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Doc Martin

Sublevel

米西海岸随一のダンスミュージック大使であり、音に乗せて愛のメッセージを伝えることができる伝説のDJ、ドック・マーティン。彼は長時間に渡りダンスフロアを完全にホールドできる「DJという名のマジシャン」だ。彼がプレイするとディープハウスのヴォーカルは奥深さと意味を持ち、トライバルのベースラインはアシッドと混ざり合い、膨大なコレクションから放たれるクラシックは新たな命を吹き込まれたかのような輝きをみせる。そして、ハウスという大きな枠でしか捉えることのできないその豊潤なDJセットはフロアにグルーヴを産み、彼の音楽に対する情熱はクラウドをひとつにするのだ。

1986年の夏、サンフランシスコのウェアハウスシーンでDJキャリアをスタート。ディスコ、ファンク、レゲエ、オールドスクールヒップホップからクラシック、ガラージ、ハウス、テクノまで縦横無尽にミックスするスタイルで一躍人気DJになりその後ロサンゼルスに進出。人種・性別・世代を超越したパーティーとして知られるFlammable LiquidやSunday Love、東カリフォルニアのレイヴからロフト、ウェアハウスパーティー、そして90年代にはニューヨークのTwilo、イギリスのCreamでもレジデントDJとして活躍。Frankie Knuckles、Derrick May、Louie Vega、Carl Cox、Sashaらと並ぶ世界のトップDJと称され、その地位を不動のものとする。最近ではニューヨークのCieloやPS1ロンドンFabric、ベルリンPanorama Bar、デトロイトのMovementフェス等に出演するほか、日本では、Yellow、Ageha、Womb、Taicoclub、Audio Festival、Star Nightなどに、シンガーのLilliaと共に出演。過去には、James Brown、Grace Jones、Inner City、The Prodigyらのライヴ・サポートDJも務め、Basement Jaxx & Daft Punkと共にオーストラリアツアーも行っている。

制作面では、A Tribe Called Quest、Moloko、Sylk 130、Mighty Dub Katz (Fatboy Slim)、Blaze、Dubtribe Sound Systemらの作品に関わり、Nervous Records、Classic、Music For Freaks、NRK等のプロジェクトにも参加。King Street Sounds「Mix The Vibe」のほか数多くのミックスCDも手がける。また自身主宰のレーベル<Sublevel>も好調で、<Sublevel Berlin>も発足し、アメリカ仕込のファンキーなグルーヴにベルリンのニューハウスサウンドを融合したようなエモーショナルなトラックがヨーロッパでも高い評価を得ている。