作においては、2007年に設立されミニマル・ハウス・ムーブメントを牽引したレーベル 「Oslo」、Jan Krueger主宰の「Hello?Repeat」、Zip主宰の名門レーベル「Perlon」など匆々たるレーベルから自身の作品をリリースし、Ricardo Villalobosとの共作やMaayan Nidamとのユニット「Mara Trax」としてのリリースも重ねている。いわゆるミニマルハウスの括りで語られることが多いが、彼女にとってのDJとは、「ジャンルの問題ではなく、次から次へとビッグヒットをかけることでもない。それはDJが紡ぐストーリーであり、雰囲気をつくること」と彼女自身は語る。90年代初期のテクノとハウスの黄金時代から蓄積された膨大なヴァイナルコレクションから毎回訪れる場所を想像して選び抜かれた音楽を、絶え間なく湧き上がる衝動をコントロールしながら、次に何が来るかを期待させ続ける手法は正にストーリーテラーそのもの。ブースに立つそのオーセンティックでエレガントな姿にも乞うご期待。