BEST AWARDS 2009 STAFF'S CHOICE

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毎週末クラブ活動を繰り返すクラベリア編集部が独自の目線で2009年のカテゴリー別にTOP 5を発表します。ベストパーティー、ベストアーティスト、ベストレーベル、ベストトラックの4部門。今回クラベリアのスタッフと以外にも、クラベリアのカメラマンといったらこの人、大森あがりと大阪のパーティーレポートを提供してくれているEliu(TR project)にも協力してもらいました。現場育ちのクラベリア編集部が注目した2009年のクラブミュージックをご紹介します。


BEST PARTY AWARDS 2009はコチラ






 
BEST ARTIST 2009
Yasuo Takata(Producer)

ヨーロッパの流行や、レコードリリースなどの内容を見て、日本ではまだまだなじみのないアーティストを独自の見解で選出しました。偏る感じになってしまいましたが、今年はディープハウス!とくにデトロイトフォロワーなサウンドが目立った1年でした。1位のMotor City Drum Ensembleのように若いアーティストがどんどん増え、シーンが活性された1年でもありました。またそれとは逆にその彼らの見本となった90年代に活躍したディープハウス勢の復活劇も含めて、より楽曲性が高いアーティストがフィーチャーされた年でもありました。 来年はテクノ勢のベテランの復活劇が楽しみですね。その気配がもうじわじわと感じ取れます。また今年は、日本人アーティストもベルリンなどヨーロッパ各地に招聘される人が徐々に増えてきたので、来年は自身を持って日本人アーティストを1位に選べるようになればいいと願っています!!


 

Motor City Drum Ensemble

FOUR ROSES/MCDE/20:20 VISION
http://www.myspace.com/motorcitydrumensemble
 

Omar-S

FXHE
http://www.myspace.com/54868041
 

Levon Vincent

Novel Sound
http://www.myspace.com/levonvincent
 

Smallville Records Team ( julius steinhoff / carsten jost / Dionne )

Smallville Records
http://www.myspace.com/smallvillerecordsparis
 

DJ Jus-ED

UNDERGROUND QUALITY
http://www.myspace.com/djjused





 
BEST ARTIST 2009
HAL Shioya(Editor)

自分が実際にパフォーマンスを見たアーティスト/DJにしぼり、ランキングを作成しました。本当は上位5位なんてランクつけられるようなものではないんです。ですので、便宜上1〜5とついていますが、実際はどのアクトもベストでした。Eric D.は平日にも関わらず明け方になってもまったく人が引く気配すらなくて、みんな思い思いに踊っていた姿がとても美しかったです。Moodymannは選曲ももちろんですが、METAMORPHOSEというあの会場特有の雰囲気、気候、お客さんの熱気、そして空には綺麗な月と星という環境が見事にマッチして、最高の雰囲気でした。cro-magnon × STAX GROOVEは、これ以上にないぐらいクロマニを間近で見られた上に、彼らの曲にSTAX GROOVEによるパフォーマンスがばっちりハマってて、本当にいいもの見せていただいたなぁと思いました。日本人最高!Roy Ayersは、御年69歳にしてまったく衰えを感じさせないパワフルなパフォーマンス力、バックバンド(うち数名は何十年と一緒に演奏し続けている)とのぴたりと合った阿吽の呼吸を感じました。Apolloは気になっていたDJの1人だったのですが、先日ようやく見ることができたアーティスト。始まりから終わりまで、まるで継ぎ目などないような滑らかさで、縦横無尽に音を操る姿に、日本のシーンの未来を感じました。


 

Eric D.

RUB N TUG/STILL GOING
8/6 amate-raxiでのパフォーマンス
http://www.myspace.com/rubntug
 

Apollo

eleven
12/5 UNITでのパフォーマンス
 

cro-magnon × STAX GROOVE

JAZZY SPORT
3/24 futsalcafeKEL 5th Anniversaryでのパフォーマンス
http://jp.myspace.com/cromagnonmusic
http://www.staxgroove.com/
 

Moodymann

KDJ/Mahogani Music/3Chairs
9/5 METAMORPHOSEでのパフォーマンス
http://www.myspace.com/moodymann313
 

Roy Ayers

5/18 ROY AYERS Japan tour 2009 @ DUO MUSIC EXCHANGEでのパフォーマンス
http://www.myspace.com/royayersubiquity






 
BEST LABEL 2009
Tamotsu Sasaki(Director)

ドイツ・ベルリンのOFF Recordingsはヴォイスサンプルやメロディにレーベルカラーがしっかり出ているハウスレーベルで少しクセがあるけどそれがカッコイイです。 イギリス・ロンドンのMurmur Recordsは今年DJでよく使ったレーベルで、ハウス中心ですが幅広いタイプの曲をそろえているのでいろいろな場面で活躍してくれます。 イタリア・フィレンツェのBosconi Recordsは、Minimonoが主宰する新しいレーベルで、イタリアっぽいファンキー&セクシーさがナイスです。 ドイツ・ベルリンのEinmaleins Musikはアタリハズレがありますが、コンスタントにリリースしているところがいいです。Chris Lattnerのタイトルがオススメです。 ドイツ・ハンブルクのDessous Recordingsは、Steve BugのPoker Flatのサブレーベルとして有名で、今年はClassics Remixesシリーズにやられました。 個人的に好きなものをチョイスしましたが、シーンを見ても質の高い作品をリリースしていたレーベルの面々だと思います。


