Squat recordsのオーナーであり、オランダ、ドイツを中心にヨーロッパのHard Technoシーンで3ターンテーブルを操るDJとして知られているJeff Amadeus。6/27にamate-raxiにて開催される「FIERCESOUNDS TOKYO」で待望の初来日を果たす。来日を直前に控えた彼にインタビューを行った。
FIERCESOUNDS TOKYO
http://www.clubberia.com/Event/Detail/?id=143144
Interview & Text:Manami Ogawa

─ 音楽を始めたきっかけを教えてください。
ある日 TVのコマーシャルでGabbaがかかっているのを聴いたんだ。それはサンダードームというオランダのレーベルのCDコンピレーションのコマーシャルで、それを聴いた時に’なんだ!これは!’と衝撃を受けた。それが音楽を始めるきっかけになったんだ。
─ フランスではGabba CDのコマーシャルなんてあるんですね!
そのコマーシャルを観てすぐ好きになった。ボクの怒りやアグレッシブなサイドをこの音楽なら表現できると思ったんだ。
─ いつもニコニコしているJeffさんからは想像もつきませんが、では今までの音楽環境はどんなものだったのですか?
ボクのルーツは Martinique、Westインディなので、レゲエとかとにかくHappyなサウンドばかりだったんだ。色んな意味で虐げられてきたので誰もがHappyな音が聴きたかったのかもしれないし、そういう中で育って来たけれど誰にだって怒りの表現をしたい時があるはず。ボクはそれを普通の生活の中では表さない分、この音楽で表現することを始めたんだ。ハードでナスティーで固くてシャープで、どんな自分にもなれるからこの音楽が好きになった。でも最近はモロッコに行く機会が多いのでアラブ音楽とかも聴いているよ。
─ フランス、スイス、イギリスなどで育って来た環境からこう言う音楽になったと言えますか?

場所や国は関係なく、これは自分のパーソナリティーからそういう表現になったと思う。初めてCarl Coxをテクノパレードで観た時、あの頃 彼はトライバルテクノをplayしていて、まるで彼のルーツが見えた気がしたよ。体全体で血も肉も全て使って表現していた。衝撃的だったんだ。そしてボクも自分のルーツと自分の中にいるもう一人の自分をあんなふうに表現したいと思った。98年頃はトランスもAcidもテクノもまわしたし、いろんなpartyで違った音楽を聴いていた。何でもplayするけど自分を一番表現できるのがHard Technoだな。
─ 特にオランダ、ドイツではシュランツDJとして有名ですがそれについてどう思いますか?
ボクはHard Technoだと思っているけれど(笑)シュランツが始まった頃 あれは新しいスタイルのテクノだったから面白くてplayしていた。人はそうやってラベルを付けたがるけどボクはどう呼ばれたっていいんだ。お客さんが楽しんで踊ってくれるのは 僕も楽しいし嬉しい。それだけなんだよ。
─ 3ターンテーブル、時には4ターンテーブルでやるのは何故ですか?
スクオットでplayし始めた時 その頃みんな同じレコードを持っていてみんな同じ音に聞こえた。だから何か違う事をやりたかったんだ。みんな興味を持ってくれたよ。
─ 2ターンテーブルとの違いは何ですか?
可能性が広がるよね。その音楽(レコード)にあるエネルギーを集めあってもっと強烈にできると思うんだ。それに観ていても楽しい。DJはエンターテイナーだから。人はDJを観て踊るから観ていて楽しい方がいいに決まってるよ。
─ 今、進行しているプロジェクトはありますか?
いろいろあるけどまだ言えないなぁ。あ!バイオリンを買ったのでこれから習うつもりだよ!
─ 今回の初来日に関して、日本について一言。

たくさんの日本人に会うんだろうなぁ(笑)日本の漫画は大好きだし、座頭市のファンだし、Kinji Fukasakuの映画とかも好きなのでとても楽しみなんだ。だけど人々がどういうふうに反応するのか全く想像がつかないよ。日本人はとてもextreme(極端)だと思うから(笑)extremeな音楽を気に入ってもらえると嬉しいけど。
