ARTISTS
>

Chris Brown

1989年5月5日生まれ、ヴァージニア州タッパハノック出身。影響を受けたシンガーは、マイケル・ジャクソン、サム・クック、ダニー・ハザウェイなど。 11歳でプロのシンガーを志し、13歳のときに地元のプロダクションに実力を認められてニューヨークに移住。地道にレコーディング作業を繰り返すなか、 2004年に晴れてメジャー契約を勝ち取った。翌2005年8月にはシングル“Run It!”を引っさげて華々しくデビュー。同曲をいきなり全米チャートの首位に送り込むと、11月にはたたみかけるようにファースト・アルバム『Chris Brown』を発表。“Yo (Excuse Me Miss)”“Gimme That”“Say Goodbye”“Poppin'”など、すべてのシングルをR&Bチャートのトップ5圏内にランクさせる快挙を成し遂げた。その後、映画『スト ンプ・ザ・ヤード』や『This Christmas』(日本未公開)での銀幕進出を経て、2007年11月には満を持してのセカンド・アルバム『Exclusive』をリリース。 “Kiss Kiss”(全米1位)と“With You”(2位)のビッグ・ヒットが追い風になって、アルバムのトータル・セールスは2作連続で300万枚を突破した。この勢いはとどまるところを知ら ず、2008年6月には新曲を加えたセカンド・アルバムの新装デラックス版『Evolution: Forever Edition』を発表。ここからも“Forever”(2位)がプラチナム・ディスクに輝いている。2009年12月リリースのサード・アルバム 『Graffiti』からも“I Can Transform Ya”(R&Bチャート11位)のスマッシュ・ヒットを放って安定した人気ぶりを誇示すると、2010年に入ってからはミックステープ・シーンに 本格参入。『In My Zone』(2月)、『Fan of a Fan』(5月)、『In My Zone 2』(11月)と、1年を通じてフリーダウンロードのミックステープを3タイトルもリリースするという精力的/先鋭的な活動を展開した結果、『Fan of a Fan』からは“Deuces”(R&Bチャート1位)と“No Bullshit”(同3位)のヒット・シングルを輩出。R&Bチャートを実に9週にわたって制した“Deuces”にいたってはカニエ・ウェス トやアンドレ3000(アウトキャスト)、T.I.、ドレイク、リック・ロス、ファボラスら錚々たるラッパーをフィーチャーしたリミックス・ヴァージョン も制作され、2010年を代表するR&Bシングルとして高い評価を獲得している。そんな中、満を持してリリースしたキャリア4作目のアルバム 『F.A.M.E.』が自身初となる全米1位を獲得、同アルバムからは“Deuces”他、“Yeah 3x”“Beautiful People”“Look At Me Now”“Next To You”といった複数のシングル・ヒットが生まれた。さらに第54回グラミー賞では念願の「最優秀R&Bアルバム」を受賞、過去最高の名誉と共に スターダムを確立した。