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熱狂、魅惑のイビサ探訪レポート:ビーチ編 2003

パーティー大好き!人間なら一度はイビサのこと聞いたことあるよね。僕も行きたい!と思い続けること3年。ようやく行ってきました!道中、数々のトラブルに見舞われつつも結果大満足!の旅の顛末とイビサ事情をレポートします。ぜひ、そのエッセンスを感じ取ってください。 ※情報は執筆時のもので、現在は異なる場合があります。実際に行かれる場合は各自でご確認くださいますようお願いします。

パーティーと裸の美女が待ち構える灼熱のビーチ

さて、ここではもう1つのイビサの楽しみであるビーチの 話を少々。イビサは島なので、当然のごとく四方を海に囲まれており、そこら中にビーチがある。山ほどあるのでその全部は回れなかったけど、地元クラバーも ご推薦のところには行ってきたので、その断片だけでも紹介するね。

まず、とにかくオススメは「Playa de Las Salinas」。英語を話す人は、サリナスビーチと呼んでるところ。 サリナスとはスペイン語で塩のことだそうで、いまでも塩田地帯なのでビーチへの道中には巨大な白い塩の山が見える。

それはさておき、このビーチは何がスゴイってヌーディストがそこかしこにうろうろしていること。そんなわけで子供は皆無!!もう、いろんな意味でオトナの ビーチです。ハイ。しかも、入口にスペイン語で「自分に自信のない人入るべからず」とか書いてあるだけあって、まあ、それなりにキレイな男女が多い。もち 全員ではないけどね。ビーチに入って適当な場所を探していると、そこかしこにトップレスやフルヌードの男女がゴロゴロ、あるいはウロウロしてるので、そ りゃもう最初はドキドキもんで、まともに見ることもできないんだけど、慣れてくると向こうがなんにも気にしてないこともあって、ようやくマジマジと観察で きるようになってくる。ぜんぜんなまめかしく歩いてる人やヘンに照れちゃってる人もなくスゴイ自然なんで、10分もいると「なんかそんなもんかもなー」と 妙に受け入れちゃって、なんとも思わなくなってくるのが不思議。

ひとことでハダカといってもよーく見るといろいろな色、形、テクスチャーがあるのがわかって、やっぱヨーロッパ人て人種の坩堝(るつぼ)なんだなーと感心しちゃう。そんなわけで、サングラスは必携ね。いや、日差しもすごく強いしね。

老いも若きも、みんなでPants off!

サリナスビーチにはホントに大勢の裸族がいて、結構カル チャーショック。うら若き乙女が大股開いて転がってたり、ナイスバディなレディが立ち上がり様、自ら股間をいじって中から砂の塊をボトボト落としたりする 姿を見るのは、野郎の幻想(妄想かも?)的には、非常に微妙な気分にはなっちゃうんだけどね。でも、もうシワシワの老夫婦までもが仲良くそろってスッポン ポンになってたりするのを見ると、「なーんて幸せな人生なんでしょ」と感動するよ!

ついでに野郎話もしておくと、当然メンズスッポンポンもありなんだけど、決して「おまえギリシア神話かよ?」って美男子や自慢しい30cm男ばかりではな く、なかには「おまえトドかよ! 肉で見えないジャン!」って奴もいれば、「え?小学生?なんかカブってない?」て奴もいる。でも、波打つ肉男も包まり男も、みんな誇らしげに転がったり、 歩いたりしてるんで、我が小心を恥じるというか、なんかもうビックリしちゃう!!

みんな自然すぎちゃって、俺らと同行していた女の子が海で溺れそうになったときに、さっと助け上げたドイツ男も、先にデッキに上ると、スッポンポンのまま 海中の彼女に向かってにこやかに手を差し出したんだけど、あまりの自然さに、かえって動転した彼女は目の前で揺れる物体から目が離せなくなり、挨拶もそこ そこに逃げ帰ってくるという事件もあったし。。要は「せっかくだから俺も私も脱ぎたい!」という諸氏は老若男女を問わず。ぜひ躊躇なく堂々と脱いでもらい たい!ということ。。。俺は意気地なしでしたが。。。

あ、一点注意!メインビーチの先、岬のほうに向かう道の奥にはいくつか岩場があるんだけど、その陰にある小さな浜辺には、よくキレイorマッチョ系の野郎 が素っ裸で溜まってます。言わずもがなですが、ストレートな人は自分のためにも彼らのためにも、うっかり聖域を侵さないように気を付けましょう。もちろん 仲間になるという選択肢もありだけどね!

