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熱狂、魅惑のイビサ探訪レポート:イビサ概要編 2003

パーティー大好き!人間なら一度はイビサのこと聞いたことあるよね。僕も行きたい!と思い続けること3年。ようやく行ってきました!道中、数々のトラブルに見舞われつつも結果大満足!の旅の顛末とイビサ事情をレポートします。ぜひ、そのエッセンスを感じ取ってください。 ※情報は執筆時のもので、現在は異なる場合があります。実際に行かれる場合は各自でご確認くださいますようお願いします。


最上の訪問理由がいくつも揃うイビサの魅力

今回の旅は毎年イビサに通っているマニアな友人に案内してもらったんだけど、本当にヤバイ。これまでに40か国くらいは旅したけど、ついに「マイフェイバリット」を発見してしまった! って感じかな。

今回のイビサは観光目的でも買い物目的にでもなく、100パーセントクラブ目当てだったんだけど、行ってみたら全然それだけじゃないんだよね。

透き通ったマリンブルーの海に真っ白な砂浜、そこに横たわるトップレスどころか一糸まとわぬ小麦色の美女。古くは紀元前、フェニキアの時代から、カルタ ゴ、ローマ、ビザンティン、イスラム、カタルニアと4000年もの異文化支配を受けてきたことによる独特の雰囲気。1999年に世界遺産にも認定された、 文化と生物の多様性および、それを育む環境の美しさ。。。また、ヨーロッパ中の人々が集まるリゾートだけあって、ちょっと浮かれ気分の人々のスーパーフレ ンドリーなものごしと、雰囲気満点なカフェや美食レストランの数々。。。そして、なにより、日本ではゼーッタイに経験できない、あまりにもスゴいクラブで の熱狂!!!

その1つだけでも行く価値満点なのに、それが3つも4つも揃ってるもんだから毎日がものすごーく濃くって、こんなに寝なくてオレ大丈夫か? ってくらい (2、3日に1回寝る感じ?)なのに、アッという間に2週間が過ぎちゃった。日本からはツアーもないし、かなーり金はかかるんだけど、3回分の旅行を一気 に味わってると思えば、もう最高のコストパフォーマンス!1粒で3度おいしいってやつね(古い?)。


イビサの基本情報

のっけからちょっとアガっちゃったけど、ここらで基本情報を少し紹介するね。イビサは イベリア半島沖、地中海に浮かぶバレアリック諸島の1つで、大きさは車で縦1時間半、横40分くらいだから一周4、5時間ってところ。スペイン領なので、 公用語はスペイン語だけど、夏の間のクラブやバー、レストランなんかはほとんど他国からのアルバイト(イビサで遊ぶためにアルバイトで来てる人。日本のス キー旅館みたいな感じ?)が多いのでほとんどの場所で英語が通じるみたい。古くからヨーロッパ人の「夏のバカンス定番リゾート」だったので、メニューもだ いたい英、仏、独、西の4つで表記されている。

でも、一歩、中心街や観光地を離れたとこでは「英語わかる?」と聞くと胸張って「イエス!」というクセにまったく話せないセニョール、セニョリータ!も多 かったので、NHKスペイン語講座の1回目だけは見ていったほうが「異文化コミュニケーション」にはいいかもね。でも、まあ、こんな話は「地球の歩き方」 でも見てもらえばいいんで、ここらで切り上げて肝心のクラブ情報に行ってみましょう!


とにかくデカイ! イビサのクラブ

いきなりだけど、クラブ目的でイビサに行くなら絶対6月終盤から9月 頭の間に行くこと。なぜって、それ以外はほとんどのクラブが閉まっちゃうから。しかも、夏以外はビーチのトップレス美女もいず、単に世界遺産のある田舎の 島に変身!これじゃ観光マニア以外には魅力ナシね。ピークは7、8月の2か月のみってのも魅力? あー!限定モノに弱い俺ってやっぱ日本人!

で、肝心のクラブ事情ね。イビサには大小さまざまなクラブがあるけど、押さえておきたいメジャーどころは、Pacha、El Divino、Privilege、Amnesia、Eden、Es Paradis、 Space、DC10の8つ。それぞれの詳細はあとで紹介するとして、まずここでは全体概要について。

イビサのクラブも日本同様、基本的に箱とパーティーの組み合わせで成り立っているので、日によってぜんぜん雰囲気の違うパーティーがやってることが多い。 たとえば「木曜夜のPachaはMinistry of Sound」というように、曜日ごとに(ほぼ)毎週同じパーティーが開催されるので、自分の行きたいパーティーが何曜日にやってるかをチェックしておかな いと、1週間未満の滞在では目当てのパーティーを見逃してしまう。

とにかく規模がデカイ上に毎日オープンしているだけあって、掛けてる金がハンパじゃなく、同じ箱でもパーティーによってエントランスから内装にいたるま で、まったく雰囲気が変わってしまうのはホントびっくりするよ!しかも内装が違うだけならまだしも、特定のパーティーでしか使わない部屋、空かない屋根が あるなど、箱自体の構成が変わっちゃうこともあるので、どっかの箱に1回行ったとしても、全然そこを「わかった」ことにはならないのだ。だから、大マジで 全パーティーを見てやろうとか思うと最低でも1か月は必要になっちゃうかも。パーティーLOVERはできるだけ長く滞在するのがコツなのです!


24時間ぶっとおしで遊ぼう!なイビサ

もう1つ日本と違うのが営業時間。日没が21時半(7月)のイビ サでは、いわゆる夜の部のスタートが遅く、どこも営業時間は深夜12時から朝8時まで。で、その後、アフターが8時から14時くらいまであって、だいたい 14時から17時くらいからビーチパーティーが始まる。勘のいい人は、わかると思うけど、つまりそれらを全部ホッピングすれば、24時間、あるいはそれ以 上! ぶっ通しで遊べるというわけ。

たとえば、毎回1万5千人(agehaの4倍!)を集めるといわれる世界最大級のパーティー「Manumission」(Privilege)のあとに は、Spaceで「Manumission carry on」と呼ばれるアフターが始まる。これが14時あたりで終わると、今度はそこから徒歩2、3分のビーチにある「Bora Bora」というレストラン/バー(というか海の家?)で、ビーチパーティーが始まるといった具合。しかも、夜の部では規模に驚き、アフターでは人の濃さ とパワーに圧倒され、ビーチではノリと気持ちよさに感動し、、、というようにそれぞれ楽しいポイントが違うので、まったく飽きることがないんだよね。ズル ズルと中毒のようにハマっていくので、寝る時間がなくなっちゃうのだ。俺も滞在中ほとんどベッドで寝ることなく、ビーチかソファだったもん。とにかく、書 いてるとホント、キリがないので、各クラブの詳細に行こう!!