 

OFF Recordings

http://www.myspace.com/offrecordings
 

Murmur Records

http://www.myspace.com/murmurrecords
 

Bosconi Records

http://www.myspace.com/bosconirecords
 

Einmaleins Musik

http://www.myspace.com/einmaleinsmusik
 

Dessous Recordings

http://www.myspace.com/royayersubiquity





 
BEST LABEL 2009
Yutaka Kondo(Designer)

今年大変お世話になったレーベル、パーティーでご一緒させてもらったアーティストのレーベルなど、思い出深い5つのレーベルです。


 

Quintessentials

http://www.myspace.com/quintesse
 

Wolf + Lamb Music

http://www.wolflambmusic.com/
 

Innervisions

http://www.myspace.com/innercityvisions
 

Robsoul Recordings

http://www.robsoulrecordings.com/
 

Cynosure Recordings

http://www.myspace.com/cynrecordings





 
BEST TITLE 2009
Tetsuyoshi Kisisita(Music Dept.)

「Selected Ambient Works 85-92」はレイヴで明け方にかかっていた作品。友達がいて、あったかい日差しがあって、風の声が聴こえた!合掌!アナログとデジタル、黒と白の交差点にまつわるエトセトラに揺さぶられた今年1年のリリース作品に、ダンスミュージックの輪廻天性が垣間見れ、存分に楽しみました。


 

Aphex Twin / Selected Ambient Works 85-92

http://www.technique.co.jp/item/59211,BRC237.html
 

Motor City Drum Ensemble / Raw Cuts Vol.1

http://www.technique.co.jp/item/63315,TIMO-0015.html
 

Reagenz / Playtime

http://www.clubberia.com/news/1335
 

Levon Vincent, Anton Zap, DJ QU, Nina Kraviz, DJ Jus-ED 6-MIX / Club Tape Club Mix

http://www.clubberia.com/news/1215
 

Black Jazz Consortium / Structure

http://www.myspace.com/blackjazzconsortium





 
BEST TITLE 2009
yanma(Editor)

近年再び脚光を浴びるデトロイト系サウンド。その中でもとくにビートダウン系のトラックが目立ったように思いましたので、そこに絞ってのランキングを考えました。パっと思い付いたMoodymann、Theo Parrishなどの大御所はもちろんのこと、Motor City Drum Ensemble、Linkwood、Trus'Meなどのネクストジェネレーションが活躍した年でした。 とくにMotor City Drum Ensembleの「Raw Cuts」シリーズは、現在のデトロイトサウンドブームの火付け役的トラックだったといっても過言ではないでしょう。中でも「Raw Cuts #5, 6」はシリーズ最高傑作だったのではないでしょうか。 また、10月に来日したTrus'Me「In The Red」や、Firecracker RecordingsからのLink Wood「System」は、とくに黒くファットなブギーを創出していた傑作だったと思います。 対象的なサウンドとしてHirofumi Gotoのプロジェクト"Rondenion"では、日本人とは思えないファンキーさと粘りのある攻撃的なトラックが展開されていました。またロンドンの黒人アーティストWbeezaによる、ジャジーかつドープなビートに、音響的な鳴りも意識したエレクトリックグルーヴを見事構築した「New Skank EP」は名盤だったといえると思います。 ジャジーなミニマルからデトロイトを経由して、来年はどこに行くのか?ニューヨークハウスあたりだと個人的に楽しいです。


 

Motor City Drum Ensemble / Raw Cut #5、6

http://www.technique.co.jp/item/59492,MCDE12005.html
 

Linkwood / System

http://www.technique.co.jp/item/63665,PNLP01.html
 

Trus'Me / In The Red

http://diskunion.net/clubt/ct/detail/CM-0031534
 

Rondenion / Carnival Time

http://www.jetsetrecords.net/jp/product/723003581202
 

Wbeeza / New Skank EP

http://lighthouserecords.jp/?pid=11928162





 
BEST PARTY 2009
大森エリコ(Photographer)

順位は関係ないです。純粋に遊びに行けて、骨抜きになったパーティー3つ。撮影でいって覚醒しつつ遊んでてよかったのが2つ。ほかにも沢山あるし、パーティーが「よかった」「そうでもなかった」って、ものすごく個人的ないろいろが絡むので参考にはならないけど。思い出してニヤリとする5つ。


 

CHILLOUT VILLAGE 09 @ 高井戸倶楽部

2009/01/04(Sun) @ 高井戸倶楽部
[DJ]Mixmaster Morris, Artman, Utsumi, Kensei, Q, Sinn, Hiyoshi
 