オシャレでステキ!なビーチハウス

すっかりビーチ本来の話と脱線したけど、とりあえずサリナスで陣取る なら、ビーチ入口から左にしばらく歩いたところにある「Satrincha」(サトリンチャ)というビーチハウスのまわりがオススメ。この前にはいつも いっぱい人がいるので、すぐにわかります。それに人がいるって言っても、夏の湘南のような混雑とは無縁なんで快適です。ビーチハウス内では水着やパレオと いった雑貨や飲み物、アイスなどを売ってるほか、貸しパラソルなんかもあって、店員に言うと借してくれる。

ビーチハウスの周りにはパラソルの立ったテーブルがあるので、勝手に座ってれば注文を取りに来てくれる。後払いで大丈夫。来ないときは自分で店内のバーカ ウンターに行って注文してもOK! オシャレっぽくていい感じです! ちなみにイビサのアイスクリームは島中どこもなぜか同じブランドばかり売ってて、味 もサイズも普通のクセに日本よりも割高! だいたい値段と写真入りのポスターが貼ってあるので、そこで選んでカウンター内のスタッフに頼むと奥から取って きてくれます。計10個くらいは食ったけど、日本人的にはアタリなし。。

ちなみにサリナスでメシを食うなら、入り口付近の「Jocky Club」がオススメ! 海の家とは侮れないウマさ! 難点はイビサ的にはまだ宵の口の19時にはラストオーダーになっちゃうこと。もちろんDJブースからは1日中イビサっぽい心地よい音楽が流れてるよ。

こうしたビーチハウスでは、夕方くらいからクラブ出撃前のプレパーティーみたいのをしてることもあるので、なんかもりあがってるなーと思ったら、とりあえ ず覗いときましょ! でも、これは何曜日の何時からといった規則性があるのかどうかは不明です。ごめん。。。。 こうしたパーティーはサリナスだけでなく、たとえば、Spaceから徒歩2~3分のとこにある「Playa d´en Bossa」やSanAntonioにある「M」ほか、いくつものビーチサイドバーでもやってます。

ちなみに「Playa d´en Bossa」に行くならゼッタイに火曜の2時過ぎで決まり! なぜなら、この日はビーチハウス「BoraBora」でビッグなビーチパーティーがあるか ら。レーザー光線の下で踊るのも楽しいけど、イビサの激烈な太陽光線の下で踊るともう思わず「サイコー!!」て叫んじゃうほど、楽しいんだよねー。始まる 時間はちょっと適当ぽいけど、月曜夜から続く「Manumission」>「Manumission Carry on」に参戦した人々が最後にやってくるのがここだけに、もうぶっ飛んじゃった人で大盛り上がりなのよ!

ビーチにいるいるあやしい?人たち

ビーチには遊びで来ている人のほかにも、いろいろと不思議な人たちが やってきます。。まずは、サンタトゥー売り。これは単にこれを貼っとくと、そこだけ焼けないので模様になるというシール。いろんな柄があって、買うと貼っ てくれる。値段は気分や相手によって変動するようで、だいたい1から5ユーロくらい。たまにくれる奴もいる。こんなんで商売になるのかしら?

次はハッパ売り。ちなみにハッパは吸っても持ってても合法だけど、売ってはイケナイそうです。ケミカルはぜーんぶ違法。浜に座ってると彼らは普通に友達の ように笑顔でやってきて「いる?」とか言って来ます。1グラム50から60ユーロくらいが相場のよう。いらない人は「NO!」といえばすぐにいなくなるの で、ご安心あれ。あと、歩いてる人から普通に「紙ない?」とか聞かれることもあるけど、これはいわゆる「紙」ではなくて巻き紙のこと。あげて仲間になるも よしって感じ?

で、最後はフライヤーマン。これは読んで字のごとく、いろんなクラブのフライヤーをまく人。各クラブへの集客を請け負って、バックマージンを要求するって 職業のようで、くれるときは必ずフライヤーの隅にサインを殴り書きして「必ずこれを出してね」と念を押される。枚数に応じて報酬があるんだって。一応、得 意なクラブがあるみたいだけど、実際にはいろんなクラブのを持っている。彼らは、いくらかのディスカウントをくれることが多いけど、実は自分で前売りを 買ったり、後述の宣伝部隊からリストバンドをもらったほうが安いような気がするなあ。

こうしたフライヤーマンのほかに特定のクラブ/イベントの宣伝をしている公式?な宣伝部隊(写真)もいる。これを見かけたら、とりあえず、情報収集のため に近寄っときましょう。なんせ美男、美女であることが多いし、スパークリングワインやフルーツなんかをフリーで配ってることもあるから。また、なにより、 当日のパーティーのディスカウントやフリーのリストバンドを配ってることもあるから、とりあえず要チェック! でもフリーは相当に目だっておかないとダメ みたい。残念ながら僕はもらえず。。。

最後に

駆け足で一気に紹介したけど、ほかに もヒッピーフリーマーケット、KM5をはじめとするチルアウトバー、島の反対側の奇岩を眺めながら極上のパエリアが食えるレストランなどなど、イビサには ホントに魅力が満載です!レポートはこれで終わるけど、ぜひ1回行ってみてください!でわ!!