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LASTING LAST-ain't no mountain high enough-

■Robin's History

気づけばぼくも今年で36歳。もう15年以上DJをやってるわけなのですけど若い頃は、実力もないのに自分が一番だと他人をコケおろし、未成熟な音をお客さんに押しつけるという今考えればとんでもないDJでした。間違った事をしてれば、当然それは自分に返ってくるわけで、集客に自信があってもDJをする場所がない、正確にいうとさせてもらえない状況になり、それでもDJはやりたかったので、レコード箱を持って知り合いを訪ね、県外でドサ廻りやった時期もありました。



執念は実り、また福岡でDJとして復活する事ができましたが調子に乗っているとすぐに足下をすくわれ逆戻り。1年半ほどDJ活動休止。今度ばかりは潮時かと思いながらも、ある時断腸の思いで某クラブへ「やらせてください」とお願いに行くと、当時そこの責任者だった某氏は深く考え込んだ末、「筋を通す」と、ぼくの代わりに某クラブへ頭を下げに行ってくれました。これが無ければ今のぼくは無いでしょう、T氏には今でも感謝しております。



話は逸れましたが、その後 Q's ,Kieth Flack に拾ってもらったり、epi cafe で手厚いフォローを頂いたり 、最近ではMEAGHERTZ (小倉)と色んな方の応援の元、これまでDJを続ける事ができています。



正直いいまして、DJとしての在り方が解り始めたのはここ3~4年の事、最近の話です。

また人としての在り方がわかりはじめたのも同じ頃。

音に「気」が乗る発見をしたのも、それでフロアを操れる事がわかったのも、山登りを始めたのもこの頃。大きな回り道を経ていくつもの山を越えて成熟した今、絶好のタイミングで今回このパーティーの話を頂き大変感激しております。



この経歴を知っての話か、今回のパーティーのサブタイトルは「Ain't no mountain high enough」。どんなに高くても越えられない山は無い!これを言わなきゃ始まらないようです。



さて今回の6hours set 、誤解を恐れずに言ってしまうと、ぼくがやってるジャンル(DEEP HOUSEというのかなんなのかわかりませんが)は、長く聴きながら長く踊りながら、そこにあるストーリーを感じてもらえればもらえるほど楽しめるものだと思ってます。

例えば、早い時間のジワジワとした空気、それからの刺激溢れるピーク、朝方の涙溢れる高揚感。絶妙のタイミングで繰り出される生き物のような一曲一曲。そこにあるのはひとつのドラマ。そして今回の 6 hours set はこれらを体験するのに格好の場。



ハマるもよし、絶叫するもよし、こぶしを振り上げるもよし。朝方は疲れて何が何やらわからないまま踊ってると、いきなり現れる一筋の光。全てはこの瞬間の為にあったのか!と勘違いするほどの。とにかくぼくは、このドラマの最後の光を!身体いっぱいに浴びれる事の喜びを!一人でも多くの人に伝えたく思っております。まさに、越えられない山を越えたような朝方を。楽しみに。

https://www.pioneerdj.com/ja-jp/product/software/wedj/dj-app/overview/