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Wechsel Garland aka Wunder

Karaoke Kalk

Wunderで知られるJorg Follert(ヨルグ・フォラート)がWechsel Garland(ヴィクセル・ガーランド)名義で来日。90年代後半エレクトロニカの隆盛にひと役かったWunderは、Wechsel Garlandと名義を変えWunder時代よりもアコースティック且つオーガニック路線を推し進めた作品をリリースしている。彼の美しいサウンドは正に Karaoke Kalkというレーベルの音を体現している。'98年にドイツ・ケルンのレーベルKaraoke kalkからリリースされた1stアルバム『Wunder』はドイツのエレクトロニカや音響が注目されるきっかけを作ることとなった名作。その後、'01 年にはMORR MUSICよりSteve Reichを彷彿させるアブストラクトなトラックにマリンバ、ローズピアノ、シロフォン、ハモンドオルガンの響きの美しい、『Wechsel Garland』、さらに'02年にはメランコリックでサロン的な室内楽と、レゲエを基調にダブやブレイク・ビーツを組み合わせたみずみずしいアコースティックアルバム『Liberation Von History』、'03年にはWorld Standardとして知られる鈴木惣一朗と生楽器の柔らかな気配のする『The Isle』をリリース。『Wunder』から7年弱経過した現在、ブラジリアン・ミュージックに傾倒しているというWechsel Garlandの稀にしか行わないDJプレイは、過去のものとなりつつある「エレクトロニカ」へ新鮮な息吹を吹き込んでくれるだろう。また、 Wechsel Garlandはリミキサーとしても活躍しており、Calexico、SilentPoets、朝日美穂他、Chidl's View、レイ・ハラカミにリミックスを提供している。