INTERVIEWS
>

Frank Muller

- すでに情報公開されており反響を呼んでいる、新アルバム『REAL 2 REAL』は、久しぶりのBeroshima名義ですね。今回のアルバムにかける思いを教えていただけますか?

今できる範囲で2人で作れる最高作だと思っている。製作も録音もすべてアナログなやり方で録ったよ。古い暖かみのあるシンセのみを選んだ後は、Allen & Heathのミキサー、タスカムのReel to Reelレコーダを使ったよ。これらの音質がとにかく好きなんだ。そしてクオリティにも僕たちは結構納得してる。だから早く多くの人に聞いてもらいたいと思っている。アナログ音の良さを一緒に乾杯してほしい。
 

- 今回〈MULLER RECORDS〉でHiroyuki Arakawaが『KAN KAKU EP』をリリースしましたが、ピックアップした理由を教えてくれますか?

Arakawaは以前Horizonのリミックスを作ったんだ。それと他のリミックスも合わせて〈Mad Musician〉からリリースしたんだ。去年のことでね、WIREで本人に会ったんだ。その時だったかなデモを渡されたのは。秀作揃いだったよ。これだけの製作内容を日本人の製作者から聴いたのは本当に久しぶりだった。
そして彼の持つその若さも、見事にいい意味で融合しテクノのクラシック的良さから現代のテクノのハイテクタッチがいい具合に混ざり合ってた。若いアーティストが各々の能力、センスを信じて他のコピーをしていないスタイルっていうのはすぐに分かるんだ、そしてそういうアーティストに出会うとぞくぞくする。数えきれないくらい内容がないデモも実際多く聴いてきているからね。Arakawaは、自分のスタイルを確立することを達成した。そして今彼によって紡がれている作品たちは、自分のレーベル〈〈MULLER RECORDS〉〉から出すのにふさわしいと思ったんだ。
 
- 今回、Hiroyuki Arakawaと一緒に〈MULLER RECORDS〉のリリースツアーとなりますが、どのような思いですか?

すごく楽しみにしているよ。日本でプレイするのは好きだし、自分と音楽の好みが似ているDJとやることはすごく楽しい。新しいレコードもたくさん知ることができるし。絶対楽しい一夜になると思うよ。

  - 今年もWIRE出演が決まりましたね!WIREについて、どのようなプレイを予定していますか?

今年は、Ulrichと一緒にライヴをやるよ。新しいアルバムを発表するのにいろんな意味で完璧なタイミングなんだ。初めてビジュアルの準備もしている。僕たちにとってライブをするのはすごく重要なことなんだ。ただ曲やファイルを流すだけじゃなくてね。毎回のライブがちょっとづつ異なることがライブの醍醐味だと思っている。
 
- 最後に、「RHYTHM HOLIC @ WOMB」についての意気込みをお聞かせください

WOMBはプロフェッショナルな人たちによって運営されているいい店舗だ。何回かプレイしたことがあるけどいつも楽しいよ。観客も音楽好きだしね。すごく楽しみにしてるよ。
 
-Event Information -

タイトル:RHYTHMHOLIC
開催日:7月26日(金)
会場:渋谷"WOMB"
料金:DOOR¥3,500  WF¥3,000  WOMB MEMBER¥3,000
出演:[GUEST] FRANK MULLER (Mad Musican/Muller/Cocoon/Soma), [LINE UP] NARIFUMI UENO (Rhythmholic / Ourhouse), EITA (Rhythmholic/CONNECT NATION), HIROYUKI ARAKAWA (Mad Musican/Muller Records), MORIARTY from Korea, YUSUKE SUGA, [VIP LOUNGE] yucci (SENSE / TCPT), ALEX, SHOTAX (VITEME), MASSA (BOHEMIAN GROVE), Maacy, SANJI, [MIDDLE LOUNGE (Get Hi-Tech Floor)] OVERFLOW (R135 Tracks/dieTunes), TARZAN (Full Moon), RINRIN (VINYLIZE), TAKA-KI, muko, ANKI, ARISA, [WOMB LOUNGE] OGUNI (FANG), BOTTI, KOYO, YOSHINORI HAYASHI, [VJ] KOTARO MITSUNO, YOUSUKE FUYAMA