
Colin McBean aka Mr G。彼は10年以上にわたる長いキャリアを持ち、精力的に様々なレーベルからリリースを重ねるUKアンダーグラウンドの重鎮である。近年では、Rekidsより集大成となる初アルバムを発表し、常に最先端のUKハウスサウンドを発信し続ける彼に、音楽への愛を語ってもらった。
Interview by:Taka Holic
Translated by:Kojun Shimoyama
─ 最初に、最新アルバムである「STILL HERE」について教えてもらえますか?
タイトルにもあるように、今まで悪いことも良いこともあったけど、まだ俺はここにいるぞ"STILL HERE"ってことさ。自分が大好きなこと、信じてることをやり続けて今まだここにいれる。すごく幸せなことじゃないか、そんな気持ちを率直に表現したアルバムなんだ。
─ "Bass Culture"よりEPを出しましたが、その中に"JB's"と名前のついたトラックがあります。それは名古屋のクラブ"JB's"にインスパレーションを受けたものですか?
そうだよ。俺の大好きなクラブだよ、いつだってまた戻ってプレイしたいと思ってる。完璧なサウンドと本物の音楽への愛がそこで感じられたからさ。エイジと彼のチームはいい仕事をしてくれたよ。クレイジーになる時、ディープに踊ってほしい時、色々あるけどクラウドは、俺がプレイした曲をどうやって楽しんでいいか分かっていたよ。またプレイできる日がすごく待ち遠しいよね。
─ 以前にRadio Slaveと一緒に日本へ来て「Rekids Label Showcase」でプレイしましたが、日本でのパーティーに対してどのような印象を受けましたか?それと日本で1番好きなものはなんでしたか?
いやー、最高だったよ。ゴールデンウィークに5つのギグをやったんだよね。新幹線で毎日違う場所に移動して、Radio SlaveとマネージャーのJamesは風邪ひいちゃってさ。でもアーティスティックな面でもすごく刺激が多かったよ。日本は何か自然な暖かみがあるよね、何かいつもの自分じゃないような新鮮な気持ちにさせてくれたよ。いつも、どこにいってもみんな優しかったしね。俺の一番好きな場所だよ、日本は。
─ Radio Slaveとは"Rekids"でのリリースも含めていい形の信頼関係が見て取れますが、どこで彼とは知り合ったんですか?
Radio SlaveとマネージャーのJamesは、いい奴らだよ。2人とは以心伝心みたいなものさ。かなり前になるけど、彼のエディットでPete Tongがよくプレイしていたものがあったんだよ。ロンドンの南の町ブライトンをベースに活動してる"Skint Records"のAndyってやつが、そのころブライトンに住んでいたRadio Slaveのことを知っててね、それで紹介してもらったんだ。そのころから音楽に対する共通の想いが俺たちにはあった。それで、Radio Slaveは、いつかレーベルを持つ時には俺にリリースをしてほしいって言ってくれてた。自分の言葉に正直なやつだよ。
─ 最近のプロジェクトやスタジオワークのことについて聞かせてくれますか?
新しいアルバム制作で忙しいね。Lex Van Delden Jr.の死から1年後に制作に取りかかったものだよ。俺の生き甲斐みたいな人だった。彼が亡くなる前の6ヶ月間は介護もしていたしね。そんなこともあってかなりダークかつディープ、光と影を持ち合わせた、そんな作品になると思うよ。それ以外は、若手の発掘。この世界にまた新しい才能を見いだそうと頑張ってる。それともちろん、Phoenix Gのことも忘れてはいないよ。
─ Josh Wink、Robert Owens、Roger Sanchezとかなりたくさんのリミックスを手がけている印象があるのですが、2012年はどんなリミックスの新作が控えてるんですか?
最近はレーベルでいえば、Hudd Ttracks、Saffari Electronique、Sushi Tech、Sinoにリミックスを提供したね。それと今後予定されているのはHot Creation、Wolf Skills、Thema、Tact、Mood and Grooves。もっとあるんだけどね、まあ忙しく作曲してるってことさ。
─ 自身のレーベルである"Phoenix G"のことについて伺いたいんですが、たくさんのレーベルでリリースする中で、どのように"Phoenix G"でのリリースと他のレーベルでのリリースの住み分けをしているんでしょうか?
自分のレーベルは、やはり自分のためのものって側面が多い。リリースから感じてくれているかは分からないけど、自分自身の感情をより多く込めたものになってるんだ。流行とか関係なく、自分がいいと信じているものをやっているだけさ。リリーススケジュールも自分が好きな時に出してるしね。実は、ほかにも自分のレーベルがあって"Mango Boy"っていうんだけど、そこからはさらにヤバめな曲をだしてるんだ(笑)
─ あなたの楽曲には、他のアーティストとは違った何か特別なものを感じます。古いアナログマシーンを多く使うと聞いたことがあるんですが、日本の若きプロデューサーに向けて、プロダクションをする上で何か特別な秘密があれば教えていただきたいんですが。。。
俺はアナログオンリーだね。MPCとミキサー、それが自分に1番合っているんだ。完璧ではないけれど、生々しく心に響く音だよね。日本の新しくプロダクションを始めた人たちに言いたいのは、何でもトライして自分自身の作曲方法から、自分の音を見つけてほしいってことかな。他の人を真似するんじゃなくってね。プロダクションの技術の追求には終わりは無いよ。音楽を愛して、ありったけの時間を費やすことでやっと何をするべきかが見えてくるはずだよ。
─ 「Holic Halloween Party」でもプレイしてもらいましたが、楽しんでもらえましたか? "Holic"は、レーベルもスタートさせて第1弾は、あなたのEPです。Tomoki Tamuraと"Holic"の印象について教えてくれますか?
Holicのクルーの想いがこもったパーティーだったし、いいクラウドの前でプレイできた。TomokiのDJもオリジナリティー溢れていたよ。Tomokiは、ロンドンのトップシークレットみたいなもんじゃないか?クールガイだよ、経験豊富で音楽に関する愛情と知識を兼ね備えている。パーティーのオーガナイズからDJに至るまで何をしたらいいか分かっているね。
─ 最後になりましたが、日本の人たちにメッセージを一言いただけますか?
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