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渋さ知らズオーケストラ

1989年9月、不破大輔を中心に第一回目のライヴを行う。フリージャズをベースにした大所帯バンドだが、オーケストラ編成だけでなく、中編成や小編成でも活動する。芝居の音楽伴奏が出発点の一つとなったこともあり、演劇的感覚が強い。演奏にはジャズ、ロック、フォーク、歌謡曲など様々な要素が混在し、ジャンル分けを拒む音楽である。ステージはミュージシャン、舞踏家、ダンサー、パフォーマー、映像などによって構成され、同時多発的な「イベント」が連続し、観客を熱狂させていくことから、祝祭的なバンドと評される。FUJI ROCK FESTIVAL(日)SUMMER SONIC(日)GLASTONBURY FESTIVALS(英)MOERS FESTIVAL(独)ROCCELLA(伊)NANTES(仏)QUEBEC(加)をはじめとする、国内外の大型フェスティバルで高い評価を受け、数度の長期ヨーロッパツアーを行っている。昨年2016年はGLASTONBURY FESTIVALS(英)に2度目の出演をし、ベルギー・ドイツ・スイス・イタリア・スロバキュア・オーストリア・ポーランドのフェスや単独公演を行う。また、「天幕渋(テント渋さ)」と呼び、自ら巨大テントを建てての公演も行っている。これは渋さ知らズがバンドであると同時に、「場」であることを示しており、芸能のラディカリズムを意識したものである。