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Hot Toddy

Crazy P/Futureboogie

1999年のデビューリリース以降、Hot Toddyは、Crazy Pとの活動の傍ら、着実にソロ・アーティストとしての道を歩みはじめていた。

彼の音楽に影響を及ぼしたものは数知れない。
父親が弾くフォークやブルースギター。自宅にあったキーボードやトラックレコーダー。
学校の音楽室のドラムセットに、幼い頃観た映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」。
大学(ノッティンガム・トレント大学)にあったミキシングデスクやAkaiのサンプラー。
それから当時ノッティンガムで既に活発だったハウスシーン・・・。
それらすべてがあって、いまのHot Toddyがある。

最初のヒットは、2002年の彼のデビューLP「スーパーマジック」。

彼はCrazy P(当時はCrazy Penis)のワールドツアーにアレンジャー兼ギタリストとして参加していたのだが、同時に、ノッティンガムの優秀なレ―ベルからのリリースも精力的に行っていたのだ。

Crazy Pの大ヒットラストアルバム「Stop Space Return」のリリースと、それに伴うツアーが終わるとすぐに、Toddyは本格的なレコーディングを再開。
そして2010年はじめに、彼のセカンドアルバム「Late Night Boogie」をサンフランシスコのレーベル、Smoke and Mirrorsからリリースする。

アルバムには、Crazy PのボーカルDanielle MooreとJennifer Rhonwenが参加。ToddyがCrazy Pと共に創りあげてきた音が、そのアルバムにはつまっていた。

アルバムのなかの「I Need Love」はCrazy PプロダクションのパートナーRon Basejamがボーカルで参加しているとてもレアなトラックなのだが、それが特に注目を浴び、Eskimo Recordsがそのライセンスを修得。
後にMorgan Geistもそのリミックスに参加した。

Joey NegroやMousse T、Lovebirdsのトラックのリミックス、それから、Crazy Pの「Never Gonna each Me」もToddyの手にかかるとまた更に素晴らしい変化をうみ、それらはThe RevengeやTom Middleton、Pete Tong、 King Britt、Tim SweeneyやTensnake、 Jamie Jones、Wolf and Lambなどから好評を得る。

2010年の終わりには、Hot Toddyはリミックスの達人としてその名を馳せるようになっていた。