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LIQUIDROOM & THA BLUE HERB RECORDINGS presents DJ NORI 30th ANNIVERSARY

なにごとも続けるというのは、それだけでもの凄いことだ。まして、DJ一筋30年…である。30年前にDJといえば、社会的な認知は皆無に等しく、かろうじて『ラジオの…』という時代だ。実際、今みたいにレコード担いでハコを点々と…。なんて時代ではなく、ディスコに勤務する「ハコ付き」のDJしか存在していなかった。そんな時代にファンキーなダンスミュージックに魅せられたDJ NORIは東京から遠く離れた北の大地、北海道は札幌のディスコで、そのキャリアをスタートする。情報が集中する東京ならともかく、その時代の北海道である。しかし、実際には東京に勝るとも劣らない盛り上がりを夜毎繰り広げていたのだ。当時、日本一の歓楽街としてその名を馳せたススキノの伝説のディスコ「シャカマンダラ」を筆頭に数々のディスコ/ソウルバーが賑わっていた。そこには何より熱い人間達が集っていたのだ。当時、最先端の音楽もダンスも、リアルタイムでそこにあったのは、そんな彼らの熱さ故なのだ。当時のディスコ界は、その熱さで全国が繋がっていた。やがて、誰よりも熱かったDJ NORIは東京へと行きDJ高橋透と出会い、ダンスミュージックの本場ニューヨークへと飛ぶ。音楽に対する熱さがあってこそ、ラリー・レヴァンやダニー・クリヴィット達と出会い、熱い人情があったからこそ国を超え、彼らと親交も持ったのだ。日本では大衆化してしまったディスコに対して、音楽に熱い人間達がクラブを作っていく。ダンスミュージックにおいても、軽くなってしまったディスコ・ミュージックに対して、よりダンスに必要なコアな部分を抽出したサウンドが出現し発展していく。ハウスもヒップホップもそんな熱い人間達の情熱が創り上げた賜物だ。万国共通にして、普遍的なものは人間の熱さだ。自らの情熱に正直に音楽を大切にし、出会ってきた人間を厚い人情でもって大切にし、点を線に、線を面にして活動を続けてきたDJ NORI。北海道で生まれたその熱い魂から繰り出されるサウンドはユニティーへの狼煙なのだ。熱き情熱を持って感性を磨き、厚き人情を持って理解を深め、ユニティーへと向う者たちはここに集う。長谷川賢司(gallery)



■チケット(4.11 on sale)

PIA[P-code 322-432]、LAWSON[L-code 75058]、e+、TECHNIQUE、DISK UNION CLUB MUSIC SHOP(渋谷、新宿、お茶の水)、Lighthouse Records、LIQUIDROOM