神波 京平

DBS主宰

1996年から新宿リキッドルームで本場UKのDJ/アーティストを招聘したイベント、DRUM & BASS SESSIONSを開催。現在は代官山Unitを拠点に2016年、20周年を迎える。毎回聴き逃せないラインアップで最高のサウンド、ヴァイブス&アトモスフィアを提供している。

http://www.dbs-tokyo.com

 2015年はDBSがスタートしてから19年目、バリエーションの拡がる広義のUKベースミュージックのエッセンスを紹介することができた。皮切りの3月、UKファンキー/UKガラージの精鋭ROSKAとダブステップ〜ジャズ/ファンクを遊泳するSWINDLEのフレッシュコンビ。東京ギグのヴァイブがSWINDLEの傑作最新アルバム『PEACE,LOVE&MUSIC』に反映されたのは喜ばしい。5月にはドラム&ベースのミュージカルサイドを深化させるHospitalの首領LONDON ELEKTRICITYと日本が誇るMAKOTOが共演。7月は真夏のジャングル・ベース・セッションとしてジャングルのパイオニア、CONGO NATTYと息子のCONGO DUBZ、アルバム『500』でダブステップの真髄を示したCASPAが揃って来日した。9月には新作『THE MORE THINGS STAY THE SAME』をはじめ、円熟した活動を示したDEGOがAirにてKYOTO JAZZ MASSIVEとゴージャスな一夜を届けてくれた。Airの年内クローズの報は残念でならない。
 そして、DBS19周年を祝す10月は「モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン2015」の一環として開催でき、サウンドシステムミュージックとしてのダブステップを実践し続けるDMZのMALA&COKIが揃って来日し、GOTH-TRADとともに最先鋭のダブプレートセッションを展開した。11月は恒例の年に一度のシャカ祭り、キング・オブ・ダブことJAH SHAKA師。Unitにサウンドシステムをフル導入し、SHAKAがプリアンプを操作するUKスタイルの単独ロングセッションが実現した。そして12月はグライムのニューウェーブをリードするレーベルButterzの双頭ELIJAH&SKILLIAMがCircusを急襲、UK次世代のパワーを印象づけた。
 以上、2015年を振り返ってみたが、いつも応援してくださる関係者、出演者、媒体の皆さま、そしてお客様に心から感謝いたします。2016年はDBS20周年を迎えます。2016年の一発目となるDBSは1月10日、新春に開催。アルバム『PEACE,LOVE&MUSIC』が好評中のSWINDLEとUKアンダーグラウンドシーンで最注目中のFlava D嬢を迎え、フレッシュにスタートします! どうぞよろしくお願いします。