EVENTS
>

RICE with SONIC WEAPON

about SONIC WEAPON :

僕には自分が影響を受けたと思っているDJが3人いる。
Zip、Tanukeep、そしてSonic Weapon。
大好きなDJは他にも何人かいるけれど、この3人は僕にとって特別。

ベルリンで完全にGet Perlonizedされて帰国した僕のその後において、AUDI.の存在は計りしれないほど大きい。
RICEをMagoでスタートする目標を定めてからは、同じクラブで同じくふたりのDJを中心に行われる最高のパーティーということで、
AUDI.はいつしか自分が目指すパーティーのこれ以上ないロールモデルになっていった。

AUDI.の音楽は同じハウスでも、ミニマルの系譜を背景に持ちEUを中心としたフラットなハウスであるRICEのスタイルとは少し異なり、
JazzやFunkを源流とした黒いグルーヴ、USを中心としたロウなディープハウスにフォーカスしている。
僕にとっては、前提としてもちろん最高のハウスで、かつそれが自分のドストライクとは少し違ったところを狙っているというのが一層刺激的で、
AUDI.ではいつも新鮮で素晴らしい体験をさせてもらっているし、ときにミニマルのパーティーでは決してたどり着けないような状態や状況が存在する。
Sonic WeaponとJaguar Pから教えてもらった最高なレコードたくさんあるし、会うと絶対嬉しくなってニヤニヤしちゃう。
はっきり言って、僕はAUDI.のヘッズ。

ゲストへのRespectという点でも、RICEがAUDI.から学んだことは大きい。
Andres, Glenn Underground, Larry Heard, Theo Parish, Marcellus Pittman, Madlib, Ian Friday, Moodymann…
衝撃的なぶっ飛ばされ方をしたのも一度や二度じゃないし、当たり前のことだけど、一貫したリアルなアティチュード。
そしてゲストのプレイ中にSonic WeaponやJaguar Pがフロアでいちばん楽しそうにしている姿を見かけたときの嬉しい感じ。
自分たちがMagoでやりたかったことを、少し違うジャンルでばっちりやっちゃってる最高のビッグブラザー。

AUDI.は隔月で開催されていて、ゲストがいないときはレジデントのふたり(and Kool Kat !!)のみで開催される。
ときにゲスト以上に最高なふたりのDJで完全にいつも最高。
バーカウンター横の低い位置のブースで、ふたりの笑顔を眺めて最高。
飲んで最高。踊って最高。喋って踊って笑顔で最高。
ゲストがいるときの爆発的な盛り上がりとは少し違うけれど、気づけば最高。朝まで最高。終わったときには THE 最高。
観光名所の少ないここ名古屋にとって、偶数月第3土曜は貴重な鉄板 HOT SPOT。

そんなAUDI.から今回のRICEはSonic Weaponを招いての開催。
Can you feel the Bass?

 
text by G