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RICE with MOODMAN

RICE :

ベルリンで出会ったTanukeep & Gが、
club Magoにて毎回信頼の置けるゲストとくり広げるkeep系ハウス・パーティー for HEADS!



MOODMAN (GODFATHER / HOUSE OF LIQUID) :

"日本で最も忙しいDJ"にして、"ムード音楽をこよなく愛する男"。
ビッグフェスから場末の小箱まで、大小問わず神出鬼没。
ゲットーハウスからインテリジェントテクノまで、和モノにゴルジェもTPOに合わせて変幻自在。
ボーダーレスが売りのオールジャンルDJとは一線を画した、あくまでボーダーありきの多ジャンル対応型マルチ・プレイヤー。
真のPARTY’S DJ。日本の宝、ムードマン。

80年代末にムードミュージックのDJとしてキャリアをスタート。
その後93年の”DUB RESTAURANT”をはじめ、”M.O.O.D.”、”donut”など、独自の切り口とエキセントリックな審美眼に基づく革新的なレーベルを設立。
同時期にベースミュージックパーティー”低音不敗”や、L?K?Oとのターンテーブルユニットなど、いずれも確信犯的にアバンギャルドな活動を通して、ジャパニーズ・モダン・ニューウェイヴとでも呼ぶべき、独創的で刺激的な音楽を多数世に送り出した。
DJとしての活動は、新宿→恵比寿リキッドルームでの”HOUSE OF LIQUID”にて長きに渡りレジデントを務め、シーンから全幅の信頼を集めるとともに、国内外からオリジナリティ溢れるアーティストをいち早く招聘。
また現在は活動休止中となっている、宇川直宏、高橋透との”GODFATHER”においても、00年代の日本にダンスの快楽とパーティーの熱狂を普及する重要な役割を担ってきた。

Mix-CDも数多くリリースされているが、リスナーはまずひとりのDJの手によるものとは思えないほど、作品ごとに大きく異なる音楽ジャンルの多様性に驚かされることだろう。
それはもはや病的とさえ思えるほどの、氏の広く深く果てしない音源収集能力の賜物である。
そしてリスナーは、そのどれもがどこかスノップなシティ感覚で彩られた、極めて耳ざわりの良い機能的ダンスミュージックであることに気付くだろう。
代表的なものを挙げると、02年の「WEEKENDER」では、独自のクロスオーバー感覚を存分に発揮しつつも、ひと癖あるストーリー展開を下敷きにユーモアに溢れたフィジカルなハウスを。
07年の「MOTIVATION 6」では、当時Akufen以降Ricardo以前のトレンドであったクリックやテックハウスを”アダルト・オリエンテッド”に解釈したスムースでセクシーなミニマルを。
13年の「SF」では、最先端のダンスミュージックであるダブステップを題材にしながらも、流行のみを押し出すことのない、良い意味でつかみ所のない愛すべき統一された中間グルーヴを。
特筆すべきは、いずれもがその時代のシーンに漂う空気やリリースのシンクロニシティを完全にパッケージングしており、また同時にいずれもが完全なるムードマン作品だということだ。
上記以外のものも含め残されているものすべてが、時代を超えるクラシックであり、また振り返って聴き起こされるべきミュージック・カタログである。

MAGOでは、海外からのゲストのサポート出演という形でもおなじみのムードマンだが、今回RICEにメインアクトとして満を持しての登場。
もちろん、RICEマナーのkeep系ミニマル・ハウスsetでのオファーとなっており、見逃せない夢の競演となるだろう。
最後に、RICEが心の底からRESPECTしてやまないZip(PERLON)をはじめて日本に招いたのが、他ならぬムードマンこのひとだという重要な事実を、ここに付け加える。