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PICNIC PEOPLE PANIC

未踏のダークサイケデリックを追求し、破壊的な高揚と歪んだ磁場をダンスミュージック・フリーク達にもたらす PICNIC PEOPLE PANIC が11月14日、第3回目を開催する。PPP が追い求める理想郷を実現するため、この日もまた国内外の素晴らしい DJ 達が集う。

2F メインフロアには生粋のヴァイナルプレイヤーである Vladimir Ivkovic と DJ Masda によるツーマン企画が初めて開催される。1年前、このプロジェクトの始まりを共にした Vladimir Ivkovic は多様な音楽シーンの深部と繋がり、マニアックな再発も送り出してきたレーベル Offen Music 主宰している。デュッセルドルフの音楽発信拠点 Salon des Amateurs にて10年以上レジデントを務める。90年代のサイケデリック・トランスのスクリュープレイや、テクノやハウスなど純粋なダンストラック、更にはコズミックなパンクストラックまで、ありとあらゆる音楽を魔術的に駆使する。音が空間を歪ませるとはまさにこの事である。DJ としての本質と美学は、彼のキャリアを知れば知るほどより深みが増していく。この壮大なストーリーテリングを目撃するこの夜が明けた時には、誰しもが彼の虜となっているであろう。

そしてもう1人この DJ ブースのデッキを取るのは Cabaret Recordings を主宰する DJ Masda だ。フィジカルに拘り、オリジナティとイマジネーションに富んだプレイは、圧倒的なイマーシブを生み出す。世界各地で彼のヘッズが続出している事からも、彼からしか得られない養分というのが確実に存在する。毎週末世界のどこかしらでプレイを重ね、磨かれ続けている耳の良さと叩き上げのスキルが、聴衆に飽和を一切与えないないのだ。80年代から現在にいたるテクノ、ハウス、エレクトロ等のバイナルレコードをモダンな切り口でスムーズに紡ぎ合わせていくことに定評があるが、優れた DJ セットが機器の進化や技術だけではなく、感情やその発展経過も含んだ複合的な情報で作られることを再認識させてくれるのが彼のセットの最も特筆的な価値である。

1F では Rainbow Disco Club を立ち上げ初期から支える運営スタッフ達で構成された本部2がキュレーションする。ここでは毎回シーンのコアなアーティストが1組 All Night Long で出演する。この日は西東京発、世界中で大暴れする心優しきダンス怪獣コレクティブ Timothy Really Lab. が20周年を記念したスペシャルなセットをお届けする。2000年代初頭、古き良きトランス黎明期に生を受けた彼らが、今一度オルタナティブなダンストラックを交差させフロアに熱狂を生み出すであろう。

4F では TPC がソウルフルなハウスやバレアリックなディスコが色彩豊かな物語を構築してくれる。DJ Bar OATH、Aoyama TUNNEL にてレギュラーイベントを持ち、Dazzle Drums とのパーティー Prisma を NUMM にて開催している Minami は、力強さと温かさのかけ合わさったスタイルでダンスミュージックのファンダメンタルを魅せてくれる。また、沖縄を拠点に活動し NTS や RADIO TNP 等からミックスをリリースしている Kiora は、80年代後半のイビサにおけるムーブメント The Second Summer Of Love を彷彿とさせるバレアリックビーツを意識した選曲でフロアを包み込む。そして本フロアのキーマン MASAYASU。群雄割拠な東京のシーンを象徴する DJ/プロデューサー。優れた選曲センスとグルーヴのあるミックスで本フロアを一味ちがうものへと昇華してくれる。

PPP にはバラ色の回顧や自画自賛的なエゴイズムは存在しない。天空に舞い上がるほどの次元の高揚感を答えとする。音楽への深い愛情と共に D Jを行為のみに終わらすことなく、フロアで生まれる奇跡とその先にあるストーリーを伝えることを心がける。
https://www.pioneerdj.com/ja-jp/landing/ddj-wego4-and-wedj/