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Nina Kraviz

трип / Moscow

世界No.1フィメールDJ、NINA KRAVIZ(ニーナ・クラヴィッツ)。レーベルтрип(トリップ)主宰。2014年に世界最大のダンスミュージック配信サイトBeatportが選ぶ「DJ OF THE YEAR」を受賞。ここ日本でも、国内最大級のクラブ系ポータルサイトClubberiaの「ARTIST AWARD」において2年連続第1位を獲得(2014/2015)、また昨年の「PARTY AWARD」では、約15,000ものイベントの中で年間第1位、2位を独占。さらに彼女のレーベルтрипは、世界有数のダンスミュージックメディアMixmagで「THE BEST RECORD LABEL OF 2015」を獲得。DJそしてレーベルオーナーとして、世界のエレクトロニックミュージックシーンの頂点に立った。

シベリア出身のDJ、プロデューサー、シンガーソングライター、そして熱心なレコードディガーとしても知られる彼女は、2006年にメルボルンで開催されたRBMAに生徒として参加した時にGreg Wilsonにデモを渡したことがきっかけとなり、2007年に初の12インチを彼のレーベルB77から発表。翌年、Jus-Ed主宰のUnderground Qualityより“Voices Remix Project”と“First Time EP”の2枚をリリース。2009年には、Radio SlaveことMatt EdwardsのレーベルRekidsからEP”Pain In The Ass”をリリースしたほか、数々の傑作リミックスも手がけ、彼女の名声は世界的に高まっていった。“I’m Gonna Get You”と“Pain In The Ass”と並び、彼女のキャリアの中で最大のヒット曲といえば“Ghetto Kraviz”だろう。シカゴの名門レーベルDance Maniaに捧げたこのトラックを含む、2012年発表のデビューアルバム『Nina Kraviz』は、世界屈指のオンラインエレクトロニックミュージックマガジンRAで「ロシアンハウスの金字塔」と称賛され、DJ Mag「ALBUMS OF THE YEAR」でも第2位を獲得。彼女のプロデューサーとしての評価を決定的なものにした。2013年にEP“Mr Jones”をRekidsからリリースした後、彼女は自身のビジョンを見出すレーベルтрипを2014年にローンチ。同レーベルからは、彼女自身のほかに、アイスランドの若き才能Bjarkiや日本人アーティストのDJ Sodeyama、さらにはAphex Twinらのトラックも収録したコンセプチュアルなコンピレーションシリーズを発表している(“IMRV”、“Let’s do it”、“I believe I can fly”といった、彼女のシンプルかつ印象的なモジュラートラックは、全てтрипからリリースされている)。2015年にはキャリア初となるオフィシャルミックスCDをベルリンのレーベル!K7よりリリース。歴史ある『DJ-Kicks』シリーズの中でも最高傑作として異例の好セールスを記録し、世界をリードするDJ/セレクターとしての魅力と実力を見せつけた。

今年に入ってからは、英BBC Radio 1のマンスリーショウでレジデンシーDJを務め、Coachella、BPM、Time Warp、Movement、Awakenings、Tomorrowland、Dekmantelといった世界各地のビッグフェスティバルに登場し、毎年夏に引っ張りだこになるイビサでは、AmnesiaでのSven VathのCocoonパーティーやDC-10でのCircoloco、Carl CoxがSpace Ibizaで15年間続けてきたRevolutionの最終章にも出演。そのほか世界中のキークラブでも定期的にプレイしており、ベルリンのBerghain、ロンドンFabric、パリConcrete、オッフェンバッハのRobert Johnson、ニューヨークOutputなどが挙げられる。現在世界で最もブッキングが難しいDJのひとりである彼女だが、大の親日家で、近年は日本にも年に1,2度来日している。昨年GWには渋谷Womb、12月には代官山Airのラストマンスに登場し、この二つのパーティーは「clubberia Party AWARD 2015」で年間1位、2位に輝くほどの凄まじい盛り上がりを見せた。また、世界遺産・京都二条城で開催された「アートアクアリウム」では着物姿でDJプレイを行うほか、劇団荒城の花形・荒城蘭太郎による「花魁の舞」とのスペシャルコラボレーションも行われ、その神秘的で妖艶なパフォーマンスが日本そして世界で大きな話題を呼んだ。