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ROBERT HOOD

M-PLANT from US

1990年代初頭に、マッド・マイクやジェフ・ミルズと共にアンダーグラウンド・レジスタンス(以下UR)のオリジナル・メンバーとして活躍したことでも知られる、デトロイト・ミニマル・テクノのパイオニアとして君臨する重鎮ロバート・フッド。自らをロバート・ノイズと名乗り、メイン・プロジェクトであるザ・ヴィジョンを中心にハード・スタイルのデトロイト・テクノ作品をリリースしていた。1992年にジェフ・ミルズと共にURを脱退すると、自身のレーベルであるHardwaxやジェフ・ミルズのレーベルAxisを拠点に、ミッシング・チャンネル、ドクター・ケヴォーキアン、インナー・サンクタムなどの名義を使い分けて積極的に作品をリリース。そして1994年には、現在の彼のスタイルの基礎となるレーベルM-Plantを設立し、非常にストイックなミニマル・テクノへと方向性をシフトさせていった。さらにサブレーベルのDrama及びDuetを設立し精力的なリリースを行うが、2002年に一連のレーベル活動を停止。その後はしばらく作品のリリースが停滞するが、2005年にベルギーの名門レーベルMusic Manから「Hoodmusic」シリーズを毎年一枚のペースで発表。その成功を機に2009年に再びM-Plantをリスタートさせた。以降は、精力的なリリースを復活させ、過去の名作のリマスターを行うなどファンを喜ばせてくれている。20年以上に渡りデトロイト・テクノ・シーンの最前線で活躍し続ける彼の姿勢はまさにリスペクトに値するもの。2013年TORQUE004のヘッドライナーとして、東京、大阪を大興奮の音渦に叩き込む。