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herering

クリエイティブ・レーベル"nor"による音と色の共感覚をテーマとした3Dアンビエント・インスタレーション『herering』が3331 Arts Chiyodaにて開催。

herering(ここを聴く)と題された本展では、人工生命の新しい可能性を示した前作『SHOES OR※』に続き、次なる未定義(nor)領域として、共感覚、中でも音と色との相関関係を示す「色聴」をキーワードとして抽出。

1905年と1912年に行われた、「色聴」に対する対照実験よりインスパイアされた作品を展観する。

来場者が自由に空間を徘徊することで得られる位置情報からのインタラクションをトリガーに、色彩共感覚の色と音の対応表に基づいたと音と映像(色)発動され、体験者の行動により毎回異なるその組み合わせから共感覚という不思議な関係性を感じ取ることの出来る3Dアンビエント空間となっている。

来場者自身が空間に関与し意味を与えることで変容する空間で、創出される音と色に包まれながら、変化し続ける空間に身をゆだねたり、よりアクティブな演奏行為として働きかけるなど、思い思いの体験方法で「色聴」に彩られたアンビエントな空間をお楽しみください。


トレイラー映像
"herering" 色聴による空間インスタレーション (Trailer) from nor on Vimeo.

※SHOES OR
生命体としてのテクノロジーというテーマのもと、無機物である靴とのコミュニケーションの中に生命性を見出そうとする体感型インスタレーション。個人と物との間に生まれる関係性に着目し、個人によって受け取り方が異なることを観察する実験的作品です。

SHOES OR - Experimental approach artificial life create with shoes
https://vimeo.com/207891326

※クリエイティブ・レーベル"nor"
norは、2017年に空間設計、インスタレーション、プロダクト開発など、ハード・ソフトの両域を横断し、トータル・プロデュースするクリエイティブレーベルとして発足。建築家・デザイナー・音楽家・エンジニアなど多様なバックグラウンドをもつメンバーを擁し、一般化された定義の外側、未定義の領域へアプローチすることを目的に制作を行っています。また、様々なテクノロジーを活用することで、人工生命・共感覚など、既存のスケールでは捕捉できないテーマを分解・解釈・表現することで新しい価値や可能性を追求していく集団です。
池上高志(複雑系科学/ALife研究者)、落合陽一(メディアアーティスト)、中西玲人(アートプロデューサー)を審査員に迎え開催された『Art Hack Day 2016 』にてインスタレーション作品「SHOES OR」は最優秀賞を受賞。