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mint condition

過去にKez YM、Rondenion、Sauce81、Saiといった海外での立ち位置を着実に築いているラインナップで開催されている「mint condition」。今回特徴的なのは、MCDEを主宰しているPablo Valentinoが平行して運営している"Faces Records"からのリリースする「Kez YM」がハブとなったラインナップとなったことだろう。

まず、高円寺の人間交差点"Grassroots"よりコアなダンスミュージックフリークスから絶大な支持を得ている「DJ Masa a.k.a Conomark」。ヒップホップ、ジャズ、ハスウ、テクノなどと、ずば抜けた選曲センスを誇り全国からオファーが絶えない。

次に、シカゴのカルトレーベル"Mathematics Recordings"からリリースする神戸在住の「Takeshi Kouzuki」。レーベルオーナーのJamal Mossも大プッシュする才能の彼。脅威のディープテクノを鳴らす知る人ぞ知るアーティストだ。

そして最後に、Kai Ishikawa & Megumilkによるハウスユニット「Nebu Soku」。2009年末に全世界にリリースされたシングル、「Wake Up...」のリリースを皮切りに2010年には、マイアミで開催されるWMCへの出演と活動の場を徐々に広げている。

最初にも述べたが、この3組は「Kez YM」と全てがパーティーで繋がっている。ブラックネス溢れるデトロイトマナーな音楽性、シカゴ特有のラフでルードなグルーヴ、初めて聴く異形な音色が交わり艶を帯び、タイトルが示すように「もっとも、いい状態」の音楽、そしてそこで生まれる、今一時の空間を体験することをオススメしたい。(text : yanma)