Richie HawtinやSven Vath、John Digweed、Cold Cut、Dub Fire、、、名だたる世界のトップDJ、アーティストなどがこぞってテックライダーにあげるAllen & Heathのミキサー。現在もっともハイエンドなAllen & Heathのミキサーが今回紹介するXone DB4である。強力なエフェクト、ルーパー、フィルター、EQ、MIDIコントローラ、USB接続による24bit/96KHzのハイクオリティオーディオインターフェイスと、全く新しいプレイを可能にするプロフェショナルデジタルDJミキサーの1つといえるだろう。今回のclubberia Featuresでは、このDB4の機能やAllen & Heathの魅力をDJ・アーティストのGONNO氏と一緒に紐解いていきたい。

Tutorial


チュートリアル1では、Allen & HeathのXoneシリーズの現行モデルを振り替えりながらAllen & HeathのDJミキサーについて、アナログミキサーとの違いを紹介する。

チュートリアル2では、DB4の各セクションを確認。その特徴的なレイアウト、デジタルミキサーならではの機能とAllen & Heathの変わらない伝統を紹介。

チュートリアル3では、DB4の顔といっても過言ではない、あなたのクリエイティビティを刺激する豊富なエフェクトセクションを紹介。



チュートリアル4では、ラップトップとの連携について紹介。実際にablton LIVEを使用してもどういったことが可能になるのかを紐解いていく。

チュートリアル5では、実際に店舗のフロアで鳴らし、サウンド感や使用感をチェックしてみる。どういった特徴があるのか、潜在能力は?さまざまな角度からチェックする。

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最大12の入力ソースが扱える発展性を秘めたインプットセレクト

アナログ、USB、デジタルの3種類のソースそれぞれに4つのステレオ入力を装備し、どのチャンネルからでも12の入力ソースが扱え、簡単に切り替えられる。プレイでも1chと2chで同じ音をかけれるなど、DJプレイの発展性を秘めたセクションだ。

スイッチ1つでEQがアイソレーターとフィルターに変更

中央にあるスイッチを切り替えるだけでEQのツマミでアイソレータとフィルターに変わる。アイソレーターは、外付けが多いのでミキサーと一体型は珍しい。フィルターは、ハイパスとローパスになり、中域のツマミはレゾナンスとして使用。

デジタルDJミキサーならではの、正確なループ機能を搭載

今やエフェクターと共にDJプレイに欠かせなくなったループ機能。最長で4小節@60BPMの自動ループが可能となる。精度も非常に高く、各チャンネルに搭載されていることもあり、DJプレイの幅も大きく広がることだろう。

Allen & Heath伝統のアナログフィルターを再現した独自のフィルター

Xoneシリーズ伝統のフィルター。ハイパス、ローパス、バンドパスと3種類のフィルターが可能。レゾナンスで緩やかなカーブを描くか極端に描くかを調整でき、他のミキサーにないきめの細かいかかり具合も人気の理由。


各チャンネルごとのに独立した4基のエフェクターを搭載

各チャンネルにリバーブ、モジュレーション、レゾネーター、ダメージといったDJプレイに欠かせないエフェクターを約50種類搭載。テンポ検出も各チャンネルごとに独立しているので、チャンネルごとに異なる音楽のBPMに同期したエフェクト効果が可能。

エフェクトをかける周波数域を選択した細かい設定も可能

周波数帯域のパラメーターをグラフィカル表示し、選択したエフェクトの効果をかける音域を自ら調整することが可能。低域から高域へ移動するようにコントロールノブを動かし、大胆な音色の変化も意のまま行える。

インプットセレクトによるシンプルな接続設計

4xステレオ入力 + 4x デジタル入力+ 4x USBステレオ入力が可能ながら、Phone、Line入力が1つになっており、接続も簡単に行える。PCを使う場合はUSB接続をするだけなので、DJプレイ前後の設定も楽になった。

24bit/96kHzの高音質オーディオインターフェイス機能も搭載

24bit/96kHzの高音質のUSBオーディオインターフェイスとして使用が可能。Ableton LiveやDAWソフトウェアとの融合したコンピュータオーディオシステムを構築可能となるほか、MIDI機能も装備されており、MIDIコントローラーとしても使用可能。

Special Thanks


Gonno

WC / Merkur / International Feel

次世代ハウス/テクノDJの旗手として特に注目されている1人。昨年に"International Feel"からのシングル"Acdise #2"をリリースして大ヒットを記録している。

Kaoru Inoue

SEEDS AND GROUND

日本のクラブミュージックシーンのトップに君臨し続け、進化し続ける色彩豊かなDJ/プロデューサー。自身のレーベル"SEEDS AND GROUND"も主宰。


須藤 健志

eleven

elevenのPA・サウンドエンジニア。

eleven

ハウスミュージックの聖地"Space Lab Yellow"跡地に2010年にオープン。毎週末、国内外から大物アーティストが出演し、リアルなダンスミュージックを提供しており、コアな音楽ファンから厚い支持を得ている。

About


世界で人気のイギリスのコンソールメーカー"Allen & Heath"。70年代にピンク・フロイド、ザ・フーといった超大物バンドのためにコンソールを作ったのが始まり。完全なコンソールを作るために月日をかけ細部を調査し研究、そして開発者自身が素晴らしい音だと確信を持てたときに製品が発表される。 そのAllen&Heathが満を持して発売したDJミキサーが、今回ご紹介したXoneシリーズ。大型のライブコンソールと同じ設計思想、最新のデジタル技術、定評のあるPenny + Giles製のフェーダーを採用、洗練されたデザイン、XoneシリーズにはA&Hの全知能が受け継がれている。Xoneシリーズは、その独自の設計により、そのサウンドクオリティはDJユーザーにとどまらず、オーディオ愛好家にも浸透している。最高の音質、機能性、耐久性、デザイン、全てをおいてユーザーを満足させるDJミキサー。 Xone:62が2002年と2003年のベストクラブミキサーを受賞し、世界的定番のクラブミキサーとなった。続くXone:92も2004年に同賞を受賞し、人気を不動のもとした。そして、今回ご紹介したAllen & HeathのハイエンドモデルXone:DB4、DB2は、強力なエフェクト、高音質を実現した全く新しいプレイを可能にする次世代のフラッグシップモデルといえよう。1度そのサウンドを聞いたら、Allen&Heath特有の暖かさ、奥行き、豊かさ、きめの細かさを感じ取っていただけるだろう。