OVA presents shing02 LIVE !! @ EATS and MEETS CAY

2009/05/06(Wed)@ EATS and MEETS CAY
[ACT]Shing02 (歪曲バンド),BING a.k.a. Toshio Kajiwara,KATSUYA,SANDNORM (OVA),
 

TIME&SPACE (DJ OLIVE LONG DJ SET) @ heavy sick ZERO

TIME&SPACE@ heavy sick ZERO
[DJ]OLIVE (agricultuer/NYC),BING a.k.a.Toshio Kajiwara,Kinka (acca / Key Of Knowledge ),月光,jAk,Kennta,electloose,
 

Who's DJ C.O.M.B.i. @ amate-raxi

2009/08/05(Wed)@ amate-raxi
[DJ]Eric.D, Paul.T, FRIENDS support DJ's ∵AKEEM ( DISCO ALE / HECTIC ), FORCE OF NATURE ( KZA & DJ KENT )
 

青山蜂 14th Anniversary Party - 2009 Tokyo Wayside - @ 青山蜂

2009/11/22(Sun)@ 青山蜂
[DJ]GUEST:DJ KENSEI, JUZU a.k.a. MOOCHY, DJ:KUNI (SLY MONGOOSE), KURO (VIOLENT GRIND), Jam Diabro (DREAM CATCHER), JAZ a.k.a. YASU (DUBSTRAKT), SANCHE (D3D),and more...





 
BEST PARTY 2009
Eliu*(TR project/Photographer)
http://www.tr-project.net / http://www.flickr.com/photos/eliu-riu-/sets/

まず、私的ダントツの1位をご紹介します。フロア一面を幸福に満ちたスペシャルな笑顔で溢れ返させたJohn Digweed。前回の来阪からたったの1年でまた彼に会えるなんて。ほんとにほんとに、いつ聴いてもどこで聴いても、仮にそれが生のプレイでなかったとしても、この日も夢の様な一夜でした。次に、すっかり関西でも風物詩となった渚音楽祭。スカイブルーが眩し過ぎる快晴の下、過去最高の来場者数を記録。ジャンルや派閥などの「壁」を少しも感じさせないすばらしいパーティーでした。 野外といえばもう1つ。直前の台風上陸に伴い、開催場所変更を余儀なくされたレイヴパーティー「KRAUSS」。一時は開催をあきらめたパーティーだったそうですが、和歌山の無人島から滋賀県の琵琶湖に会場を移して開催されました。お客さんのほとんどが靴を脱ぎ捨て、すべてから開放されたかのように夢中で踊り舞う姿が印象的な、すばらしいパーティーでした。 そして今年は、James Zabielaが待望の初来阪を果たしてくれた年でもありました。神懸かり的なスキルで私たちを楽しませてくれたのはもちろんのこと、ブースに立つ彼の姿には「音楽が好きで好きで仕方ないんだ!」という思いがレンズ越しに伝わってくるアーティストでした。 最後に大阪心斎橋でこだわりのパーティーと音楽を発信し続けているTRIANGLEの7周年を。ドラムンベース、テクノ、ハウスと、ジャンルに縛られることなく、そしてゲストもローカルも関係なく、音楽を愛する人たちが次から次へと訪れ自由に遊ぶ暖かい空間は、非常に印象的でした。


 

John Digweed Japan Tour feat. Celebrating 10 years of Bedrock Records @ Live & Bar Onzieme

2009/05/09(Sat) @ Live & Bar Onzieme
[DJ]GUEST:JOHN DIGWEED,DJ:Mike Mckenna,KO-MATSUSHIMA,YASHIMA,NAO NOMURA
 

渚音楽祭2009 大阪 @ 舞洲スポーツアイランド

2009/10/04(Sun)@ 舞洲スポーツアイランド
[ACT]【太陽】RAJARAM, 渋さ知らズオーケストラ, DAISHI DANCE, DEXPISTOLS, GOCOO
 

Elektrojunkie feat.James Zabiela @ Live & Bar Onzieme

2009/09/19(Sat)@ Live & Bar Onzieme
[DJ]GUEST:JAMES ZABIELA, TOM BUDDEN, DJ:KO-MATSUSHIMA, TAKU-HERO, VORTECH'S (HiROUZ&KILA)
 

Krauss 17th station Open Air Party 2009 meets Massi DL @ 琵琶湖湖畔

2009/08/01(Sat)@ 琵琶湖湖畔
[ACT]GUEST:Massi DL(Trapez , Frankie rec, Soma , leftroom / from ITALY),DJ:yodaHaruka,TEEMO,HILOCO,ABROCK,himeee,KEnJI,COKE(GADOGADO),KUNIMITSU(Tetralogistics)
 

Triangle 7th Anniversary Special @ TRIANGLE

2009/06/05(Fri)@ TRIANGLE
[DJ]MARKY(Innerground Records), DJ KENTARO(Endeavor , Ninja Tune , Beat Records), STAMINA MC