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Jex Opolis Japan Tour 2014

カナダの謎の才人Jex Opolisが、ついに来日だ。2013年夏、聞き慣れないGood Timin'というレーベルよりリリースされた1枚の12インチが、一部の音楽好きの間で、評判になった。JetsetのSoulチャートで2位まで上った、その12インチの名は、「Jex Opolis/Sharing」。Jex自らが主宰するGood Timin'からの最初のリリース作品だ。Dam-Funkを思わせるシンセ・ファンク。一瞬でソールド・アウトになった。そして、2013年末、Jex Opolis待望の第2作「Zither」がリリース。よりいっそうNu Discoの影響を感じさせる作風へと変化を遂げていた。Jex Opolisは、Dam-Funkの次世代を担う後継者なのか? そう期待して彼がsoundcloudに上げているミックスを聴くと、彼の多才ぶりに驚く。Gino SoccioしばりのミックスやRod Tempertonしばりのミックスに混じって、バレアリックなミックスが、そこにはアップされているのだから。Jex Opolis、彼は何者なのか? 彼は、トロントに存在するハード・ディガーのスモール・サークルの中で、音楽的経験を積んできた。「長く痛みに満ちた音楽的経歴」の後にやってきた初来日。この夜は、バレアリック・レジェンドの一人、Max Essaとの共演だ。魔術的な夜になる準備は整った。カナダのアンダーグラウンド・シーンの一端を貴方の目でたしかめてほしい。リエディットを掘ることに疲れた貴方にこそ来てほしい。



Jex Opolis
トロント在住のDJ兼音楽愛好家。その音楽的経歴は、長く痛みに満ちたものだった。Jexが主宰するGood Timin'は、謂わば快楽のための作品というべきものだ。ディスコにしてはスロウすぎるし、ロックン・ロールにしては古すぎるが、2010年に、主にレフト・フィールドAOR、エレクトリック・ディスコ、そして、よりレアなアイテムを毎月リリースするためのシリーズとして誕生した。トロントの素晴らしいナイト・スポットで、ただクールなレコードをプレイすることだけに満足できず、Jexは、Good Timin'を、自作の音楽、リミックス、そして、DJミックスのプラットフォームへと、変えていった。Good Timin'からの最初のリリースは、エレクトリックなデビュー・シングル「Sharing」だが、それは一瞬のうちに世界中でソールド・アウトになった。きらめくようなシンセと、グルーヴを重視したリズム。この曲は、ブギーだけでなくバレアリックのファンをも獲得した。DJも、幅広く、ワールド・ビートからファンク、そして漆黒のハウスまでを選曲するエレクトリックなミックス・スタイルを特徴とする。2014年には、新しいEPのリリースと、日本、ヨーロッパ、そしてU.S.をまわる世界ツアーを計画している。刮目して待て。
http://jexopolis.bandcamp.com/
https://soundcloud.com/good-timin
https://www.facebook.com/jexopolismusic



Max Essa
1993年に、伝説的なWarp Recordsから、プロデューサーとして、デビュー。これを皮切りに、90年代には、英国のPaper Recordings、D.i.Y Discs/Strictly 4 Groovers、イタリアのD-visionといった独創的なハウス・ミュージック・レーベルから次々にレコードをリリース。2006年、ロンドンに拠点を置くレーベルBear Funkと活動を開始。3枚のソロ・アルバム『Continental Drift』(2009年)、『White Shoes Blue Dreams』(2010年)、『Won Ton Sunset』(2013年)、レーベル主宰のスティーヴ・コーティとの3枚のコラボレーション・アルバム(Soiree名義での『Zim Zim Zah Zah』『Let's Play Tennis』、様々な変名のもとにプロデュースした『The World Of Progressive Disco』)をリリース。2010年には、Is It Balearic? Recordingsからの2枚目のシングルを発表。この12インチに収録にされた20分にも及ぶ壮大なメイン・トラック「Panorama Suite」は高い評価を得て、作曲家・プロデューサーとしての名声を確立することとなった。続けて、2011年には、大きな成功を収めた「Feel It In Your Body」をリリース。この作品は、アンドリュー・ウェザオールによるサポートを受け、B面に収録された「Heartache」は、NYCのディスコ・レジェンドであるデヴィッド・マンキューソをはじめとするその他大勢のDJのプレイ・リストに掲載された。2008年日本に移住。毎週東京の様々なクラブでDJとしてプレイ。2013年には、サンディエゴ、サンフランシスコ、ロサンゼルス、札幌、福岡公演も含め、その数およそ80本にも上った。2014年も多忙を極めている。現在、ヨーロッパ公演が計画されている。スタジオ・ワークでは、Aficionado、File Under Disco、Is It Balearic? Recordingsといったレーベルから新作をリリース予定。
https://www.facebook.com/MaxEssa