
イギリスのMixmag誌から"Best Dubstep Radio Station"賞を受賞したSub FMで番組持ち、ブレイクス、ダブステップ、エレクトロ、テクノなどジャンルレスに根強いファンを持つレーベル"Rag & Bone Records"。レーベルオーナーであるWarlockが、2月20日に待望の初来日公演を果たす。これに向けての意気込みや、これまでの経歴、レーベルをスタートさせた経緯などを語ってもらった。
Manami Ogawa
─ 音楽を始めたきっかけは何ですか?音楽的なバックグラウンドを教えてください。
子供のころからラジオでいろんな音楽を聴いていたんだけど、音楽にのめり込んだのはBauhaus、ACR、Joy Divisionとかの影響だね。インディミュージックが大好きだったんだ。挙げだしたらキリがないよ。16歳ごろにMidlandsのナイトクラブでアルバイトを始めて、そのときのDJがいろんな音楽をかけていたんだよね。それに影響されたのが大きかったと思うよ。
─ 80年代後半から90年代前半は、いろんな音楽に枝分かれしてきた時代ですよね。
ちょうど80年代エレクトロ時代に、カレッジに行くためにロンドンに来たんだ。廃ビルパーティーや実験的なラジオ番組がたくさんあっていろんな音楽を聴いた。その当時、友達とラジオ局"Pulse 90.6 FM"を作って、週に3回は番組をやっていたんだよ。それによってLabrynthやHelter Skelterなど、いろんなギグの誘いがくるようになったし、1993年にはSpiral Tribeのセバスチャンと、僕の初めてのトラックを作ってリリースしたんだ。そのころの音はハードテクノやガバだったけど(笑)。
80年代エレクトロミュージックがハードコア、ブレイクビーツ、テクノになってきて、とくにドラムンベースは大好きになっていったんだ。エクストリームだけど、流れ続けるビートが大好きなんだ。いまだにDJ Krustはすごく好きなDJだし、ScornやDepth Chargeも影響を受けたアーティストなんだ。
80年代エレクトロミュージックがハードコア、ブレイクビーツ、テクノになってきて、とくにドラムンベースは大好きになっていったんだ。エクストリームだけど、流れ続けるビートが大好きなんだ。いまだにDJ Krustはすごく好きなDJだし、ScornやDepth Chargeも影響を受けたアーティストなんだ。
─ その後"Kickin' Records"時代が始まるわけですね。あなたはColin Dale、DJ Hell、Bushwacka、Bambam、Surgeonなどたくさんのアーティストのリリースに関わっていましたよね。とくに"Techno Nation"と"Underground London"、"Underground UK"は知られていますが、そのころの話を聞かせて下さい。
あのころはテクノがいろんな方向に枝分かれしていった時期だし、僕自身も1989年からDJをしていてそこからいろんな音楽を聴いてすごく勉強になったんだ。アルバム20枚、シングル30枚くらいのリリースに関わったと思う。DJ Hellも僕がライセンスを取ってリリースしたんだけど、テクノ全盛期でいつもいいものを作れたと思う。僕はもっとアンダーグラウンドな音が好きで、いろいろありながらも、みんな自分が信じていることを貫こうとしていた。だからそれがいい方向にむかったと思う。これまでやってきたことに満足しているよ。
─ 2001年からレーベル"Rag & Bone Records"を始めたそうですが その経緯を教えてください。
"Kickin'"を辞めてしばらく経ったころ 今まで僕を動かしていたものが音楽から何も感じられなくなったんだ。だから2年ちょっと旅にでた。アジアや南アメリカを旅していたときに、何をやりたいのかが明確になり2001年にロンドンに戻ってから、"Rag & Bone"を始めたんだ。僕のパートナーでもあるNoyeahnoと共に、スタジオをセットアップした。とにかく自分たちの好きな音、太いベースラインにこだわったおもしろい音をリリースするということだけにこだわっている。どのカテゴリーにも入らない音楽をリリースしてきたと思う。これはそうしようと思ってしたわけではなく、好きなものを選んできたらそうなったんだ。
─ 確かにジャンルレスですよね。ダブステップファンにも有名なレーベルでもあるし、テクノファンも必ずレコードを持っていますし。
ダブステップ、ブレイクス、エレクトロ、オールドスクール、テクノのメルティングポットという感じかな?
─ 今まで無名だったアーティストの作品をリリースして、そのおかげで彼らがUKでプレイできるようになっていますよね。Exicisionはカナダのアーティストですが 私もロンドンで観ました。これからのレーベルの方向性などを教えてください。
今までAaron Spectre、kanji Kinetic、Excision、Stagga、Drop the lime、King Cannibalなどもリリースしてきたけど ただ僕らが好きな音を探しているだけなんだ。誰にも知られていない、太くて踊れるベースラインの音をラジオでもどんどん紹介していくつもりだし、自分でも作っていくと思う。僕はレコードの音が好きだし、サウンドもいいと思う。でもCDを使うのは新しい音をプレイしたいからなんだ。今聴いたばかりの新しいアーティストの曲でも、CDに落とせばその日にすぐプレイできる。それに今はみんながCDを使うから、耳に聴いた感じは同じなんだ。でもやっぱりレコード独特のディストーションが好きだけど。最近の若いオーディエンスはデジタルで買うから、これからはデジタルリリースも考えているけれど、やはりレコードもリリースすると思う。もちろんレコードにはレコードにあった音を選ぶけどね。コンピレーションCDのリリースも考えているよ。
─ それは楽しみです。去年は"Fabric"でのパーティー「Rag & Bone Room」がありましたよね。今後もパーティーをオーガナイズする予定はありますか?
"Fabric"でのレーベルナイトはとてもたくさんの人に来てもらえてうれしかった。LTJ BukemやDJ Hypeによるフロアもよかったし、イタリアやいろんな国からもお客さんが来てくれたみたいだよ。これからも機会があれば続けていくと思う。
─ いよいよ初来日公演ですね。
5~6年前に観光で行ったことがあるけど、プレイするのは初めてだから、とても楽しみにしているんだ!
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