ベテランのシンガーであり、ライター、ミュージシャン、そしてプロデューサーでもあるSugar Minottはレゲエのパイオニアの１人である。1969年にTony TuffとDerrrick HowrdとAfrican Brothersを結成、数多くのプロデューサーのもとで作品を残し解散する。1974年にSugarは名門、Studio OneのCoxson Doddとタッグを組み、その頃沈み気味であったこのレーベルを再びシーンに蘇らせた。1979年に彼はStudio Oneを離れ、自ろのレーベル、Black Rootsを立ち上げる。そしてYouth Promotionというプロダクションも設立、ニューヨーク、ドイツ、ロンドンにブランチを持つ。もちろん本人も現役のシンガーで、今でも第一線で活躍中。レゲエ史上における最重要人物のひとりにして、ルーツ、ラヴァーズ、そしてダンスホールと、あらゆるスタイルをこなすアーティストなのである。