Block Party

DJ's : Dazzle Drums,Kengo
Deco : Jambow!

この一年は、思い起こせば色々なことがありました。
特に、今年の3月11日に、入場を無料にし、有志に食べ物を持ち寄ってもらう形で開催した時には、
様々な人種の方々、そして、なかなかパーティにまでお金を回せない友達も来てくれて
とても嬉しかったし、またひとつDJとしての難しさも教えてもらいました。
色んな価値観の違い、文化の違いは、こういう、解放する場、にこそ顕著に現れる。
人種によって反応する音楽の違いは勿論あるし、
同じ日本人だって、積極的に好きな曲を身体で表現するひともいれば、
ずっと、ずっと真剣な面持ちで、小さく身体を動かしながらフロアで踊ってくれるひともいる。
けれども、誰もが根本は「楽しみたい」という気持ちで動いていて、
それはDJもスタッフも同じです。

もっと沢山のひとに楽しんでもらえたらと思っています。
NYCで開催しているBody&SOULは間違いなく奇跡で、
様々な人種と価値観、経済格差の違いを、すべて乗り越えて、ダンスフロアが一つになっていた。
そこには、作り手だけではなく、集まる人々にも、自分と違う人間を理解しようという姿勢があったし、
「楽しみたい」という共通の思いを、お互いが大切にしていた。
Block Partyも、そんなパーティにしていきたい。
もっと、ハウス / ダンス・ミュージックの原点に立ち返りたい。
ハウスで多く歌われるのは、憎しみではなく、愛情と平和、
そして差別や格差を乗り越えて一つになろう、という意思表示です。
ハウスという音楽が生まれ、支持されてきた理由を、
英語の歌詞が伝わりにくい私達日本人は、どうしても忘れがちになるけれど、
この音楽、そしてそれを育ててきたパーティの根本にある精神を、
「楽しみたい」という純粋な欲求を、皆が叶える、そのために、
きちんと意識して、これからも毎回のパーティを、大切にしていきたいと思っています。
そして、次の日の月曜日から、それぞれの社会で生きていくのに、
Block Partyが少しでも貢献出来たら、何よりも嬉しいし、
それこそが、私達送り手側の「楽しむこと」なのですよね。

いままで遊びにきて、支えてくれた皆様のお陰で、
2012年7月、Block Partyは目出度く6周年を迎えます。
本当に有り難うございます。
もっと素晴らしい音楽と、暖かな場所を目指して、
この節目から、さらに一歩前に進めるよう
DJ、スタッフ一同、頑張ります。
これからも、なにとぞ宜しくお願いいたします。

2012年6月
Block Party 一同

http://www.block-party.info
http://www.dazzledrums.com