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Body&SOUL Live in Tokyo OPEN AIR 2010

[DJ] François K., Joaquin"Joe"Claussell, Danny Krivit, [LIVE] Jazztronik, [LIGHT] Ariel

 

 

2002年日本上陸後から恒例となっているハウスミュージックの祭典こと「Body&SOUL Live in Tokyo」。12回目となる今回は、お台場青海シーサイドコートで5月23日(日)に開催された。まわりを海で囲まれ爽やかな海風が心地よい特設野外ステージのもと、世界のダンスミュージックシーンをリードし続けているJoaquin "Joe" Claussell、Danny Krivit、Francois K.の3人が代わる代わるバックトゥバックでDJプレイし、約9時間の壮大な物語をつくりあげていった。
3人が奏でるグルーヴは、音楽の魅力や素晴らしさ、踊ることの楽しさをいつも再認識させてくれる。夕暮れ頃すぎにはスペシャルライブとして野崎良太率いるJazztronikの登場に会場が沸き、「SAMURAI」が流れるとクラウドは、より一層盛り上がった。

そしてまた3人のプレイが再開。オーディエンスは、ハイクオリティーかつ臨場感溢れる立体的なサウンドを体いっぱいに感じて、これ以上無い贅沢な環境で思う存分ダンスミュージックを満喫していた。朝から降り続ける雨が逆にオーディエンスに一体感をもたらしていたように思える。 Body&SOULは、贅沢な音響環境で思う存分ダンスミュージックを楽しんでほしいという願いから、音と機材にこだわっていると聞き、今回特別にDJブース、PAブース内にお邪魔させてもらった。スピーカーシステムは西ドイツ製のD&B AUDIO TEKNIK。ミキサーはDOPE REAL UREI 620を、FRANCOIS K.の要望でDOPE REAL社が改造した世界に1台しかない特注品だそうだ。ターンテーブルはPIONEER CDJ1000MK3を3台とTECHNICS SL1200GLDが2台。電源には整流器を導入、電源タップと電源ケーブルはオヤイデ電気のラインケーブルがフルに使用されているというから、音職人たちのこだわりが感じられる。ダンスをするという幸福感、ハウスミュージックがもたらす一体感、音楽がもつ本質的な力というものを尊重してきたパーティーならではの秘密がここにも垣間見える。  次回は、2010年11月2日(祝前夜)にageHaでの開催が予定されており、屋内でクラブスタイルのBody&SOUL Live in Tokyoとなる。ハウスミュージックファンはスケジュールをあけておくことを勧める。 ■Body&SOUL Live in Tokyo http://www.bodyandsoul-tokyo.com/