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LA RIOTS

Justice、Bloody Beetroots、MSTRKRFTらが世界中を席巻していた、00年代後期。インディロックとダンスミュージックのブレンドが、時代の新たなムーブメントとして大きなうねりとなっていた。そんな時代の中、奇しくもあの暴動から15年が経とうしていたLAで、そのエレクトロニックサウンドでによって、世界を衝き動かすべく思いで結成されたこのLA Riots。現在はDaniel Lintonのソロプロジェクトとして隆盛を誇るアメリカのダンスミュージックシーンのにおいて、そのオリジネータとしての経験に裏付けられた、時にはテクノや、ハウス 、そして時にはDrum n’ Bassなどの要素も詰め込まれた最上級のEDMをドロップしているDJ/プロデューサーである。POPミュージックのリミックスをこなすにあたり、アンダーグラウンドの信憑性を維持することにこだわり、ジャンルよって区別されることの決してないサウンドを、Kylie Minogueのアムバムタイトルトラックでもある“Boombox”や、Weezer、そしてLady Gaga の“Born This Way”に、またTiestoや、Laidback Luke、そしてSidney Samsonなどへ リミックスワークを数多く提供した。ソニーのプレイステーションへのゲーム音楽の制作もてがけるなど、その活動は多岐に渡っている。その功績は当然ながら、Lollapalooza や、マイアミでのULTRA Music Festival、Electric Zooや、I♥Techno そしてBelgium’で行われた Pukklepop Festival などへの出演へとつながり、昨今ではラスベガスの巨大クラブXS Nightclubでのレジデントや、キャリア初めてとなる全米ツアー Identity Festival Tourを大成功させている。彼のキャリアそのものこそが、実は、現在のアメリカのエレクトロニックミュージックシーンの現代史と呼んでも過言ではない。LA Riotsは度重なる時代の大きな流れの中で、反骨の精神を決して忘れることなく、その経験に裏打ちされた熟練の技術を駆使して、いつの世でも、ダンスフロアの暴動を扇動するグールーとしてカリスマティックに存在しているのである