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Francisco Ruiz-Tagle

 

フランシスコがデビューを飾ったのは2006年、チリにおけるLove Paradeであった。 "the Electronic Music Collective EUPHORIA”主催による「AUDIOMORPHOSIS」と名づけられたそのイベントの初回公演において、チリエレクトロニック・シーンの中で最も傑出したDJ陣と共演を果たし、華々しくシーンに名乗りをあげた格好だ。彼の繰り出すビートの前でじっとしていられる者などなく、まさにAlejandro Vivanco, Felipe Venegas, Andre Butano, Uhmo, Zikuta, Canu (Arg), Rodrigo Laffertt等のように才能溢れるアーティストを彷彿とさせるものであった。フランシスコは、CLUB LA FERIA、GranCentral、Nativa Bambu (エクアドル)、ZEN Electromundo (モンタニータ、エクアドル)、Suzie (グアヤキル)、Levitar (ブエノスアイレス)、Sofia HiFi Concepcion、Teatro Caupolican、Club SweetやCLUB DECLIVEのような南米クラブのダンス・ミュージック・シーンの、まさに最前線において精力的に活動を続けている。

 

現在わずか26歳の彼は、チリ、サンティアゴのNo1クラブとの呼び声も高い「CLUB LA FERIA」の最年少のレジデントでもある。ダンスフロアにおいてパワフルなグルーブを維持する彼のセットは、2度とリピートされる事のないその場限りのものであり、そこに居合わせる聴衆もまた彼のセットの重要な一部として取り込んでしまうかのような臨場感あふれるものだ。そしてそのプレイの魅力が栄誉あるレジデンシーを可能にしているといえる。彼のセットは繊細で上品なハウス・ミュージック、またエスニックなパーカッションとテックハウス色のあるヴォーカル・トラックなどが顕著であり、熱気を帯びた雰囲気と心奪われるようなグルーブを醸し出す。

 

2011年度チリのパタゴニカDJコンテストのチャンピオンとして初来日する彼のすばらしいプレイを是非体験してほしい。