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REBOLLEDO

Comeme

ドイツの名門Kompaktレーベルからの作品でも知られるメキシコ出身の鬼才、マティアス・アグアヨが運営するレーベルComeme。ブエノスアイレス、ケルン、サンチアゴ、ロンドン、パラグアイ、メキシコといった多国籍なエレクトロニック・ミュージックを独自の感性で送り出す個性派レーベル。その看板的存在であるマウリチオ・レボレドは、メキシコのハラパを拠点に活動する新進気鋭のアーティスト。2009年にレーベル第一弾リリースとなったマティアスとのカップリング・シングル「Pitaya Frenesi」でデビューし、同年にはソロ・シングル「Guerrero」を発表。なんとも形容のしがたいオールドスクールなエレクトロ・ディスコ・サウンドにフリーキーなヴォーカル、独自のラテン的なエッセンスやニューウェイヴ的なスタイルを盛り込んだ摩訶不思議なクラブ・トラックをプロデュースする。作品の制作をKompaktが受け持っているだけあってサウンド・クオリティは抜群ながら、出所不明のミステリアスなスタイルが実に魅力的である。そんな彼の持つ特異な音楽の完成形といえるのが昨年10月にリリースされたファースト・アルバム『Super Vato』。この作品ではさらにオリジナルなスタイルを追及した幅のあるサウンド作りに挑戦し、DJやクラブ・シーンだけでなく多方面のリスナーからも高い評価を得た。また同じくKompakt一派のスーパーピッチャーとの共同ユニットであるパチャンガ・ボーイズとしてもユニークな作品を発表している。